セントラル警備保障(9740)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 493 | 17 | 11 | 11 | 5.3 | 78.8 | — | 43.6 |
| FY2017 | 537 | 17 | 13 | 2 | 5.6 | 92.2 | 30.0 | 44.8 |
| FY2018 | 624 | 34 | 22 | 28 | 9.1 | 152.4 | 30.0 | 45.0 |
| FY2019 | 678 | 43 | 29 | 20 | 10.3 | 196.8 | 38.0 | 45.5 |
| FY2020 | 674 | 46 | 31 | 24 | 10.0 | 214.4 | 40.0 | 47.7 |
| FY2021 | 691 | 52 | 37 | 48 | 11.0 | 251.4 | 45.0 | 52.2 |
| FY2022 | 648 | 40 | 26 | 42 | 6.9 | 177.3 | 48.0 | 56.8 |
| FY2023 | 680 | 43 | 54 | 116 | 13.5 | 368.8 | 50.0 | 57.9 |
| FY2024 | 714 | 43 | 32 | 0 | 7.7 | 222.0 | 60.0 | 62.0 |
| FY2025 | 787 | 45 | 25 | 4 | 5.7 | 174.9 | 60.0 | 57.6 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
セントラル警備保障は、長年の実績と信頼により、警備サービス業界において一定のブランド認知度を確立している。しかし、特許や独自のIPによる明確な優位性は限定的であり、競合他社も同様のサービスを提供可能であるため、無形資産による競争優位性は弱い。
警備サービスは、導入済みのシステムや運用体制、従業員の習熟度などから、顧客が他の警備会社へ乗り換える際には、初期コストや運用変更の手間が発生する。特に大規模施設や金融機関などでは、セキュリティレベルの維持・向上を考慮すると、乗り換えのハードルは一定程度存在する。
警備サービスは、顧客が増加しても、個々の顧客へのサービス提供価値が直接的に向上するネットワーク効果は発生しない。サービスは基本的に個別契約に基づいて提供されるため、プラットフォーム型ビジネスのようなネットワーク効果は期待できない。
警備員の人件費がコストの大半を占める。セントラル警備保障は、長年の経験と効率的な人員配置により、一定のコスト管理能力を有していると考えられる。しかし、人件費の高騰や新規参入企業による低価格攻勢のリスクも存在し、構造的なコスト優位性は限定的である。
警備業界は、全国的なネットワークと多様な顧客基盤を持つ企業が有利となる傾向がある。セントラル警備保障は、全国に拠点を持ち、多様な顧客(オフィスビル、商業施設、個人宅など)に対応しているため、一定の規模の経済性を享受している。しかし、業界全体としては多数の競合が存在する。
競合との比較優位
強気シナリオ
AIやIoTを活用した高度な警備システムの開発・導入によるサービス付加価値向上
M&Aや提携による事業エリアの拡大とサービスラインナップの拡充
人材育成・定着率向上による高品質なサービス提供の維持
弱気シナリオ(モート侵食)
人件費の高騰による収益性の悪化
競合他社による低価格攻勢や技術革新への対応遅れ
セキュリティ事故発生による信頼失墜と顧客離れ
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
セントラル警備保障の投資が失敗するには、まず、警備サービスにおけるスイッチング・コストが想定以上に低いことが証明される必要がある。例えば、技術革新により、既存システムとの互換性が高く、導入・移行コストが極めて低い新しい警備ソリューションが登場し、顧客が容易に乗り換え可能になるシナリオだ。また、同社がAIやIoTといった先進技術への投資を怠り、競合他社がより低コストで高付加価値なサービスを提供し始めた場合、同社の価格競争力とサービス優位性が失われる。さらに、人件費の高騰が抑制されず、同社の収益性を圧迫し続ける一方で、新たな収益源の確保に失敗し続ける状況も考えられる。これらの要因が複合的に作用することで、同社の持続的な競争優位性は失われ、投資としての魅力は低下するだろう。
5年後のモート予測
AI・IoT活用によるサービス高度化と新規顧客獲得が進み、売上・利益ともに堅調に成長。特に法人向け高付加価値サービスが牽引する。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな成長を見込む。コスト管理が重要となり、利益率は横ばい傾向で推移する。
人件費高騰と競合激化により、既存顧客の維持が困難になる。新規サービス展開も遅れ、売上・利益ともに減少基調となる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 382億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 57.6% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -0.4% | |
| 6. 適度なPER | PER 15.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.90倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-05-29 臨時報告書