スペース(9622)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 492 | 34 | 22 | 41 | 8.6 | 98.7 | 50.0 | 80.2 |
| FY2017 | 507 | 37 | 25 | 25 | 9.4 | 103.1 | 55.0 | 79.9 |
| FY2018 | 465 | 33 | 21 | 8 | 7.7 | 87.2 | 54.0 | 82.7 |
| FY2019 | 502 | 31 | 19 | 0 | 6.8 | 79.8 | 54.0 | 83.4 |
| FY2020 | 400 | 13 | 11 | 41 | 3.9 | 45.6 | 34.0 | 84.2 |
| FY2021 | 424 | 22 | 15 | 22 | 5.2 | 61.3 | 36.0 | 84.6 |
| FY2022 | 467 | 21 | 14 | -1 | 4.7 | 56.7 | 36.0 | 83.5 |
| FY2023 | 528 | 26 | 17 | -10 | 5.5 | 68.8 | 40.0 | 81.6 |
| FY2024 | 642 | 35 | 26 | 27 | 7.8 | 104.3 | 54.0 | 79.6 |
| FY2025 | 715 | 48 | 38 | 16 | 10.8 | 153.8 | 78.0 | 77.2 |
バフェット流モート診断
総合スコア:4/25 主要モート:none 持続性:判定中
スペース(証券コード9622)は、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPを保有しているという公開情報は見当たらない。事業内容はイベント・展示会・映像制作であり、これらの分野で突出した無形資産を持つ競合他社との差別化要因は現時点では不明瞭である。
イベント・展示会・映像制作においては、一度取引のある顧客との関係性が継続する可能性はある。しかし、顧客が競合他社へ乗り換える際の直接的な金銭的損失や、システム的な制約が小さいと考えられるため、スイッチング・コストは限定的と判断される。
スペースの事業モデルは、ユーザー数の増加がサービス価値を直接的に高めるネットワーク効果を生み出す構造ではない。イベントや展示会は参加者間の交流はあるものの、プラットフォームとしてのネットワーク効果は期待できない。
イベント・展示会・映像制作業界は競争が激しく、価格競争に陥りやすい。スペースが他社と比較して構造的に低いコストでサービスを提供できるような、規模の経済や独自の調達力、効率的なオペレーションに関する情報は現時点では確認できない。
イベント・展示会・映像制作業界は多数のプレイヤーが存在する競争市場である。スペースが業界規模に対して最適化された少数寡占を形成しているとは言えず、規模の経済による優位性は限定的である可能性が高い。ただし、一定の事業規模は有している。
競合との比較優位
強気シナリオ
コロナ禍を経て、リアルイベントへの需要が回復・増加する。
大手企業からの大型案件の受注が継続的に増加する。
新規事業やDX推進による新たな収益源の確立に成功する。
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社との価格競争が激化し、収益性が悪化する。
景気後退により、企業の広告宣伝費やイベント投資が抑制される。
オンラインイベントへのシフトが加速し、リアルイベントの需要が構造的に低下する。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
スペースの投資が失敗するには、まずイベント・展示会・映像制作市場全体が縮小し、特にリアルイベントの需要がオンラインへの代替や、企業のコスト削減圧力によって恒久的に低迷することが必要である。また、同社が持つ顧客基盤やクリエイティブ能力が、競合他社に対して競争優位性を発揮できず、価格競争に巻き込まれて収益性が著しく低下するシナリオも考えられる。さらに、新規事業への投資が失敗し、既存事業の成長も鈍化することで、キャッシュフローが枯渇する可能性も否定できない。これらの要因が複合的に作用することで、同社の持続的な成長と収益性が損なわれる。
5年後のモート予測
イベント需要の回復と新規事業の成長により、売上・利益ともに堅調に拡大。特に大型案件の獲得や、オンラインとの融合による新たな価値提供で市場シェアを伸ばす。
市場環境は緩やかな回復基調だが、競争激化により利益率は横ばい。既存事業の安定性を維持しつつ、DX関連など新規分野での緩やかな成長を目指す。
景気後退やオンラインシフトの影響でイベント需要が低迷。価格競争の激化により収益性が悪化し、事業規模の縮小を余儀なくされる可能性。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 369億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 77.2% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 39.4% | |
| 6. 適度なPER | PER 9.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.06倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準