バリューHR(6078)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 26 | 4 | 2 | 4 | 10.5 | 77.2 | 35.5 | 40.4 |
| FY2017 | 30 | 4 | 3 | 7 | 13.4 | 52.3 | 40.0 | 39.9 |
| FY2018 | 36 | 6 | 2 | -45 | 10.7 | 42.4 | 24.0 | 21.0 |
| FY2019 | 43 | 7 | 6 | 8 | 21.3 | 93.6 | 33.0 | 21.9 |
| FY2020 | 45 | 7 | 5 | -8 | 15.5 | 38.8 | 17.5 | 21.5 |
| FY2021 | 55 | 10 | 7 | 7 | 12.6 | 55.3 | 24.5 | 31.8 |
| FY2022 | 62 | 12 | 9 | 7 | 15.6 | 33.6 | 18.0 | 33.6 |
| FY2023 | 71 | 14 | 10 | 12 | 15.4 | 37.0 | 24.0 | 36.5 |
| FY2024 | 84 | 11 | 8 | 13 | 11.8 | 29.6 | 25.0 | 37.3 |
| FY2025 | 101 | 9 | 6 | 9 | 9.1 | 23.5 | 26.0 | 37.7 |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
バリューHRは、特定のブランド力や特許、規制ライセンス、独占的IPに依存する事業モデルではない。健康診断や健康増進サービスは、一般的に差別化が難しく、無形資産による競争優位性は限定的である。
企業向け健康診断サービスにおいて、一度契約した企業が他のサービスへ乗り換える際には、手続きやデータ連携の手間が発生する。また、従業員の健康データ管理の継続性も考慮されるため、一定のスイッチング・コストが存在する可能性がある。
バリューHRの事業は、顧客が増えることでサービス自体の価値が向上するネットワーク効果は期待できない。個々の顧客(企業や個人)の利用が他の顧客の便益に直接影響を与える構造ではない。
健康診断の実施やデータ管理において、効率化によるコスト削減の努力は行われていると考えられるが、業界全体で価格競争が発生しやすく、構造的なコスト優位性を確立しているとは言えない。特に、健保組合や企業からの価格交渉圧力は存在する可能性がある。
健康診断・健康管理サービス市場は多数の事業者が存在し、競争は激しい。バリューHRは一定の規模を持つものの、業界全体を寡占するほどの圧倒的な規模の経済性は見られない。多数の健保組合や企業との取引実績は強みだが、市場シェアは限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
健康経営の推進による企業向けサービス需要の拡大
データ分析に基づいた付加価値サービス(予防医療、特定保健指導など)の提供強化
M&Aによる事業規模拡大とサービス網の拡充
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による価格攻勢やサービス差別化の進展
健康診断・特定保健指導に関する制度変更リスク
個人情報保護規制の強化や情報漏洩リスク
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
バリューHRの投資が失敗するには、健康経営への関心の低下、あるいは健康増進サービス市場における競争が激化し、価格破壊が起こることが真実でなければならない。特に、大手医療機関やIT企業が参入し、既存の健保組合や企業との関係性を覆すような革新的なサービスや低価格戦略を展開した場合、バリューHRの既存のスイッチング・コスト優位性は失われ、収益性が悪化するだろう。また、個人情報保護に対する懸念から、企業が健康管理サービスのアウトソーシングを敬遠するような社会的な風潮が強まることも、事業の根幹を揺るがす要因となる可能性がある。
5年後のモート予測
健康経営のトレンドを捉え、企業向けサービスを拡充。データ活用による付加価値サービスで収益を伸ばし、売上・利益ともに着実な成長を続ける。
既存事業を維持しつつ、緩やかな成長を目指す。健康経営関連の需要は堅調だが、競争激化により利益率は伸び悩む可能性。
制度変更や競争激化により、既存事業の収益性が悪化。新規サービス展開も遅れ、売上・利益ともに低迷するリスク。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 376億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 37.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -11.2% | |
| 6. 適度なPER | PER 59.7倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 5.46倍 |
合格数:1/7 部分的合格