沖縄電力(9511)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 1,800 | 91 | 55 | 121 | 3.6 | 140.4 | — | 38.1 |
| FY2017 | 1,961 | 93 | 63 | 174 | 4.1 | 147.0 | 60.0 | 37.7 |
| FY2018 | 2,055 | 54 | 38 | -8 | 2.5 | 72.4 | 60.0 | 37.8 |
| FY2019 | 2,043 | 103 | 67 | 101 | 4.3 | 129.4 | 60.0 | 37.7 |
| FY2020 | 1,905 | 126 | 83 | 22 | 5.1 | 153.3 | 60.0 | 37.8 |
| FY2021 | 1,762 | 28 | 20 | -176 | 1.2 | 36.1 | 60.0 | 35.7 |
| FY2022 | 2,235 | -484 | -455 | -765 | -39.7 | -837.0 | 60.0 | 23.4 |
| FY2023 | 2,364 | 35 | 24 | -64 | 2.0 | 44.0 | 0.0 | 23.4 |
| FY2024 | 2,365 | 73 | 43 | 0 | 3.5 | 79.6 | 10.0 | 24.3 |
| FY2025 | 2,202 | 93 | 62 | -78 | 4.7 | 114.8 | 20.0 | 25.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
沖縄電力は、沖縄県という特定の地域における電力供給という独占的な事業免許を有している。これは参入障壁として機能するが、再生可能エネルギー導入促進など外部環境の変化による影響も受ける。ブランド力は地域密着型で一定の信頼を得ている。
電力自由化は進んでいるものの、沖縄県という地理的制約とインフラの特性上、一般家庭や中小企業が他社へ容易に乗り換えることは難しい。大規模工場などは選択肢を持つ可能性があるが、全体としてはスイッチングコストは比較的高い。
電力供給事業には、ユーザーが増えることでサービスの価値が直接的に向上するネットワーク効果は基本的に見られない。
燃料費の変動に大きく左右されるため、構造的なコスト優位性を確立することは難しい。ただし、地域特有のインフラ維持コストや、再生可能エネルギー導入によるコスト構造の変化が今後の焦点となる。
沖縄県という限られた市場において、電力供給インフラを独占的に、あるいは寡占的に運営している。これにより、一定の規模の経済性は享受できていると考えられるが、本土の大手電力会社と比較すると規模は小さい。
競合との比較優位
強気シナリオ
再生可能エネルギー導入拡大によるコスト削減と収益源多様化
沖縄経済の成長に伴う電力需要の増加
インフラ老朽化対策やスマートグリッド化による効率改善
弱気シナリオ(モート侵食)
燃料価格の高騰による収益圧迫
再生可能エネルギー導入コストの増加と系統安定化の課題
電力自由化の進展による競争激化と顧客流出
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
沖縄電力の投資が失敗するには、まず沖縄県における電力需要が予想に反して低迷し、経済成長が停滞することが必要である。さらに、再生可能エネルギーの導入が、当初の想定よりも大幅にコスト増となり、かつ技術的な課題から安定供給が困難になる状況が考えられる。また、電力自由化が沖縄県でも急速に進展し、新規参入企業が低価格で顧客を奪い、沖縄電力のスイッチングコストの優位性を無効化するシナリオも考えられる。加えて、燃料調達における国際情勢の悪化や、為替レートの急激な変動が、コスト構造を悪化させ、収益性を著しく損なうことも、この投資の失敗要因となりうる。
5年後のモート予測
再生可能エネルギーの普及と沖縄経済の成長により、電力需要が増加し、収益性が改善する。コスト構造の最適化も進み、安定した成長が見込まれる。
燃料価格の変動リスクはあるものの、インフラ投資や効率化により、緩やかな成長を維持する。再生可能エネルギー導入は進むが、コスト増要因ともなる。
燃料価格の高騰と再生可能エネルギー導入コストの増加が収益を圧迫する。電力自由化の進展も重なり、業績は低迷するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 514億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 25.0% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 8.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.39倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-07-01 臨時報告書