9536

西部ガスホールディングス(9536)に経済的な堀はあるか

電気・ガス業 電気・ガス

株価

現在株価
2,586
2026-09-01
時価総額
824 億円

主要指標

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株価推移

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▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2016 1,681 96 34 94 4.6 9.3 19.8
FY2017 1,966 107 59 149 7.3 159.8 7.0 21.3
FY2018 2,035 101 55 -39 6.7 148.1 20.8
FY2019 2,044 76 47 -75 5.8 126.7 70.0 19.9
FY2020 1,920 49 18 -48 2.1 48.5 70.0 20.5
FY2021 2,153 5 5 -36 0.6 13.4 70.0 18.8
FY2022 2,663 108 132 58 14.1 356.9 70.0 20.9
FY2023 2,563 97 62 -60 5.8 166.2 70.0 22.8
FY2024 2,544 105 64 86 5.7 171.8 70.0 23.2
FY2025 2,618 125 71 -85 5.8 196.2 70.0 24.7

バフェット流モート診断

無形資産
●○○○○
1/5
スイッチング
●●●○○
3/5
ネットワーク
○○○○○
0/5
コスト優位
●●○○○
2/5
効率規模
●●●●○
4/5

総合スコア:10/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中

無形資産1/5

地域独占的なガス供給事業であり、新規参入には許認可が必要。しかし、ブランド力や特許による明確な優位性は限定的。地域社会との関係性が無形資産の一部となりうるが、定量化は難しい。

スイッチングコスト3/5

ガスインフラは地域ごとに固定されており、顧客が他のガス会社に切り替えることは物理的に不可能。ただし、電力との自由化競争は存在し、完全なスイッチング・コストとは言えない。インフラ維持・管理の手間も乗り換え障壁。

ネットワーク効果0/5

ガス供給事業はネットワーク効果を生む構造ではない。顧客が増えても、個々の顧客にとってのサービスの価値が直接的に向上するわけではない。

コスト優位2/5

大規模なインフラ投資と維持管理コストがかかる。規模の経済は存在するが、規制料金によって価格決定されるため、コスト優位を直接的な利益に結びつけにくい。調達コストの変動リスクあり。

規模の経済4/5

特定の地域(福岡県、佐賀県の一部、長崎県の一部)におけるガス供給において、ほぼ独占的な地位を確立している。インフラ投資は巨額であり、新規参入が困難なため、既存事業者の規模が優位性となる。

競合との比較優位

強気シナリオ

再生可能エネルギー由来の合成メタンガスや水素への転換による将来的な収益源の確保

インフラ老朽化対策と効率化によるコスト削減

地域経済の活性化に伴うガス需要の安定的な維持・増加

弱気シナリオ(モート侵食)

再生可能エネルギーへのシフト加速によるガス需要の長期的な減少

インフラ更新投資の負担増と収益性の悪化

電力自由化の進展による競争激化と価格圧力

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

西部ガスホールディングスの投資が失敗するには、再生可能エネルギーへの移行が予想以上に加速し、ガスインフラの価値が急速に陳腐化する必要がある。また、規制当局による料金引き下げ圧力が強まり、インフラ維持に必要な投資すら困難になる状況も考えられる。さらに、競合他社が革新的な技術(例:分散型エネルギーシステム)を導入し、地域独占の優位性を覆すような新たなビジネスモデルを確立した場合、現在の規模の経済に基づく優位性は失われ、スイッチング・コストも低下する可能性がある。最終的には、地域経済の長期的な衰退がガス需要を根本から奪い、事業継続そのものが困難になるシナリオも想定される。

5年後のモート予測

強気

再生可能エネルギー関連事業の育成が進み、ガス事業の安定性を補完。インフラ投資の効果でコスト効率が改善し、緩やかながらも増益基調を維持する。

中立

ガス需要は横ばい傾向。インフラ投資と規制料金の変動に影響を受けつつ、安定的な配当を維持。大きな成長は見込めない。

弱気

脱炭素化の圧力によりガス需要が減少し、インフラ維持コストが増加。収益性が悪化し、配当の維持も困難になるリスクがある。

グレアム防衛的投資家 7基準

1. 適切な企業規模 時価総額 824億
2. 健全な財務 自己資本比率 24.7%
3. 利益の安定性 10年連続黒字
4. 配当の継続性 ?年連続配当
5. 利益成長 EPS 3年成長 -18.1%
6. 適度なPER PER 11.5倍
7. 適度なPBR PBR 0.71倍

合格数:4/7 部分的合格

直近の適時開示

同業他社

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