静岡ガス(9543)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 1,086 | 102 | 67 | 77 | 8.6 | 91.2 | 13.0 | 63.6 |
| FY2017 | 1,220 | 77 | 50 | 42 | 6.0 | 67.6 | 14.0 | 69.1 |
| FY2018 | 1,432 | 49 | 33 | 66 | 4.0 | 44.6 | 15.0 | 66.6 |
| FY2019 | 1,415 | 79 | 55 | 161 | 6.4 | 74.6 | 16.0 | 69.9 |
| FY2020 | 1,213 | 68 | 37 | 119 | 4.2 | 50.1 | 17.0 | 69.4 |
| FY2021 | 1,330 | 50 | 41 | -167 | 4.5 | 55.6 | 18.0 | 69.6 |
| FY2022 | 2,073 | 86 | 60 | -100 | 6.0 | 80.6 | 19.0 | 58.2 |
| FY2023 | 2,140 | 183 | 141 | 236 | 12.3 | 190.2 | 25.0 | 69.4 |
| FY2024 | 2,022 | 103 | 88 | 23 | 7.0 | 117.0 | 40.0 | 69.4 |
| FY2025 | 2,012 | 141 | 100 | 16 | 7.2 | 133.4 | 43.0 | 67.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
静岡ガスは地域インフラ企業であり、特定の地域におけるガス供給事業の許認可という無形資産を持つ。しかし、ブランド力や特許による競争優位性は限定的であり、新規参入障壁は規制に依存する部分が大きい。
都市ガスはインフラ設備が地域ごとに固定されており、消費者が他社へ切り替えるには設備投資が必要となるため、スイッチングコストは高い。ただし、電力自由化の影響でガスと電力のセット割引などがスイッチングを促す可能性もある。
ガス供給事業は、ネットワーク効果を生み出すようなプラットフォームビジネスではないため、この要素による競争優位性は見られない。
大規模なインフラ投資が必要なため、新規参入のコストは高いが、既存企業間のコスト優位性は、調達力や設備効率に依存する。静岡ガスが突出したコスト優位性を持つという情報は現時点では限定的。
静岡県東部地域という限定されたエリアで事業を展開しており、その地域においては一定の規模を持つ。しかし、全国規模で見ると、大手ガス会社と比較して規模の経済性は限定的である。
競合との比較優位
強気シナリオ
地域インフラとしての安定した需要基盤
再生可能エネルギー由来の都市ガスへのシフトによる新たな収益機会
M&Aや提携による事業エリア拡大の可能性
弱気シナリオ(モート侵食)
エネルギー価格の変動リスク
再生可能エネルギーへの急速なシフトによる天然ガス需要の減少
規制緩和や新規参入による競争激化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
静岡ガスの投資が失敗するには、まず地域インフラとしての安定性が崩れることが必要である。具体的には、地域人口の急激な減少や、地域経済の壊滅的な衰退が起こり、ガス需要が構造的に縮小する場合が考えられる。また、ガス供給網の維持・更新コストが、調達コストや販売価格の上昇を上回り、採算性が著しく悪化するシナリオも考えられる。さらに、再生可能エネルギーへの移行が予想以上に加速し、ガスインフラへの投資が時代遅れとなる、あるいは、政府による急激な規制緩和や、大手企業による積極的な地域進出により、現在のスイッチングコスト優位性が失われ、価格競争に巻き込まれる可能性も否定できない。これらの要因が複合的に作用することで、同社の持続的な競争優位性は失われ、投資としての魅力は大きく損なわれるだろう。
5年後のモート予測
再生可能エネルギー関連事業の拡大や、地域内でのサービス多様化により、安定した収益成長を維持する。
既存のガス事業を基盤に、緩やかな需要増減に対応しながら、インフラ更新投資を進め、安定収益を確保する。
エネルギー価格の変動や競争激化により、収益性が悪化し、事業再編を迫られる可能性がある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,017億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 67.0% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 18.3% | |
| 6. 適度なPER | PER 10.1倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.78倍 |
合格数:6/7 防衛的投資家候補水準