グリムス(3150)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 67 | 6 | 4 | 6 | 16.2 | 104.7 | — | 50.9 |
| FY2016 | 71 | 8 | 5 | 3 | 17.2 | 131.6 | — | 54.4 |
| FY2017 | 90 | 10 | 7 | 8 | 20.2 | 121.0 | 25.0 | 55.6 |
| FY2018 | 121 | 14 | 10 | 7 | 26.1 | 86.8 | 16.7 | 55.4 |
| FY2019 | 155 | 21 | 15 | 9 | 28.9 | 131.5 | 17.0 | 59.4 |
| FY2020 | 193 | 17 | 11 | 33 | 18.6 | 49.5 | 24.0 | 46.5 |
| FY2021 | 233 | 25 | 22 | -18 | 27.1 | 94.8 | 17.0 | 58.3 |
| FY2022 | 314 | 36 | 25 | 15 | 24.6 | 108.2 | 19.0 | 57.8 |
| FY2023 | 299 | 52 | 35 | 23 | 27.3 | 153.8 | 22.0 | 59.7 |
| FY2024 | 333 | 65 | 46 | 47 | 28.0 | 197.3 | 47.0 | 62.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
グリムスは、再生可能エネルギー関連事業を展開しており、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPの存在を示す公開情報は見当たらない。事業の性質上、技術革新は重要だが、それが直接的な無形資産としての競争優位に結びついているかは不明瞭。
顧客は主に法人であり、電力調達先の変更は一定の手間やコストを伴う可能性がある。しかし、再生可能エネルギーの導入は、企業方針や補助金動向に影響される側面もあり、顧客のスイッチング意欲を強く抑制するほどの固定化要因は確認できない。
グリムスの事業モデルは、直接的なネットワーク効果を生み出す性質のものではない。顧客が増えることでサービス価値が向上するような、プラットフォーム型ビジネスとは異なり、個々の顧客との取引が中心である。
再生可能エネルギーの調達・販売において、規模の経済や効率的なサプライチェーン構築によるコスト優位を追求している可能性はある。しかし、業界全体で価格競争が生じやすく、持続的なコスト優位を確立しているかは不明瞭。特に、調達価格の変動リスクは存在する。
グリムスは、再生可能エネルギーのEPC(設計・調達・建設)事業やO&M(運用・保守)事業において、一定の事業規模を確立している。特に、太陽光発電所の開発・保守においては、業界内で一定のシェアを占めていると推測される。これにより、効率的な事業運営が可能となっている。
競合との比較優位
強気シナリオ
再生可能エネルギー導入拡大の追い風を受け、EPC事業およびO&M事業の受託が堅調に推移する。
M&Aやアライアンスを通じて、事業領域を拡大し、新たな収益源を確保する。
技術革新やサービス向上により、顧客単価の上昇やリピート率の向上を実現する。
弱気シナリオ(モート侵食)
再生可能エネルギー導入政策の変更や、補助金制度の縮小により、事業環境が悪化する。
競合他社との価格競争が激化し、収益性が低下する。
大規模な自然災害や事故により、発電所の稼働停止や修繕費用の増大が発生する。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
グリムスへの投資が失敗するには、再生可能エネルギー市場の成長性が鈍化し、同社がその成長を取り込めないシナリオが考えられる。具体的には、政府の政策変更による導入インセンティブの低下、あるいは技術革新の停滞により、新規案件の獲得が困難になる場合である。また、競合他社がより低コストで高品質なサービスを提供できるようになり、グリムスの価格競争力や技術優位性が失われることも考えられる。さらに、大規模な自然災害やインフラの老朽化による発電所の損壊リスクが顕在化し、巨額の修繕費用が発生したり、事業継続が困難になったりする可能性もある。これらの要因が複合的に作用することで、同社の持続的な成長が阻害され、投資としての魅力を失うだろう。
5年後のモート予測
再生可能エネルギー市場の拡大と政策支援を背景に、EPCおよびO&M事業の受注が拡大。M&A等による事業規模の拡大も進み、売上・利益ともに堅調な成長を続ける。
市場の成長は続くものの、競争激化により価格圧力がかかる。事業効率化とサービス品質維持により、緩やかな成長を維持する。
政策変更や補助金縮小により市場が停滞。競合との価格競争が激化し、収益性が悪化。発電所の稼働率低下や修繕費用の増加も重石となる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 675億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 62.3% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 27.7% | |
| 6. 適度なPER | PER 14.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 4.17倍 |
合格数:6/7 防衛的投資家候補水準