北海道瓦斯(9534)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 870 | 15 | 13 | -35 | 3.1 | 16.2 | — | 29.5 |
| FY2017 | 1,036 | 29 | 19 | -11 | 4.3 | 22.1 | 8.0 | 29.0 |
| FY2018 | 1,212 | 41 | 35 | -35 | 7.5 | 199.0 | 8.0 | 30.1 |
| FY2019 | 1,264 | 46 | 40 | 2 | 7.8 | 224.6 | — | 32.2 |
| FY2020 | 1,182 | 51 | 43 | 122 | 7.9 | 243.6 | 50.0 | 34.5 |
| FY2021 | 1,270 | 71 | 52 | 86 | 8.9 | 297.4 | 50.0 | 35.6 |
| FY2022 | 1,748 | 133 | 100 | -159 | 14.7 | 565.6 | 60.0 | 35.8 |
| FY2023 | 1,739 | 156 | 116 | 149 | 14.7 | 659.9 | 70.0 | 41.2 |
| FY2024 | 1,703 | 143 | 104 | 98 | 11.8 | 118.1 | 80.0 | 44.1 |
| FY2025 | 1,745 | 164 | 115 | 105 | 11.6 | 130.6 | — | 49.1 |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
北海道ガスは、地域独占的なガス供給事業者としての規制ライセンスを有している。これは参入障壁となるが、ブランド力や特許による優位性は限定的である。地域インフラとしての側面が主。
都市ガス事業は、インフラ設備が地域ごとに固定されているため、顧客が他社へ乗り換えることは物理的に困難である。ただし、自由化の進展により、料金プランの選択肢は増えている。
都市ガス供給事業には、ユーザー数の増加がサービス価値を直接的に高めるネットワーク効果は基本的に存在しない。
液化天然ガス(LNG)の調達コストが収益に大きく影響する。大規模な調達や長期契約による安定的な価格交渉力がコスト優位性の源泉となりうる。インフラ維持費も規模の経済が働く。
北海道という広大な地域におけるガス供給インフラの維持・管理は、先行投資が莫大であり、新規参入が極めて難しい。既存のインフラ網を持つ同社は、地域内での効率規模の優位性を享受している。
競合との比較優位
強気シナリオ
LNG調達コストの安定化・低下
再生可能エネルギー由来のガス供給拡大による収益源多様化
地域経済の活性化に伴うガス需要の増加
弱気シナリオ(モート侵食)
LNG価格の急騰による採算悪化
再生可能エネルギーへのシフト加速によるガス需要の構造的減少
インフラ老朽化対策費用の増大
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
北海道瓦斯の投資が失敗するには、まず地域におけるガス需要が構造的に、かつ急速に減少することが必要である。例えば、再生可能エネルギーへの大規模な転換が政府主導で進み、家庭や産業におけるガス利用が非効率的かつ時代遅れと見なされるようになるケースだ。また、LNG調達において、同社が価格交渉力を持てず、調達コストが大幅に上昇し続ける状況も考えられる。さらに、インフラ維持・更新コストが予想を大幅に上回り、収益を圧迫する可能性もある。競合他社が、より革新的な技術やビジネスモデル(例えば、地域分散型エネルギーシステム)を導入し、北海道瓦斯の既存インフラの優位性を覆すことも考えられる。
5年後のモート予測
LNG調達の安定化と地域経済の回復により、ガス販売量が増加。再生可能エネルギー関連事業も軌道に乗り、収益基盤が強化される。
LNG価格の変動に影響を受けつつも、インフラ維持と地域需要の安定性を背景に、緩やかな成長を維持。再生可能エネルギー事業は徐々に貢献。
LNG価格の高騰と再生可能エネルギーへのシフトにより、ガス需要が減少し、収益性が悪化。インフラ維持コストの増加も重石となる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 692億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 49.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -38.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 6.0倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.71倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-08-10 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-06-26 臨時報告書