カシオ計算機(6952)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 3,212 | 306 | 184 | 247 | 9.4 | 72.7 | — | 55.9 |
| FY2017 | 3,148 | 296 | 196 | 262 | 9.5 | 79.4 | 40.0 | 56.7 |
| FY2018 | 2,982 | 303 | 221 | 145 | 10.5 | 89.9 | 50.0 | 59.2 |
| FY2019 | 2,808 | 291 | 176 | 314 | 8.7 | 72.2 | 45.0 | 60.6 |
| FY2020 | 2,274 | 154 | 120 | 215 | 5.7 | 49.5 | 45.0 | 63.8 |
| FY2021 | 2,523 | 220 | 159 | 103 | 7.3 | 65.5 | 45.0 | 64.9 |
| FY2022 | 2,638 | 182 | 131 | 82 | 5.9 | 54.7 | 45.0 | 66.1 |
| FY2023 | 2,688 | 142 | 119 | 303 | 5.2 | 50.9 | 45.0 | 66.1 |
| FY2024 | 2,618 | 142 | 81 | 208 | 3.7 | 35.2 | 45.0 | 66.0 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 45.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
G-SHOCKブランドは、その耐久性とデザイン性で世界的に認知されており、強力なブランドロイヤルティを確立している。特許取得済みの耐衝撃構造や、電波ソーラーなどの独自技術も競争優位の源泉となっている。
スマートウォッチ市場ではOSやアプリのエコシステムがスイッチングコストを形成するが、カシオの主力である高機能デジタルウォッチやアナログウォッチにおいては、ブランドへの愛着や特定の機能への慣れが乗り換え障壁となる可能性がある。しかし、絶対的なものではない。
カシオ計算機の製品群において、顕著なネットワーク効果は見られない。個々の製品の価値はユーザー数に依存しない。
長年の製造ノウハウによる効率化は進んでいると考えられるが、グローバルな競争環境において、突出したコスト優位性を示す具体的な証拠は乏しい。汎用部品の調達や生産拠点の最適化によるコスト抑制は継続している。
時計事業においては一定の規模を持つが、グローバル市場全体で見ると、スウォッチ・グループやシチズン時計などの競合と比較して、圧倒的なシェアや規模の経済による優位性は限定的である。電子楽器やレジスター事業も存在するが、業界内での支配的な地位にはない。
競合との比較優位
強気シナリオ
G-SHOCKブランドのさらなるグローバル展開と高付加価値化
スマートウォッチ市場における独自機能やデザインでの差別化成功
新興国市場でのデジタル楽器や教育関連製品の需要拡大
弱気シナリオ(モート侵食)
スマートウォッチ市場におけるAppleやSamsungとの競争激化
円高による採算悪化と海外市場での価格競争力低下
デジタル化の進展による従来の電卓・電子辞書事業の縮小
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
カシオ計算機への投資が失敗するには、G-SHOCKブランドの価値が急速に失われるか、競合他社がより魅力的な代替品を低価格で提供できるようになる必要がある。また、スマートウォッチ市場において、同社が技術革新やユーザー体験で遅れを取り続け、AppleやGoogleのようなプラットフォーマーに市場を席巻されるシナリオも考えられる。さらに、為替変動リスクをヘッジできず、収益性が悪化し続ける、あるいは、主要なサプライチェーンが寸断され、生産能力が回復不能となるような事態も、投資の失敗につながるだろう。新興国市場での成長鈍化も、期待リターンを下回る要因となりうる。
5年後のモート予測
G-SHOCKブランドの牽引により、時計事業は堅調に推移。スマートウォッチ分野での一定の地位確立と、新興国での楽器・教育機器の成長が加わり、緩やかな増収増益を達成する。
G-SHOCKブランドは維持されるものの、スマートウォッチ市場での競争は激化。時計事業の成長は限定的となり、他の事業も安定推移にとどまり、微増益または横ばいの業績となる。
スマートウォッチ市場での競争敗北、為替悪化、新興国市場の不振などが重なり、売上・利益ともに減少。特に時計事業以外の既存事業の衰退が顕著になる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 3,879億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 66.0% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -18.7% | |
| 6. 適度なPER | PER 48.1倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.76倍 |
合格数:2/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-08-06 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-07-14 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-07-02 臨時報告書
- 2026-06-12 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)