ダイヘン(6622)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 1,349 | 87 | 63 | 37 | 8.3 | 49.6 | — | 46.1 |
| FY2017 | 1,494 | 101 | 68 | -21 | 8.3 | 54.4 | 12.0 | 45.3 |
| FY2018 | 1,435 | 84 | 62 | -53 | 7.5 | 246.8 | 15.0 | 46.2 |
| FY2019 | 1,450 | 91 | 67 | 127 | 7.8 | 269.1 | — | 49.3 |
| FY2020 | 1,451 | 122 | 94 | 100 | 9.7 | 381.3 | 85.0 | 52.1 |
| FY2021 | 1,606 | 142 | 110 | 97 | 10.4 | 445.3 | 90.0 | 51.2 |
| FY2022 | 1,853 | 166 | 132 | -120 | 11.0 | 537.7 | 110.0 | 53.5 |
| FY2023 | 1,886 | 151 | 165 | -196 | 11.1 | 673.2 | 162.0 | 48.5 |
| FY2024 | 2,264 | 162 | 120 | 144 | 7.8 | 493.3 | 165.0 | 47.7 |
| FY2025 | 2,377 | 188 | 141 | -59 | 8.3 | 591.4 | 165.0 | 48.1 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
ダイヘンは、溶接・産業用ロボット、電力変換装置分野で長年の実績と技術蓄積がある。特に、高効率な電力変換技術や、特定の産業向け溶接ロボットシステムにおいては、一定のブランド認知とノウハウが存在すると考えられる。しかし、特許やブランド力が決定的な競争優位に直結しているとは断定しにくい。
産業用ロボットや電力変換装置は、一度導入すると、既存設備との互換性、オペレーターの習熟度、保守体制などから、他社製品への切り替えには一定のコストや手間が発生する可能性がある。特に、特定の生産ラインに最適化されたシステムの場合、スイッチング・コストは高まる。
ダイヘンの事業領域において、ユーザー数の増加がサービス価値を直接的に高めるようなネットワーク効果は、現時点では確認できない。
長年の製造経験と、生産プロセスの改善努力により、一定のコスト競争力は維持していると考えられる。特に、成熟した製品群においては、効率的な生産体制が強みとなりうる。しかし、他社と比較して構造的に圧倒的なコスト優位性を持つとまでは言えない。
ダイヘンは、溶接ロボットや電力変換装置の分野で、日本国内およびグローバル市場において一定のシェアを確保している。特に、特定のニッチ市場においては、業界規模に対して最適化された少数寡占的な地位を築いている可能性がある。しかし、グローバルな巨大企業と比較すると、規模の面で劣後する部分もある。
競合との比較優位
強気シナリオ
産業用ロボットの自動化需要の高まりによる売上拡大
高効率電力変換技術の需要増(EV、再生可能エネルギー分野など)
海外市場でのシェア拡大による収益成長
弱気シナリオ(モート侵食)
主要顧客である自動車産業の景気変動リスク
競合他社による低価格攻勢や技術革新への対応遅れ
為替変動による収益への影響
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ダイヘンへの投資が失敗するシナリオは、同社が持つ競争優位性が、予想以上に早く侵食される場合である。例えば、競合他社が、より革新的な技術や、圧倒的な低コストを実現し、ダイヘンの製品の優位性を失わせるケース。また、主要顧客である自動車産業の構造的な変化(EVシフトの遅延や、サプライチェーンの再編)が、ダイヘンの主要な収益源を直撃し、回復不能なほどの業績悪化を招く可能性も考えられる。さらに、グローバル市場での価格競争の激化により、利益率が著しく低下し、成長の原動力を失うことも、投資の失敗につながるだろう。つまり、ダイヘンが「現状維持バイアス」に囚われ、変化への対応を怠った結果、競争力を失うことが、この投資の失敗の鍵となる。
5年後のモート予測
産業用ロボットと電力変換装置の両輪で、自動化・省エネ需要を取り込み、海外市場での成長も加わり、売上・利益ともに堅調に拡大する。
既存事業の安定性を維持しつつ、新規分野への緩やかな展開を進め、中程度の成長を維持する。為替や景気の影響を受ける。
自動車産業の低迷や、激化する国際競争により、売上・利益ともに伸び悩み、厳しい経営環境に直面する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 4,032億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 48.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 3.2% | |
| 6. 適度なPER | PER 28.6倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 2.59倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-25 臨時報告書