ウシオ電機(6925)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 1,791 | 131 | 111 | 17 | 5.3 | 85.8 | — | 70.9 |
| FY2016 | 1,728 | 86 | 70 | -26 | 3.3 | 55.1 | — | 68.9 |
| FY2017 | 1,735 | 102 | 110 | 199 | 5.1 | 86.1 | 26.0 | 70.0 |
| FY2018 | 1,651 | 85 | 113 | 116 | 5.3 | 88.9 | 26.0 | 69.5 |
| FY2019 | 1,590 | 67 | 90 | 56 | 4.5 | 73.3 | 50.0 | 73.0 |
| FY2020 | 1,186 | 8 | -7 | 111 | -0.3 | -5.7 | 26.0 | 72.7 |
| FY2021 | 1,488 | 131 | 126 | 161 | 5.4 | 104.5 | 26.0 | 73.2 |
| FY2022 | 1,750 | 159 | 137 | -3 | 5.6 | 115.7 | 50.0 | 75.4 |
| FY2023 | 1,794 | 130 | 108 | 144 | 4.6 | 97.2 | 50.0 | 70.2 |
| FY2024 | 1,776 | 88 | 68 | 231 | 3.4 | 70.3 | 50.0 | 67.4 |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
ウシオ電機は、照明技術、特に特殊光源(キセノンランプ、UVランプ等)や半導体製造装置用光源において、長年の技術蓄積と一部特許を有している。しかし、ブランド力や特許網が競合他社に対して圧倒的な優位性を確立するほどではない。
半導体製造装置用光源や医療用光源など、特定の用途では顧客の要求仕様に合致する製品を選定する必要があり、一度採用されると切り替えには検証コストが発生する可能性がある。しかし、汎用的な照明器具などではスイッチングコストは低い。
ウシオ電機の事業モデルは、ユーザー数の増加が製品価値を直接的に高めるネットワーク効果を生み出す構造ではない。個々の顧客との取引が中心であり、プラットフォーム型ビジネスではない。
長年の生産経験による効率化や、一部の部品調達における規模の経済は存在する可能性がある。しかし、グローバルな競合他社と比較して、構造的に圧倒的なコスト優位性を確立しているとは言えない。
特殊光源や半導体製造装置用光源の分野では、一定の市場シェアを有しており、規模の経済が働く場面もある。しかし、業界全体で見ると、より巨大な総合電機メーカーや専門メーカーが存在し、寡占化が進んでいるとは言えない。
競合との比較優位
強気シナリオ
半導体製造装置市場の拡大に伴う高付加価値光源の需要増加
ヘルスケア分野におけるUV-LED技術などの新規用途開拓の成功
グローバルな販売・サービス網の拡充による新規顧客獲得
弱気シナリオ(モート侵食)
主要顧客である半導体メーカーの設備投資の減速
競合他社による低価格製品や代替技術の登場
為替変動や地政学リスクによる海外事業への影響
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ウシオ電機の競争優位性が失われるシナリオは、まず、同社が強みを持つ特殊光源分野において、競合他社がより革新的で低コストな代替技術を開発し、急速に市場シェアを奪うことである。特に、半導体製造装置メーカーが、ウシオ電機以外のサプライヤーの光源を採用するインセンティブが強まる状況が考えられる。例えば、競合がより高い性能や信頼性を、より低い価格で提供できるようになれば、顧客は切り替えを検討するだろう。また、ウシオ電機が注力する新規分野(例:UV-LED)への参入障壁が低く、既存の大手照明メーカーや新規参入企業が急速にキャッチアップし、価格競争に陥ることも考えられる。さらに、主要顧客である半導体メーカーの設備投資サイクルが長期的に低迷し、光源の需要そのものが縮小することも、同社の成長を阻害する要因となりうる。これらの要因が複合的に作用することで、同社の持続的な競争優位性は大きく損なわれる可能性がある。
5年後のモート予測
半導体・ディスプレイ製造装置向け光源の需要増、ヘルスケア・産業用UV-LED市場の拡大により、売上・利益ともに堅調な成長を遂げる。
半導体市場の変動の影響を受けつつも、特殊光源や新規分野での着実な成長により、緩やかな増収増益を維持する。
半導体市場の長期低迷、競合による代替技術の台頭により、売上・利益ともに停滞または減少する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 4,100億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 67.4% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -12.4% | |
| 6. 適度なPER | PER 60.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.87倍 |
合格数:2/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-07-08 臨時報告書
- 2026-06-30 臨時報告書
- 2026-05-14 臨時報告書
- 2026-05-12 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)