マブチモーター(6592)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 1,407 | 242 | 206 | 245 | 8.8 | 300.7 | 120.0 | 90.1 |
| FY2017 | 1,469 | 241 | 203 | 86 | 8.4 | 299.7 | 120.0 | 89.9 |
| FY2018 | 1,431 | 212 | 229 | 82 | 9.4 | 341.2 | 135.0 | 91.1 |
| FY2019 | 1,318 | 175 | 142 | 106 | 5.8 | 214.0 | 135.0 | 91.4 |
| FY2020 | 1,164 | 129 | 90 | 134 | 3.8 | 135.6 | 135.0 | 91.0 |
| FY2021 | 1,346 | 138 | 143 | -42 | 5.5 | 216.8 | 115.0 | 90.9 |
| FY2022 | 1,567 | 108 | 143 | -3 | 5.1 | 220.8 | 135.0 | 91.0 |
| FY2023 | 1,787 | 155 | 194 | 161 | 6.4 | 150.5 | 150.0 | 90.6 |
| FY2024 | 1,962 | 216 | 128 | 244 | 4.0 | 101.0 | 76.0 | 90.0 |
| FY2025 | 2,004 | 255 | 263 | 248 | 7.9 | 105.9 | 106.0 | 90.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:11/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
マブチモーターは、小型モーター分野における長年の実績と信頼性で一定のブランドを築いている。しかし、特許や独自技術の公開情報は限定的であり、明確な無形資産としての強みは現時点では弱い。
自動車メーカーや家電メーカーは、マブチモーターの小型モーターを主要部品として採用しており、サプライヤー変更には製品設計の変更や認証プロセスの再取得が必要となるため、一定のスイッチング・コストが発生する。特に自動車分野では品質・信頼性への要求が高く、乗り換えは容易ではない。
小型モーターの製造・販売事業には、ユーザーが増えることで製品価値が向上するようなネットワーク効果は基本的に存在しない。
長年の生産ノウハウと、グローバルな生産拠点(アジア中心)の最適化により、コスト競争力を維持していると考えられる。特に、大量生産による規模の経済と効率的なサプライチェーン管理がコスト優位性の源泉となっている可能性がある。
小型モーター市場において、マブチモーターは世界トップクラスのシェアを誇る。自動車、OA機器、家電など多岐にわたる分野で圧倒的な生産能力と供給実績を持ち、業界規模に対して最適な少数寡占を形成していると言える。
競合との比較優位
強気シナリオ
EVシフトによる車載モーター需要の増加
新興国市場における小型モーター需要の拡大
高付加価値製品へのシフトによる利益率向上
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による低価格攻勢と技術革新
自動車産業の景気変動リスク
主要顧客の生産拠点移転や事業縮小
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
マブチモーターの投資が失敗するには、まず、同社が長年培ってきた小型モーターにおける生産効率と品質管理能力が、競合他社の急速な技術革新や低コスト戦略によって陳腐化することが必要である。特に、中国などの新興メーカーが、より安価で同等以上の性能を持つモーターを開発・供給し始め、マブチモーターの価格競争力やシェアを奪うシナリオが考えられる。また、自動車産業、特にEVシフトの遅延や、主要顧客である自動車メーカーの業績悪化が、同社の売上と利益を大きく圧迫する可能性もある。さらに、サプライチェーンの混乱や地政学的リスクが、同社のグローバルな生産・供給体制を揺るがすことも、失敗要因となり得るだろう。つまり、マブチモーターの「規模の経済」と「コスト優位性」という、現在の競争優位性の源泉が、外部環境の変化や競合の台頭によって失われることが、この投資の失敗を決定づける。
5年後のモート予測
EV化の進展と新興国需要の取り込みにより、売上・利益ともに堅調な成長を遂げる。高付加価値製品へのシフトで利益率も改善し、株価は上昇トレンドを維持する。
既存事業の安定性を維持しつつ、EV関連や新興国市場の成長を取り込む。緩やかな売上・利益の増加が見込まれ、株価は安定的に推移する。
競合激化や自動車産業の不振により、売上・利益が伸び悩む。価格競争の激化で利益率が悪化し、株価は低迷するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 3,974億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 90.3% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -21.7% | |
| 6. 適度なPER | PER 15.1倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.18倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-07-15 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-06-15 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-05-15 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)