ミマキエンジニアリング(6638)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 478 | 32 | 16 | 9 | 10.4 | 52.1 | — | 33.9 |
| FY2016 | 483 | 20 | 13 | -11 | 7.8 | 41.3 | — | 32.6 |
| FY2017 | 525 | 27 | 18 | 15 | 10.3 | 61.1 | 10.0 | 32.5 |
| FY2018 | 554 | 30 | 17 | -12 | 8.8 | 55.3 | 12.5 | 32.2 |
| FY2019 | 556 | 14 | -8 | 5 | -4.9 | -26.2 | 15.0 | 29.2 |
| FY2020 | 487 | -5 | -3 | 66 | -1.9 | -10.2 | 7.5 | 31.8 |
| FY2021 | 595 | 26 | 23 | -78 | 12.5 | 80.4 | 7.5 | 30.6 |
| FY2022 | 706 | 42 | 28 | -30 | 12.7 | 97.6 | 15.0 | 31.5 |
| FY2023 | 756 | 55 | 37 | 70 | 13.5 | 128.8 | 17.5 | 36.0 |
| FY2024 | 840 | 91 | 62 | 54 | 19.0 | 213.4 | 25.0 | 42.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
ミマキエンジニアリングは、インクジェットプリンターおよびカッタープロッターの分野で長年の技術開発とブランド認知を培ってきた。特に、産業用プリンター分野における特定用途向けのノウハウや、長年培ってきた顧客との関係性は無形資産となりうる。しかし、特許の有効性や競合他社の技術革新に対する優位性は限定的。
同社の産業用プリンターは、特定の生産ラインやワークフローに組み込まれることが多く、導入には初期投資やオペレーションの習熟が必要となる。そのため、顧客が競合他社製品へ乗り換える際には、再設定やトレーニング、生産ラインの停止といったコストが発生しうる。特に、高付加価値な用途においては、乗り換えコストは無視できない。
同社の製品は、個々の顧客の生産設備として機能するため、ユーザーが増えることで製品自体の価値が向上するようなネットワーク効果は基本的に見られない。
同社は長年の製造経験から一定の生産効率を確保していると考えられるが、グローバルな競合と比較して、構造的に圧倒的なコスト優位性を確立しているとは言えない。特に、汎用品においては価格競争に晒される可能性がある。
産業用プリンター市場は、特定の用途に特化したニッチ市場も存在するが、全体としては一定の規模を持つ。ミマキエンジニアリングは、この市場において主要プレイヤーの一つであり、一定の生産規模と販売網を有している。しかし、市場全体を支配するほどの寡占状態ではなく、上位数社による競争環境にある。
競合との比較優位
強気シナリオ
高付加価値用途向けプリンターの需要拡大
海外市場でのシェア拡大
新技術・新製品による市場開拓
弱気シナリオ(モート侵食)
主要顧客の設備投資抑制
競合他社の技術的キャッチアップと価格攻勢
新興国メーカーの台頭による価格競争激化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ミマキエンジニアリングへの投資が失敗するには、同社が長年培ってきた顧客との関係性や、特定の用途に特化した製品開発における優位性が、競合他社のより迅速な技術革新や、より低価格な代替製品の登場によって、あっけなく陳腐化することが真実でなければならない。具体的には、顧客が乗り換えに伴うコストを容易に吸収できるほど、競合製品の性能が向上し、価格が低下した場合、スイッチング・コストの優位性は失われる。また、同社が注力するニッチ市場において、より強力なブランド力や、より効率的な生産体制を持つ新規参入者が現れ、市場シェアを急速に奪われるシナリオも考えられる。さらに、グローバルなサプライチェーンの混乱や、主要顧客層の産業構造自体の変化が、同社の製品需要を根本から揺るがす可能性もある。
5年後のモート予測
高付加価値分野での技術優位性を維持し、海外市場でのシェアを拡大。新製品投入により、売上・利益ともに堅調な成長を続ける。
既存市場での競争は激化するものの、スイッチング・コストを活かし、安定した収益を確保。緩やかな成長を維持する。
競合の技術革新や価格攻勢により、既存市場でのシェアが低下。新興国メーカーとの競争激化で収益性が悪化し、成長が鈍化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 523億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 42.3% | |
| 3. 利益の安定性 | 8年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 38.4% | |
| 6. 適度なPER | PER 8.5倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.63倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-25 臨時報告書