日本電波工業(6779)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 449 | 4 | 3 | 45 | 1.2 | 16.2 | — | 37.8 |
| FY2016 | 438 | 7 | 6 | -18 | 2.4 | 31.2 | — | 36.7 |
| FY2017 | 440 | -96 | -102 | -82 | -67.5 | -519.9 | 20.0 | 24.8 |
| FY2018 | 425 | 4 | -3 | -7 | -1.7 | -12.8 | 10.0 | 24.2 |
| FY2019 | 395 | -83 | -87 | 22 | -162.8 | -443.8 | 0.0 | 9.8 |
| FY2020 | 392 | 28 | 20 | 4 | 14.6 | 100.7 | 0.0 | 21.5 |
| FY2021 | 454 | 52 | 55 | 22 | 27.2 | 278.0 | 0.0 | 32.7 |
| FY2022 | 525 | 83 | 61 | 33 | 25.5 | 266.2 | 5.0 | 37.4 |
| FY2023 | 503 | 43 | 23 | 47 | 8.5 | 101.1 | 20.0 | 41.4 |
| FY2024 | 531 | 46 | 18 | 17 | 6.1 | 77.8 | 25.0 | 40.8 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
水晶振動子や水晶デバイスにおける長年の技術蓄積と、特定のニッチ市場での一定の認知度は存在するが、強力なブランド力や特許による独占的な優位性は限定的。特定の用途向けカスタム品の開発力は強みとなりうる。
水晶デバイスは、製品の性能や信頼性に直結するため、一度採用されると仕様変更やサプライヤー変更のハードルは比較的高くなる傾向がある。特に車載や産業機器向けでは、長期的な信頼性が求められる。
水晶デバイスのサプライヤーと顧客の関係は、ネットワーク効果を生むようなプラットフォーム型ビジネスとは性質が異なる。ユーザー数の増加が直接的に製品価値を高める構造ではない。
長年の製造ノウハウによる一定の生産効率は期待できるが、汎用品市場においては価格競争力で他社を圧倒するほどの構造的なコスト優位性は見出しにくい。為替変動の影響も受ける。
水晶デバイス市場において、特定の高精度・高信頼性分野では一定のシェアを確保しており、その規模はニッチながらも寡占的な状況を生み出している可能性がある。しかし、グローバルな大手競合と比較すると規模の経済は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
車載・産業機器向け高付加価値製品の需要拡大
IoT化進展に伴う高精度・小型水晶デバイスの需要増
技術開発力による新規用途開拓と高収益化
弱気シナリオ(モート侵食)
汎用品市場における価格競争の激化
競合他社による技術革新や代替技術の登場
主要顧客の業績悪化や生産拠点の海外移転
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、日本電波工業が持つ水晶デバイスにおける技術的優位性が、競合他社の急速なキャッチアップや、より低コストで同等以上の性能を持つ代替技術(例:MEMS発振器など)の台頭によって陳腐化することが真実でなければならない。また、主要な顧客層である車載・産業機器市場が、サプライヤー変更に対する許容度を高め、価格競争が激化し、同社のニッチ市場におけるスイッチング・コストの優位性が剥落するシナリオも考えられる。さらに、グローバルな規模の経済を持つ競合企業が、技術力とコスト競争力を兼ね備えて市場シェアを急速に拡大し、同社の収益性を圧迫することも、この投資の失敗につながる。
5年後のモート予測
車載・産業機器向け需要の取り込みと高付加価値製品へのシフトにより、売上・利益ともに堅調に成長。技術優位性を維持し、ニッチ市場での地位を強化する。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな市場成長を取り込む。為替変動や一部製品の価格圧力をこなしながら、微増益基調を維持する。
価格競争の激化や代替技術の台頭により、主要製品の収益性が低下。新規事業の育成が遅れ、売上・利益ともに減少傾向となる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 517億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 40.8% | |
| 3. 利益の安定性 | 7年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -34.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 28.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.77倍 |
合格数:2/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-29 臨時報告書