千代田化工建設(6366)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 6,115 | 160 | 34 | 288 | 1.7 | 13.0 | — | 37.9 |
| FY2016 | 6,037 | 157 | -411 | 61 | -26.2 | -158.8 | — | 33.7 |
| FY2017 | 5,109 | -123 | 64 | -355 | 4.0 | 24.9 | 6.0 | 37.5 |
| FY2018 | 3,420 | -1,998 | -2,149 | -372 | 363.4 | -830.0 | 7.5 | -17.1 |
| FY2019 | 3,859 | 268 | 122 | -400 | 48.8 | 40.9 | 0.0 | 6.3 |
| FY2020 | 3,154 | 70 | 80 | -231 | 21.8 | 22.8 | 0.0 | 11.0 |
| FY2021 | 3,111 | 105 | -126 | -294 | -80.1 | -56.9 | 0.0 | 4.0 |
| FY2022 | 4,302 | 181 | 152 | 520 | 68.1 | 50.5 | 0.0 | 5.5 |
| FY2023 | 5,060 | -150 | -158 | 612 | -260.5 | -69.2 | 0.0 | 1.1 |
| FY2024 | 4,570 | 244 | 270 | 470 | 106.0 | 96.1 | 0.0 | 5.1 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
長年のプラント建設実績と技術ノウハウは無形資産となり得るが、特許やブランド力が突出しているわけではない。特定の技術分野での強みは存在するものの、一般的に認識される強力な無形資産とは言い難い。
大手エネルギー企業や化学メーカーとの長期的な取引関係は、顧客にとって他の建設会社への乗り換えコストを発生させる可能性がある。しかし、プロジェクト毎の入札や競争も存在するため、スイッチング・コストは限定的。
プラント建設業界において、ネットワーク効果は直接的な要因とはなりにくい。サプライヤーや協力会社との関係は重要だが、ユーザー数増加による価値向上の構造ではない。
大規模プロジェクトの遂行能力は一定の効率性をもたらすが、建設業界全体としてコスト競争力で突出した優位性を持つわけではない。資材価格や人件費の変動リスクは常に存在する。
LNGプラント建設など、特定の分野においては世界でも有数の実績と規模を持つ。この分野での少数寡占的な地位は、効率規模の優位性を示唆する。しかし、事業全体の規模は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
LNG需要の長期的な増加トレンドに乗る
再生可能エネルギー関連プラント建設への事業拡大
海外での大型プロジェクト受注の継続
弱気シナリオ(モート侵食)
原油・天然ガス価格の低迷によるプラント投資の抑制
競合他社との激しい価格競争
為替変動リスクや地政学リスクによる海外事業の悪化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
千代田化工建設の投資が失敗するには、まずLNG市場の長期的な需要減退が現実のものとなる必要がある。これは、世界的な脱炭素化の加速が予想以上に早く進み、化石燃料への投資が構造的に縮小するシナリオだ。また、同社が強みを持つ特定のプラント建設技術において、競合他社が急速にキャッチアップし、価格競争力や技術力で凌駕されることも考えられる。さらに、同社が注力する海外市場での政治的リスクや経済制裁が頻発し、大型プロジェクトの実行が不可能になる、あるいは大幅なコスト増を招く状況も、失敗への道筋となるだろう。これらの要因が複合的に作用し、同社の収益基盤を揺るがすことが、この投資の失敗を意味する。
5年後のモート予測
LNG需要の拡大と再生可能エネルギー分野への展開が成功し、大型海外案件の受注が安定的に推移すれば、売上・利益ともに着実に成長する。
LNG関連の需要は堅調だが、価格競争は激化。再生可能エネルギー分野での実績を積み上げつつ、安定的な収益基盤を維持する。
脱炭素化の加速や地政学リスクにより海外大型案件の受注が減少し、収益性が悪化。厳しい競争環境下で、事業再編を余儀なくされる可能性も。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 2,160億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 22.2% | |
| 3. 利益の安定性 | 7年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 84.7% | |
| 6. 適度なPER | PER 2.6倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 6.32倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-26 臨時報告書