ディスコ(6146)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 1,342 | 313 | 242 | 266 | 13.4 | 675.8 | — | 79.9 |
| FY2017 | 1,674 | 510 | 372 | 381 | 18.1 | 1,035.7 | 374.0 | 79.6 |
| FY2018 | 1,475 | 386 | 288 | 128 | 13.1 | 802.4 | 389.0 | 84.8 |
| FY2019 | 1,411 | 365 | 277 | 56 | 12.2 | 769.6 | 322.0 | 82.2 |
| FY2020 | 1,829 | 531 | 391 | 436 | 15.5 | 1,085.5 | 438.0 | 76.3 |
| FY2021 | 2,538 | 915 | 662 | 401 | 22.5 | 1,835.0 | 677.0 | 72.3 |
| FY2022 | 2,841 | 1,104 | 829 | 687 | 23.8 | 765.5 | 808.0 | 74.0 |
| FY2023 | 3,076 | 1,215 | 842 | 811 | 20.7 | 777.3 | 916.0 | 72.9 |
| FY2024 | 3,933 | 1,668 | 1,239 | 524 | 25.2 | 1,143.3 | 307.0 | 75.1 |
| FY2025 | 4,369 | 1,850 | 1,355 | -22 | 23.0 | 1,249.8 | 413.0 | 78.9 |
バフェット流モート診断
総合スコア:13/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
ディスコは、半導体製造に不可欠な精密加工装置(ダイシングソー、グラインダー等)において、長年の技術蓄積とノウハウを持つ。特に、高精度・高品質な加工を実現する独自の技術は、顧客からの信頼が厚く、容易に模倣できない無形資産となっている。特許取得も積極的に行っている。
ディスコの装置は、半導体製造ラインの中核を担うものであり、一度導入すると、その後の製造プロセスや品質管理体制が装置に合わせて最適化される。そのため、競合他社への切り替えには、多大な設備投資、ライン再構築、歩留まり低下リスク、技術習得コストが発生し、顧客にとって乗り換えのハードルは非常に高い。
ディスコの事業モデルは、個々の顧客の製造プロセスに最適化された装置を提供するものであり、ユーザーが増えることで価値が増幅するようなネットワーク効果は基本的に存在しない。
精密加工装置の製造は、高度な技術と品質管理が求められるため、構造的に大幅なコスト削減は難しい。ただし、長年の経験による生産効率の向上や、サプライチェーン管理の最適化により、一定のコスト競争力は維持していると考えられる。
半導体製造装置、特にダイシングソーやグラインダーといった精密加工装置の分野では、ディスコは世界トップクラスのシェアを誇る。この規模の経済により、研究開発への投資余力や、グローバルな販売・保守体制の構築が可能となり、競合に対する優位性を確立している。
競合との比較優位
強気シナリオ
半導体需要の長期的な拡大トレンドに乗る
次世代半導体向けの高付加価値装置の開発・販売
グローバルな保守・サービス網の強化による顧客との関係深化
弱気シナリオ(モート侵食)
半導体市況の急激な悪化と設備投資の抑制
主要顧客の生産拠点の地政学的リスク
競合他社による技術的キャッチアップと価格競争の激化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ディスコの投資が失敗するには、まず半導体産業全体の成長性が鈍化し、特に最先端半導体の製造装置への投資が停滞することが必要である。さらに、ディスコの強みである高精度加工技術を凌駕する、あるいは同等以上の性能を持つ競合製品が、より低価格で登場し、顧客のスイッチングコストを上回る魅力を持つようになる必要がある。また、ディスコの装置に依存しない新たな製造技術や代替材料が登場し、既存の製造プロセスが陳腐化するシナリオも考えられる。地政学リスクによる主要顧客の生産停止や、ディスコ自身のサプライチェーンの寸断も、業績に大きな打撃を与えるだろう。
5年後のモート予測
半導体需要の拡大と技術革新により、高付加価値装置の販売が伸長。グローバルシェアを維持・拡大し、売上・利益ともに着実な成長を続ける。
半導体市況の変動を受けつつも、技術的優位性と顧客基盤を活かし、安定した収益を確保。緩やかな成長を続ける。
半導体市況の長期低迷や競合激化により、シェア低下と価格競争に巻き込まれる。売上・利益ともに減少傾向となる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 70,372億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 78.9% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 17.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 51.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 12.00倍 |
合格数:4/7 部分的合格