東海カーボン(5301)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 886 | 11 | -79 | 139 | -7.0 | -37.2 | 6.0 | 69.9 |
| FY2017 | 1,063 | 115 | 118 | -35 | 9.3 | 55.4 | 12.0 | 68.8 |
| FY2018 | 2,313 | 753 | 740 | -97 | 37.2 | 347.2 | 24.0 | 59.2 |
| FY2019 | 2,620 | 543 | 320 | -575 | 13.7 | 150.1 | 48.0 | 45.8 |
| FY2020 | 2,015 | 79 | 10 | 107 | 0.5 | 4.8 | 30.0 | 43.8 |
| FY2021 | 2,589 | 246 | 161 | 28 | 6.3 | 75.6 | 30.0 | 44.7 |
| FY2022 | 3,404 | 406 | 224 | -87 | 7.5 | 105.2 | 30.0 | 46.6 |
| FY2023 | 3,639 | 387 | 255 | 144 | 7.1 | 119.5 | 36.0 | 50.7 |
| FY2024 | 3,501 | 194 | -567 | -63 | -17.4 | -265.9 | 30.0 | 45.2 |
| FY2025 | 3,230 | 259 | 201 | 48 | 5.7 | 94.1 | 30.0 | 47.9 |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
長年の事業継続で培われた技術力やノウハウは存在するが、特許やブランド力が突出しているとは言えない。特定の顧客との関係性は存在するものの、それが排他的なものではない。
黒鉛電極などの製品は、品質や性能が重要視されるため、顧客が代替品への切り替えには一定のハードルが存在する。しかし、代替材料や競合製品も存在し、完全なスイッチング・コストとは言えない。
ネットワーク効果は事業モデルに存在しない。
長年の操業で培われた生産効率や、原料調達におけるノウハウにより、一定のコスト競争力を有していると考えられる。特に、大規模生産によるスケールメリットも寄与している可能性がある。
黒鉛電極市場において、世界でも有数の生産能力とシェアを有しており、業界内での寡占的な地位を築いている。この規模は、新規参入者にとって大きな障壁となる。
競合との比較優位
強気シナリオ
世界的な景気回復や、鉄鋼需要の増加による黒鉛電極の需要拡大。
高付加価値製品へのシフトや、新素材開発による収益性向上。
M&Aや事業再編による、さらなる市場シェア拡大とコスト効率化。
弱気シナリオ(モート侵食)
世界的な景気後退や、鉄鋼生産の低迷による需要の減少。
代替材料の開発や、競合他社の技術革新による競争激化。
原材料価格の高騰や、環境規制強化によるコスト増加。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、東海カーボンが持つ規模の経済性を覆すような、革新的な技術を持つ新規参入者が現れるか、あるいは既存の競合他社が劇的なコスト削減や生産能力増強を達成する必要がある。また、主要顧客である鉄鋼業界の構造的な衰退や、黒鉛電極に代わる素材の普及が急速に進むシナリオも考えられる。さらに、同社が長年培ってきた生産ノウハウや品質管理能力が陳腐化し、競合に追いつかれる、あるいは追い越される状況も、投資の失敗につながるだろう。環境規制の強化が、同社の生産コストを大幅に押し上げ、競争力を失わせる可能性も否定できない。
5年後のモート予測
鉄鋼需要の堅調な推移と、高付加価値製品へのシフトにより、売上・利益ともに着実に成長。黒鉛電極市場でのリーダーシップを維持し、収益性を向上させる。
緩やかな景気変動の影響を受けつつも、既存事業の安定性を維持。市場シェアは維持するものの、大きな成長は見込めず、収益性も横ばい傾向となる。
世界経済の減速や鉄鋼業界の構造的課題により、需要が低迷。価格競争が激化し、収益性が悪化。代替材料の台頭により、市場シェアも徐々に低下する。