ダイドーグループホールディングス(2590)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 1,714 | 39 | 33 | -53 | 3.8 | 197.3 | — | 51.3 |
| FY2017 | 1,727 | 49 | 25 | 54 | 2.8 | 151.7 | 60.0 | 52.3 |
| FY2018 | 1,716 | 61 | 39 | -60 | 4.1 | 234.2 | 60.0 | 53.8 |
| FY2019 | 1,683 | 29 | 18 | -40 | 2.0 | 108.0 | 60.0 | 53.9 |
| FY2020 | 1,582 | 56 | 32 | 49 | 3.9 | 201.3 | 60.0 | 51.8 |
| FY2021 | 1,626 | 46 | 40 | 16 | 4.8 | 254.2 | 60.0 | 52.1 |
| FY2022 | 1,601 | 7 | -5 | 1 | -0.6 | -32.4 | 60.0 | 50.9 |
| FY2023 | 2,134 | 37 | 44 | 80 | 4.8 | 140.8 | 60.0 | 50.4 |
| FY2024 | 2,372 | 48 | 38 | -8 | 4.1 | 120.7 | 60.0 | 49.6 |
| FY2025 | 2,412 | 42 | -303 | -7 | -46.7 | -957.8 | 40.0 | 39.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
ダイドーブランドは一定の認知度を持つが、競合他社と比較して強力なブランドエクイティや特許による独占的優位性は限定的。自販機ビジネスにおける長年のノウハウは無形資産と言えるが、数値化しにくい。
自動販売機設置場所の契約更新は、既存ベンダーとの関係性や設置条件に依存するが、設置場所のオーナー側が乗り換えを検討する際のコストは比較的低い可能性がある。飲料メーカーとしてのブランドスイッチは容易。
自動販売機ビジネスは設置場所と需要のマッチングであり、ユーザー数の増加が直接的にサービス価値を高めるネットワーク効果は発生しない。
長年の自動販売機オペレーションで培われた効率的な物流網や、PB商品の開発・製造によるコスト管理は一定の競争力を持つ。しかし、原材料価格の変動や競合との価格競争の影響を受けやすい。
国内の自動販売機市場において、ダイドードリンコはトップクラスの設置台数を誇り、規模の経済を活かした効率的な運営が可能。広範な設置網は、他社が容易に模倣できない優位性をもたらす。
競合との比較優位
強気シナリオ
自動販売機設置場所の確保と維持における競争優位性の継続
PB商品やオリジナルブランドによる収益性の改善
海外市場への展開による新たな収益源の確保
弱気シナリオ(モート侵食)
国内自動販売機市場の飽和と設置台数減少
原材料価格の高騰による収益性の悪化
競合他社による積極的な販路拡大や価格攻勢
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ダイドーグループホールディングスが長期的に競争優位性を失うシナリオは、まず国内の自動販売機市場における設置場所の確保競争で後れを取り、競合他社に主要なロケーションを奪われることである。これは、設置場所のオーナーとの関係性が弱まり、より魅力的な条件を提示される競合に流出する、あるいは、ダイドーの設置・メンテナンス体制の質が低下し、オーナーが不満を抱くことで発生しうる。また、PB商品やオリジナルブランドの差別化に失敗し、価格競争に巻き込まれることで収益性が低下し、規模の経済によるコスト優位性が失われることも考えられる。さらに、自動販売機以外の新たな収益の柱を築けず、既存事業の成長が鈍化した場合、投資家は将来の成長性に疑問を持ち、株価は低迷するだろう。
5年後のモート予測
自動販売機事業の安定的な収益基盤を維持しつつ、PB商品や海外展開の成功により、売上・利益ともに緩やかな成長を続ける。株主還元も堅調に推移する。
国内市場の成熟により、自動販売機事業の成長は限定的。PB商品やコスト削減努力で収益性を維持するが、大きな飛躍は見込めない。為替変動の影響を受ける。
国内自動販売機市場の競争激化と設置場所の減少、原材料価格高騰により、収益性が悪化。海外展開も軌道に乗らず、業績は低迷する。株主還元も抑制される可能性。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 827億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 49.6% | |
| 3. 利益の安定性 | 8年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 21.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.90倍 |
合格数:4/7 部分的合格