ブルボン(2208)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 1,129 | 48 | 37 | 2 | 9.0 | 152.0 | — | 57.5 |
| FY2017 | 1,177 | 52 | 37 | 49 | 8.3 | 152.3 | 19.0 | 55.3 |
| FY2018 | 1,176 | 44 | 31 | 10 | 6.7 | 129.8 | 21.0 | 57.9 |
| FY2019 | 1,176 | 29 | 19 | -22 | 3.9 | 78.1 | 22.0 | 61.1 |
| FY2020 | 1,184 | 42 | 32 | 24 | 6.3 | 131.8 | 23.0 | 64.1 |
| FY2021 | 945 | 41 | 34 | 30 | 6.4 | 140.5 | 24.0 | 63.4 |
| FY2022 | 974 | 16 | 11 | -46 | 2.1 | 45.6 | 25.0 | 61.1 |
| FY2023 | 1,037 | 38 | 31 | 45 | 5.4 | 127.9 | 26.0 | 59.9 |
| FY2024 | 1,135 | 75 | 56 | 1 | 9.1 | 231.2 | 27.0 | 64.2 |
| FY2025 | 1,203 | 75 | 59 | 49 | 8.8 | 244.6 | 37.0 | 66.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
ブルボンは「ルマンド」「アルフォート」など、長年親しまれているロングセラー商品を多数保有。これらの商品は高いブランド認知度と顧客ロイヤルティを確立しており、新規参入障壁となっている。特に、独自の製法による「ルマンド」のサクサクとした食感は、模倣困難な無形資産と言える。
菓子類は一般的にスイッチング・コストが低い。消費者は価格や新商品への関心から、容易に他社製品に乗り換える可能性がある。ただし、長年の愛着や特定のブランドへの嗜好性から、一部の顧客層には一定のスイッチング・コストが存在する。
ブルボンの事業モデルには、直接的なネットワーク効果は観察されない。製品の価値がユーザー数の増加によって増幅されるような構造ではない。
長年の事業継続による生産ノウハウの蓄積や、効率的なサプライチェーンの構築により、一定のコスト競争力を有していると考えられる。しかし、食料品業界全体として価格競争は激しく、圧倒的なコスト優位を確立しているとは言えない。
ブルボンは国内有数の菓子メーカーであり、一定の規模の経済を享受している。広範な販売網と生産能力は、中小規模の競合他社に対する優位性をもたらす。しかし、業界内にはさらに大規模な競合も存在するため、絶対的な寡占状態ではない。
競合との比較優位
強気シナリオ
主力ブランドの継続的なリニューアルと新商品開発による市場シェア維持・拡大
健康志向や個食ニーズに対応した新カテゴリー製品の成功
海外市場への展開加速による新たな収益源の確保
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格の高騰や円安による収益性の悪化
競合他社の積極的なプロモーションや低価格戦略によるシェア低下
消費者の嗜好の変化への対応遅れによるブランド力の低下
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ブルボンの投資が失敗するシナリオは、同社の強みであるブランド力が急速に陳腐化し、消費者の間で「古臭い」「飽きた」という認識が広まることである。これは、競合他社がより革新的で魅力的な新商品を次々と投入し、消費者のトレンドを巧みに捉える一方で、ブルボンが過去の成功体験に囚われ、マーケティング戦略や商品開発において時代遅れなアプローチを取り続ける場合に起こりうる。また、長年培ってきた品質や安全性のイメージが、不祥事や大規模なリコールによって根底から覆されるような事態が発生した場合も、ブランド価値は著しく損なわれ、回復は困難になるだろう。さらに、主要な販売チャネルである国内の小売店網が、ECシフトの加速やディスカウントストアの台頭によって弱体化し、製品が消費者の手に届きにくくなることも、売上低迷の要因となりうる。
5年後のモート予測
主力ブランドの強さを維持しつつ、健康志向や海外展開で成長。売上・利益ともに緩やかな増加傾向を維持する。
国内市場での競争激化と原材料価格の変動に影響を受けつつも、ブランド力で一定の地位を保ち、安定した収益を確保する。
消費者の嗜好変化への対応遅れや競合の攻勢により、主力ブランドの勢いが衰退。収益性は悪化し、低成長が続く。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 701億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 66.3% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 75.0% | |
| 6. 適度なPER | PER 11.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.04倍 |
合格数:7/7 防衛的投資家候補水準