J−オイルミルズ(2613)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 1,873 | 46 | 30 | 45 | 3.7 | 17.9 | — | 51.9 |
| FY2016 | 1,802 | 55 | 33 | -42 | 3.9 | 195.9 | — | 50.6 |
| FY2017 | 1,834 | 40 | 41 | 28 | 4.9 | 249.5 | 9.0 | 54.3 |
| FY2018 | 1,868 | 57 | 47 | 105 | 5.5 | 288.6 | 90.0 | 58.8 |
| FY2019 | 1,782 | 67 | 52 | 104 | 5.8 | 316.2 | 90.0 | 60.6 |
| FY2020 | 1,648 | 67 | 53 | 18 | 5.6 | 159.6 | 100.0 | 60.1 |
| FY2021 | 2,016 | -0 | 20 | -149 | 2.1 | 59.2 | 100.0 | 58.2 |
| FY2022 | 2,604 | 7 | 10 | -137 | 1.1 | 29.8 | 50.0 | 52.5 |
| FY2023 | 2,443 | 72 | 68 | 191 | 6.7 | 205.4 | 20.0 | 57.1 |
| FY2024 | 2,308 | 86 | 70 | 145 | 6.6 | 211.5 | 60.0 | 62.2 |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
J-オイルミルズは「味の素KK」のグループ企業であり、味の素のブランド力や技術ノウハウの一部を活用できる可能性がある。ただし、独立した強力なブランドや特許による競争優位性は限定的と見られる。
BtoB取引が中心であり、大手食品メーカーや外食産業との長期契約や、特定の用途に合わせた製品開発により、顧客の乗り換えには一定のコストや手間が発生する可能性がある。しかし、代替品の存在や価格競争力も考慮すると、スイッチング・コストは限定的。
ネットワーク効果が働く事業モデルではない。製品の普及やブランド認知度向上は広告宣伝や販売チャネルによるものが主であり、ユーザー数の増加が直接的に製品価値を高める構造ではない。
油脂製品の製造・販売において、原料調達力、生産効率、物流網の最適化により、一定のコスト優位性を構築していると考えられる。特に、大規模な生産設備や長年のノウハウがコスト競争力に寄与している可能性がある。
日本の食用油市場において、主要プレイヤーの一つであり、一定の市場シェアを有している。大規模な生産能力と販売網を持つことで、規模の経済による効率的な事業運営が可能であり、中小企業に対する優位性を保っている。
競合との比較優位
強気シナリオ
健康志向の高まりによる高付加価値製品(オメガ3脂肪酸強化など)の需要拡大
海外原料調達における価格交渉力の維持・強化
味の素グループとのシナジー効果による新製品開発や販路拡大
弱気シナリオ(モート侵食)
国際的な原料相場の急激な高騰と、それを価格転嫁できない状況
競合他社による価格攻勢や、より革新的な代替製品の登場
国内市場の縮小や、消費者の健康意識の変化への対応遅れ
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、J-オイルミルズが規模の経済によるコスト優位性を維持できなくなることが真でなければならない。具体的には、原料調達における価格交渉力の低下、生産効率の悪化、物流コストの増大などが考えられる。また、競合他社がより効率的な生産技術やサプライチェーンを確立し、J-オイルミルズのコスト優位性を凌駕した場合も、この投資は失敗するだろう。さらに、主要顧客である大手食品メーカーや外食産業が、J-オイルミルズ以外のサプライヤーへの切り替えを容易に進められるようになり、スイッチング・コストが実質的にゼロに近づいた場合も、競争環境は著しく悪化する。健康志向の高まりといった市場トレンドへの対応が遅れ、高付加価値製品の開発に失敗し、低価格帯での競争に巻き込まれ続けるシナリオも、失敗要因となり得る。
5年後のモート予測
健康志向の高まりを捉えた高付加価値製品の投入と、味の素グループとの連携強化により、売上・利益ともに堅調な成長を遂げる。
原料価格の変動に影響を受けつつも、規模の経済と安定した需要基盤により、緩やかな成長を維持する。
原料価格の高騰や競争激化により、収益性が悪化し、市場シェアを徐々に失っていく。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 660億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 66.5% | |
| 3. 利益の安定性 | 11年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 68.9% | |
| 6. 適度なPER | PER 13.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.60倍 |
合格数:7/7 防衛的投資家候補水準