研究開発費(時系列)
| 年度 | R&D費用(億円) | 設備投資(億円) |
|---|---|---|
| 2025-03 | - | 47 |
| 2024-03 | - | 40 |
| 2023-03 | - | 51 |
| 2022-03 | - | 51 |
| 2021-03 | - | 39 |
研究開発活動(本文)
FY2025|2,397 文字
6 【研究開発活動】当社では「Joy for Life®-食で未来によろこびを®-」を目指すべき未来として掲げ、「おいしさ×健康×低負荷」で人々と社会と環境へのよろこびを創出すべく、社会課題解決に貢献する研究開発活動を進めております。植物由来の素材に関する研究を通じ、私たちがこれまで培ってきた知見を基盤として、お客さまや社会が抱える課題へお応えするため、技術開発・商品開発・アプリケーション開発を行っております。技術開発においては、おいしさや、健康、低負荷の観点で新たな価値を生み出すため、効用のメカニズムの科学的究明とともに、顧客や社会が抱える課題の解決を目的に、開発活動を行っております。そして、高品質な商品・サービスによるお客さまへの提供価値向上を目指し、技術開発によって生まれた基盤技術をベースに商品開発を行っております。さらに、アプリケーション開発においては、様々な食品素材の知見を融合させ、顧客や社会の課題解決に取り組んでおります。① 家庭用油脂事業の開発においては、生活者のベネフィットを第一に考え、おいしさ、健康、環境および調理者の負荷低減に寄与する商品開発を行っております。② 業務用油脂事業の開発においては、食のプロに向けて、作業環境の向上、長持ち機能など経済性および環境さらには調理作業の低負荷につながる商品の提供を目指し開発を行っております。③ テクスチャーデザイン事業の開発においては、当社独自の加工技術を用いて、畜肉製品、水練り製品、菓子類、製菓など幅広いジャンルの食品に対して、好ましい食感・物性・機能性を付与できる機能性澱粉の商品開発を行っております。④ 基盤技術開発においては、上記の各事業の商品開発の基盤となる、科学的な真理探究を伴う技術開発を行っております。また、大学など外部研究機関との共同研究にも取り組んでおります。なお、研究開発費の総額は、1,266百万円であります。 セグメント別の研究開発活動は、次のとおりであります。(油脂事業)家庭用油脂分野では環境配慮型の商品として「AJINOMOTO こめ油たっぷりクッキングオイル」500gスマートグリーンパック®を発売しました。また、あっさりとしたキャノーラ油と豊かな風味のエクストラバージンオリーブオイルをブレンドしたクッキングオリーブオイルとして「AJINOMOTO EurOlive」(ユーロリーブ)300gスマートグリーンパック®を発売しました。生活者の節約志向や調理時の手間低減に寄与する「AJINOMOTO ダブルハーフ」700gスマートグリーンパック®を発売し、商品ラインアップ拡充を図りました。さらに、食事から健康に良いものを取り入れたいという生活者も増加傾向にあることから、認知および摂取意向が高い栄養素であるビタミンEを豊富に含んだ栄養機能食品の食用油「AJINOMOTO 健康プラス」900gエコボトルを発売しました。健康志向の高まりを受け、血中の中性脂肪や総コレステロールを低下させる機能について報告のある成分を含む機能性表示食品「AJINOMOTO サララこめ油」を発売しました。また、「スマートグリーンパック®」シリーズのラインアップ拡充のため「AJINOMOTO さらさらキャノーラ油」300gスマートグリーンパック®、「AJINOMOTO こめ油」300gスマートグリーンパック®、「AJINOMOTO 焙煎ごま香味油」500gスマートグリーンパック®を発売しました。業務用油脂分野においては、環境負荷低減に加えて食材の高騰による節約志向の高まりなどにより調理機能を付与した油の利用が広がり、「JOYL PRO® 」シリーズが注目を集めております。米の価格高騰に対応すべく、炊飯時の歩留向上機能を高めた「JOYL PRO® 炊飯油F3」を発売し、お米を大切に使いたいという要望に応える商品として好評を頂いております。また、爽やかな花椒の香りに加え、昨今の顧客ニーズとなっているパンチのある辛味と旨味の両立によって本格的な四川料理を演出できる「JOYL PRO® 花椒香るうま辛ラー油」や炭火焼き調理工程において生じる香りを手軽に楽しめる「JOYL PRO® 炭火焼き風味オイル」を発売しました。フライ油用途においては、近年注目度が高いインストアベーカリーを中心に活用頂いている、本格的な甘い風味とコクを演出する「Bakery Fry Up SF」、作業性の優れる「Bakery Fry Up L」を発売しました。環境負荷低減、フードロス削減に貢献できる技術開発や食課題の改善に向けて提案を継続すべく、商品の開発を進めてまいります。なお、当事業の研究開発費の金額は、803百万円であります。 (スペシャリティフード事業)加工油脂分野では、「グランマスター®」ブランドをはじめとする業務用マーガリン、業務用ショートニングの開発を行い、油脂加工技術を活用して製菓製パン業界を中心とした食のプロのニーズにお応えしております。粉末油脂分野では、生産部門と連携し噴霧乾燥工程の生産効率の向上、安定生産へのサポートを継続しております。テクスチャーデザイン分野では、当社の業務用ブランド「TXdeSIGN®(テクスデザイン)」シリーズの新たな製品として「ネオトラスト®C-200」を市場導入しました。本製品は従来製品よりも吸水機能に優れており、食感改良・歩留改善・作業性向上に貢献できる製品となります。加えて機能性澱粉の更なる機能性向上、生産効率改善に関わる技術開発にも取り組みました。健康素材分野では、大豆シート食品「まめのりさん®」とファイン分野のビタミンK2は、生産効率改善や販売促進に対応した技術開発に取り組みました。なお、当事業の研究開発費の金額は、463百万円であります。
FY2024|2,554 文字
6 【研究開発活動】当社では「Joy for Life® -食で未来によろこびを-」を目指すべき未来として掲げ、「おいしさ×健康×低負荷」で人々と社会と環境へのよろこびを創出すべく、社会課題解決に貢献する研究開発活動を進めております。素材開発や体内への作用のメカニズム解析を行い、基盤技術を確立・向上する役割を研究開発センターが担い、技術の仕上げである商品開発、つまり、お客さま毎のさまざまなニーズに合わせたカスタマイズやブラッシュアップを商品開発グループが担っています。当社の基盤技術開発とお客さまのニーズに沿った商品開発を両輪として回しながら、研究開発センターと商品開発グループの二人三脚で新たな価値を提供する商品開発・技術開発を行っています。また、商品開発を行う際には、お客さまがどのようなものを求めているのかを把握することが重要であり、その起点となる当社の「おいしさデザイン工房®」ではシェフやパン職人などさまざまな経験と技能を持つ技術者が、当社製品のアプリケー ション開発を行っています。①家庭用油脂事業の開発においては、生活者のベネフィットを第一に考え、おいしさ、健康、環境および調理者の負荷低減に寄与する商品開発を行っております。②業務用油脂事業の開発においては、食のプロに向けて、作業環境の向上、長持ち機能など経済性および環境さらには調理作業の低負荷に繋がる商品の提供を目指し開発を行っております。③テクスチャーデザイン事業の開発においては、当社独自の加工技術を用いて、畜肉製品、水練り製品、菓子類、製菓など幅広いジャンルの食品に対して、好ましい食感・物性・機能性を付与できる機能性澱粉の商品開発を行っております。④研究開発センターにおいては、上記の各事業の商品開発の基盤となる、科学的な真理探究を伴う基盤技術開発を行っております。なお、研究開発費の総額は、1,307百万円であります。 セグメント別の研究開発活動は、次のとおりであります。(油脂事業)家庭用油脂分野では生活者の節約志向や調理時の手間低減に寄与する「AJINOMOTO ダブルハーフ」600gUDエコペットおよび900gエコボトルを発売しました。調理時の気になるにおいを抑制する機能をわかりやすく伝えるために、「AJINOMOTO さらさら®キャノーラ油軽やか仕立て」をリニューアルいたしました。また、健康意識の高まりを受け、国内初となるα-リノレン酸による肌保湿効果のある機能性表示食品として新商品「AJINOMOTO 毎日アマニ油」90g鮮度キープボトルおよび326g鮮度キープボトルを発売しました。さらに、オリーブオイル領域では、お手軽にどんな料理にもたっぷり使えるブレンドオイル「AJINOMOTO オリーブたっぷりクッキングオイル」600gUDエコペットを発売しました。当社では人と地球にやさしい商品開発に努めており、再生ペット樹脂をボトルとラベルの一部に使用した新容器を用いて「FILIPPO BERIO®エクストラバージンオリーブオイル」、「FILIPPO BERIO®オリーブオイル」、「AJINOMOTO 軽くて あっさりしたオリーブオイル」を新容量720gUDエコペットにて発売しました。またプラスチック使用量約60%削減を実現した環境配慮型商品「スマートグリーンパック®」シリーズでは「AJINOMOTO やさしいオリーブオイル®」300gの幅広くクッキング用途で使用できる特長をより分かりやすく伝えるため、パッケージデザインを一新しました。業務用油脂分野におきましても、環境配慮型商品の要望に応えるべく家庭用で発売している紙パック容器を展開し、「スマートグリーンパック®」を活用した「スマートグリーン® サラダ油」900gを発売しました。また、CO2発生量の削減によるサステナブルな社会実現へ貢献すべく、当社独自技術「SUSTEC®(サステック)」を導入した商品である「すごい長徳®」5品においてCFP認証を取得し、27-28%のCO2削減効果が認定されました。これまでにCFP認証を取得していた商品群を含め、「長徳®」シリーズは食資源を大切に使用したいというお客様の要望に応える商品として拡販に努めるとともに、フライ油の使い方において、廃棄に関する管理基準の提案など、幅広く活動してまいりました。また、調理における技術不足・手間軽減(時短)・安定調達をサポートする商品を提供することで、外食や中食の調理現場においてサステナビリティを実現しつつ、生活者のニーズに対応した製品およびサービスを開発しております。なお、当事業の研究開発費の金額は、831百万円であります。(スペシャリティフード事業)乳系PBF分野では、2021年に発売を開始した「Violife」シリーズから、販売中の「Violife 植物生まれのチーズ シュレッド モッツァレラタイプ」と「Violife 植物生まれのチーズ シュレッド チェダータイプ」の20%増量キャンペーンを実施し、お客様がトライアルとリピートをしやすい商品提案を行いました。加工油脂分野では、業務用マーガリン、業務用ショートニングの開発を行い、油脂加工技術を活用して製菓製パン業界を中心とした食のプロのニーズにお応えしております。粉末油脂分野では、生産部門との連携を通して噴霧乾燥工程の生産効率の向上、安定生産へのサポートを継続しております。テクスチャーデザイン分野では、当社の業務用ブランド「TXdeSIGN ®(テクスデザイン)」シリーズの新たな製品として「ネオトラスト®EX-600」を市場に導入しました。この製品は、従来製品よりも製パンプロセスにおけるハンドリング性を向上させることに重点を置いて開発されました。さらに、「エクステン®」のラインアップに新たに「エクステン®CM PLUS」を加え、アイスクリームやチーズなどの乳製品分野への進出を図っています。健康素材分野では、大豆シート食品「まめのりさん®」とファイン分野のビタミンK2は、生産効率改善や販売促進に対応した技術開発に取り組みました。なお、当事業の研究開発費の金額は、476百万円であります。
FY2023|2,446 文字
6 【研究開発活動】当社では、「おいしさデザイン®」による付加価値創造を目指して商品開発・技術開発を進めております。事業ごとに設置した各研究開発グループと中長期および横断的な開発を担う「フードデザインセンター」により、おいしさ・健康・低負荷の課題を解決すべく、研究開発活動を行っております。フードデザインセンター「イノベーション開発部」は、新技術の開発・コア技術の獲得と強化を、「研究開発戦略部」は、研究開発部門の戦略立案を通して、獲得された技術での利益の最大化を推進しております。アプリケーション開発ではプレゼンテーション機能を併せ持つ「おいしさデザイン工房®」を中心に、当社の持つ製品や技術を掛け合わせて、揚げ物料理や調理、健康、調味、低負荷といった様々な付加価値機能を追求するとともに、お客様や市場との接点を多く持つことで「おいしさデザイン®」による付加価値創造と社会課題解決のためのソリューション提案活動に努めております。主な当社製品の研究開発は次のとおりであります。①家庭用油脂商品の開発においては、生活者のベネフィットを第一に考え、おいしさ、健康、環境および調理者の負荷低減に寄与する商品開発を行っております。②業務用油脂商品の開発においては、食のプロに向けて、作業環境の向上、長持ち機能など経済性および環境さらには調理作業の低負荷に繋がる商品の提供を目指し開発を行っております。③乳系PBF事業においては、家庭用および業務用マーガリン、業務用ショートニング、粉末油脂、乳系植物性食品の開発を行い、油脂加工技術を活用して、一般消費者や食のプロのニーズにお応えしております。④テクスチャーデザイン事業においては、当社独自の加工技術を用いて、畜肉製品、水練り製品、菓子類、製菓など幅広いジャンルの食品に対して、好ましい食感・物性・機能性を付与できる機能性澱粉の商品開発を行っております。⑤新領域事業においては、主に海外のすしロールに利用される大豆シートや、ビタミンE、ビタミンK2などのファイン素材の開発を行っております。なお、研究開発費の総額は、1,355百万円であります。 セグメント別の研究開発活動は、次のとおりであります。(油脂事業)家庭用油脂分野では健康意識の高まりを受け、クッキングオリーブオイルの新商品 JOYL「AJINOMOTO やさしいOliveOil」300gスマートグリーンパック®を発売しました。またADMINISTRATION MANAGEMENT CONSULTING SERVICES P.C.,(ギリシャ)のブランド「GOUTIS ESTATE」のエキストラバージンオリーブオイルを輸入し、当社公式オンラインショップ限定で販売を開始しました。さらには健康イメージと使いやすさで市場拡大中のこめ油をブレンドし、あらゆる料理にお使いいただける新製品 JOYL「AJINOMOTO こめ油たっぷりクッキングオイル」を発売いたしました。当社はプラスチック廃棄物やごみ容積の削減、CO2排出量削減を取り組むべき課題と認識しており、具体的な課題解決として紙パック採用によりプラスチック使用量約60%削減を実現した環境配慮型商品を「スマートグリーンパック®」シリーズとして展開しております。店頭における視認性・識別性を高め、「スマートグリーンパック®」の特長をより分かりやすく伝えるため、パッケージデザインを一新し、9製品に拡大しました。例えば、ごま油では家庭内需要が高まり、風味付けなどの用途が広がったことからJOYL「AJINOMOTO ごま油好きの純正ごま油」300gスマートグリーンパック®を発売いたしました。業務用油脂分野におきましても、CO2発生量の削減によるサステナブルな社会実現へ貢献すべく、当社独自技術「SUSTEC® (サステック)」を導入した商品である「長徳®」シリーズのCFP認証を「長徳®キャノーラ油」に続き取得し、拡販に取り組みました。加えて、食資源を大切に使用したいというお客様の要望に応えるべく、フライ油廃棄に関する管理基準の提案など、幅広く活動してまいりました。また、調理における技術不足・手間軽減(時短)・安定調達をサポートする商品を提供することで、外食や中食の調理現場がサステナビリティを実現しつつ、生活者のニーズに対応した製品およびサービスを開発しております。なお、当事業の研究開発費の金額は、830百万円であります。(スペシャリティフード事業)乳系PBF分野では、昨年度発売を開始した「Violife(ビオライフ)」シリーズから、「Violife 植物生まれのチーズ ブロック スモークタイプ」と「Violife 植物生まれのチーズ シュレッド モッツァレラタイプ」の2品を新たに発売いたしました。また、販売中の「Violife 植物生まれのチーズ シュレッド チェダータイプ」をお試ししやすい100gサイズにリニューアルいたしました。粉末油脂分野では、生産部門との連携を通して噴霧乾燥工程の生産効率の向上、安定生産へのサポートを継続しております。テクスチャーデザイン分野では、昨年度より展開している業務用新ブランド「TXdeSIGN ®(テクスデザイン)」シリーズの新商品として、通常のαでん粉と同等以上の吸水が可能な上、ダマになりにくいなどのユーザビリティーを向上させたスターチ素材「クレムス」ならびに、エンドウ豆でん粉を当社の独自技術で加工した、たらこなどの魚卵製品の代替となる「キャビール」の2品を発売いたしました。新領域分野では、大豆シート食品「まめのりさん®」とファイン分野のビタミンK2は、生産効率改善や販売促進に対応した技術開発に取り組みました。また、プラントベースミートなどの結着用途として、卵白の代替となる「プランコネクト」を発売いたしました。なお、当事業の研究開発費の金額は、525百万円であります。
FY2022|2,993 文字
5 【研究開発活動】当社では、「おいしさデザイン®」による付加価値創造を目指して商品開発・技術開発を進めました。事業ごとに設置した各研究開発グループと中長期および横断的な開発を担う「フードデザインセンター」により、おいしさ・健康・低負荷の課題を解決すべく、研究開発活動を行っています。フードデザインセンター「イノベーション開発部」は、新技術の開発・応用・コア技術強化を、「戦略企画部」は、研究開発部門の戦略立案を通して、獲得された技術での利益の最大化を推進しております。アプリケーション開発ではプレゼンテーション機能を併せ持つ「おいしさデザイン工房®」を中心に、当社の持つ製品や技術を掛け合わせて、揚げ物料理や調理、健康、調味といった様々な付加価値機能を追求するとともに、お客様や市場との接点を多く持つことで「おいしさデザイン®」による付加価値創造と社会課題解決のためのソリューション提案活動に努めております。主な当社製品の研究開発は次のとおりであります。①家庭用油脂商品の開発においては、一般消費者の皆様をより意識し、おいしさ、健康、環境負荷低減に寄与する商品開発を行っております。②業務用の油脂商品の開発においては、プロの需要家の皆様を意識し、顧客の課題解決に結びつくよう食品のおいしさ、作業性向上、長持ち機能など経済性および環境低負荷に繋がる商品開発を行っております。③家庭用及び業務用のマーガリンや業務用ショートニング、粉末油脂、乳系植物性食品の開発においては、油脂加工技術を活用して、一般消費者やプロの需要家の皆様のニーズにお応えしております。④テクスチャーデザイン事業製品の開発においては、当社独自の加工技術で、スナック菓子や麺、パン、水練り製品、畜肉製品、低糖質食品など幅広い食品に利用でき、更に好ましい食感も付与できる機能性澱粉の商品開発を行っております。⑤ファイン製品の開発においては、主に大豆を活用した天然素材に含まれる生理活性物質や機能性素材を、抽出・精製・加工し、機能性を付与した高付加価値型の素材商品として提供しております。なお、研究開発費の総額は、1,248百万円であります。 セグメント別の研究開発活動は、次のとおりであります。(油脂事業)家庭用油脂分野では、オリーブオイルの「鮮度」へのニーズの高さから開封後も鮮度を保持できる新容量品JOYL「AJINOMOTO オリーブオイルエクストラバージン」326g鮮度キープボトルを発売いたしました。また、オリーブオイルについては、鮮度が良く風味豊かなオリーブオイルであることが伝わるパッケージデザインに一新し発売いたしました。健康油では、お客さまからいただいた声により内容量・容器を見直しJOYL「AJINOMOTO アマニブレンド油」600g(栄養機能食品(n-3系脂肪酸))を発売いたしました。また、JOYL「AJINOMOTO 健康サララ®」についても、お客さまの声を活かしてより特長がわかりやすく視認性を強化したパッケージデザインに一新いたしました。加えて、昨今、家庭内で日々の料理に使用する油を「料理をよりおいしく仕上げたい」、あるいは「健康イメージ」へのこだわりから、付加価値の高いオイルに切り替える生活者が増加しており、このようなニーズへお応えするため、コクとうまみが特長の大豆油にビタミンEを配合したJOYL「AJINOMOTO 大豆の油健康プラス」 (栄養機能食品(ビタミンE))を発売いたしました。ごま油では、調味用途をはじめとした家庭内調理機会の増加で需要が伸長しており、焙煎したごまの香ばしさとおいしさにこだわったJOYL「AJINOMOTO ごま油好きの純正ごま油」を発売いたしました。「体に良さそう」など原料由来の健康イメージとどんな料理にも使えることが評価されているこめ油について、地球環境に配慮したJOYL「AJINOMOTO こめ油」900gエコボトルを発売いたしました。また、当社はプラスチック廃棄物やごみ容積の削減、CO2排出量削減を取り組むべき課題と認識しており、具体的な課題解決として紙パック採用によりプラスチック使用量約60%削減を実現した環境配慮型商品を「スマートグリーンパック®」シリーズと呼称し、JOYL「AJINOMOTO さらさら®キャノーラ油」、JOYL「AJINOMOTO ごま油好きの純正ごま油」、JOYL「AJINOMOTO こめ油」、JOYL「AJINOMOTO オリーブオイルエクストラバージン」、JOYL「AJINOMOTO大豆の油」を発売いたしました。業務用油脂分野におきましても、オペレーションコスト削減や労働環境改善の他、CO2発生量の削減によるサステナブルな社会実現へ貢献すべく、当社独自技術「SUSTEC® (サステック)4」により、フライオイルの酸価上昇を4割抑制、着色を4割抑制しつつ、揚げものの油っぽさを低減する新製品「すごい長徳」を発売いたしました。また、新しいコミュニケーションブランド「JOYL」を冠した初のフラッグシップブランド「JOYL PRO®(ジェイオイル プロ)」の新製品として「JOYL PROパラっとさばき油」「JOYL PRO花椒油」「JOYL PROエンハンスオイル」の3品を発売いたしました。今後も、調理における技術不足・手間軽減(時短)・安定調達をサポートすることで、外食や中食の調理現場がサステナビリティを実現しつつ、生活者のニーズに応えられるよう支援し、世の中に食のJoyを広げてまいります。なお、当事業の研究開発費の金額は、660百万円であります。(スペシャリティフード事業)スペシャリティフード事業油脂加工品分野では、健康志向や環境への配慮などの社会背景から、「Violife(ビオライフ)」のプラントベースチーズとプラントベースバターを発売いたしました。また、「ラーマバター好きのためのマーガリン」と「ラーマお菓子作りのためのマーガリン」では、バイオマスプラスチックを約10%使用したプラスチック容器に変更いたしました。粉末油脂分野では、生産部門との連携を通して噴霧乾燥工程の生産効率の向上、安定生産へのサポートに努めております。スペシャリティフード事業テクスチャーデザイン分野では、植物由来の原材料と当社独自の技術を組み合わせ、お客さまの課題解決の取り組みをさらに進めるべく、“テクスチャーをデザインする” 業務用新ブランド「TXdeSIGN®」を導入いたしました。新商品として、加熱しても煮溶けない特徴を持つ多孔質な顆粒状のスターチ素材「TXdeSIGN フィブレ®」ならびに、これまでのスターチにはない、しなやかな伸展性や粘弾性を有する「TXdeSIGN エクステン®」を発売しました。新領域大豆食品分野では、昨今のプラントベースフード需要の高まりにお応えするため、粒状大豆たん白「プランテクスト」を発売いたしました。大豆シート食品「まめのりさん®」とファイン分野のビタミンK2は、海外での販売が好調であり、増産や販売促進に対応した技術開発に取り組みました。なお、当事業の研究開発費の金額は、552百万円であります。(その他)その他の事業の研究開発費の金額は、36百万円であります。
FY2021|2,459 文字
5 【研究開発活動】当社グループの研究開発活動は、当社及び㈱J-ケミカルで行っております。当社では、「おいしさデザイン®」による付加価値創造を目指して、「フードデザインセンター」を設置し、研究開発活動を進めております。フードデザインセンターは、顧客対応領域を軸として、市場開発・商品開発・基盤研究を一貫させ、当社事業領域での製品開発機能を担っております。また、戦略企画部は、事業領域を横断するテーマのためのリソース配分決定、および中長期技術戦略の立案を行い、獲得された技術での利益の最大化を推進しております。アプリケーション開発及びプレゼンテーション機能を併せ持つ「おいしさデザイン工房®」では、当社の持つ製品や技術を掛け合わせて、揚げ物料理や調理、健康、調味といったさまざまな付加価値機能を追求するとともに、お客様や市場との接点を多く持つことで「おいしさデザイン®」による付加価値創造と社会課題解決のためのソリューション提案活動に努めております。主な当社製品の研究開発は次のとおりであります。①家庭用及び業務用の油脂商品の開発においては、一般消費者やプロの需要家の皆様をより意識し、顧客の課題解決に結びつくよう食品の「おいしさ」を引き出す商品開発を行っております。②家庭用及び業務用のマーガリンや業務用のショートニング、粉末油脂の開発においては、油脂加工技術を活用して、一般消費者やプロの需要家の皆様のニーズにお応えしております。③スターチ製品の開発においては、当社独自の加工技術で、スナック菓子や麺、パン、水練り製品、畜肉製品、低糖質食品など幅広い食品に利用でき、更に好ましい食感も付与できる機能性澱粉の商品開発を行っております。④ファイン製品の開発においては、主に大豆を中心とした天然素材に含まれる生理活性物質や機能性素材を、抽出・精製・加工し、機能性を付与した高付加価値型の素材商品として提供しております。㈱J-ケミカルでは、「持続可能社会へのバイオマス活用拡大への貢献」を目指し、主要事業である木材用接着剤、塗料では合板・木質ボードなどの高機能化を図る開発を行い、国産材の利用促進に貢献しております。また、抗菌抗ウイルス剤「AGアルファ®」はコロナ禍環境下で引き合いが急増し、塗料・コーティング剤や洗浄剤などの付加価値化への提案を行っております。なお、研究開発費の総額は、1,518百万円であります。 セグメント別の研究開発活動は、次のとおりであります。(油脂事業)家庭用油脂分野では、より一層お客様のご利用シーン・ニーズに対応する開発を目指し、健康意識の高いお客様から高い支持を頂いているオメガ3(n-3)脂肪酸豊富なオイルが開封後も酸化しにくく、注ぐ量も調整しやすい「AJINOMOTO えごま油」100g鮮度キープボトル、200g鮮度キープボトル、「AJINOMOTO アマニ油」100g鮮度キープボトルを発売いたしました。また、生食での使用から炒めものなど幅広い用途に使用いただける「AJINOMOTO えごまブレンド油」200g鮮度キープボトル、「AJINOMOTO アマニブレンド油」410g鮮度キープボトルを発売いたしました。家庭内での調理機会の増加を受け、頻繁に揚げものを作られる方々を主なターゲットとしたキャノーラ油の新商品「AJINOMOTO さらさら®キャノーラ油 軽やか仕立て」を発売いたしました。家庭内で、日々の料理に使用する油を「風味」や「仕上がり」、「ヘルシー感」などのこだわりで、ベーシックなタイプから付加価値の高いタイプに切り替える生活者のニーズにお応えするため、「AJINOMOTO Eurolive® Light」を発売いたしました。調味油分野では、本格中華メニューを、ご家庭でも手軽に味わいたいという需要の高まりを受け、調味油のラインナップを強化し、「AJINOMOTO 香辣油」、「AJINOMOTO 花椒油」を発売いたしました。また、ごま油の調味用途による使用が拡大していることを受け、濃厚な風味を楽しみたい方に向け、香ばしさをアップさせた「AJINOMOTO 濃口ごま油」と「AJINOMOTO 焙煎ごま香味油」を発売いたしました。業務用油脂分野におきましても、オメガ3(n-3)脂肪酸を豊富に含む「J えごま油」200g(外食テーブルユース向け)を発売いたしました。また、新鮮な状態が長く続く独自製法「TEEUP®製法PLUS+」を活用した「長調得徳®」シリーズの機能強化を図るべく、研究開発に邁進いたしました。なお、当事業の研究開発費の金額は、720百万円であります。(油脂加工品事業)加工油脂分野では、アイルランド産発酵バターを配合したグランマスター®アイリッシュ、グランマスター®iシリーズを発売いたしました。またマレーシア油脂加工品会社Premium Fats Sdn Bhdにおいてはフレーバリング技術及び配合技術での技術支援によりSUNPRIMEシリーズの新製品を発売いたしました。粉末油脂分野では、安定生産へのサポートを継続しながら、生産部門との連携を通して噴霧乾燥工程の生産効率の向上に努めております。なお、当事業の研究開発費の金額は、343百万円であります。(食品・ファイン事業)食品素材スターチ分野では、食感起点でお客様の抱える課題を解決する「テクスチャーソリューション」に注力いたしました。当社独自素材である「ネオトラスト®」シリーズのアプリケーション技術開発を推し進め、油と水の両方を保持する機能により、畜肉製品のジューシー感や食べ応えを向上させることや、食パンをしっとりさせ、口どけ感が向上させることなど、その用途が益々広がって来ており、採用実績も増加しております。食品素材ファイン分野では、海外での販売が好調なビタミンK2の増産や販売促進に対応した技術開発に取り組みました。なお、当事業の研究開発費の金額は、454百万円であります。
FY2020|2,643 文字
5 【研究開発活動】当社グループの研究開発活動は、当社及び㈱J-ケミカルで行っております。当社では、「おいしさデザイン®」による付加価値創造を目指して、「技術戦略センター」と「フードデザインセンター」を設置し、研究開発活動を進めております。技術戦略センターは、技術開発組織全体の企画管理、中長期研究開発戦略の立案・推進、次世代の新素材と新技術の開発を行っております。中長期研究開発については新技術開発推進のため外部連携の強化を進めております。当事業年度は、東北大学大学院農学研究科に共同研究講座「J-オイルミルズ油脂イノベーション共同研究講座」を開設しました。本講座は2019年4月1日から2022年3月31日の期間で開講し、油脂の酸化に関する基礎から応用に関わる研究を行い、その成果を基にこれまで見出されていなかった油脂の機能を活用し、新しい価値を有する商品の提供に貢献したいと考えております。フードデザインセンターは、顧客対応領域を軸として、市場開発・商品開発・基盤研究を一貫させ、当社事業領域での製品開発機能を担っております。アプリケーション開発及びプレゼンテーション機能を併せ持つ「おいしさデザイン工房®」では、当社の持つ製品や技術を掛け合わせて、揚げ物料理や調理、健康、調味といったさまざまな付加価値機能を追求するとともに、お客様や市場との接点を多く持つことで「おいしさデザイン®」による付加価値創造と社会課題解決のためのソリューション提案活動に努めており、主な当社製品の研究開発は次のとおりであります。①家庭用及び業務用の油脂商品の開発においては、一般消費者やプロの需要家の皆様をより意識し、顧客の課題解決に結びつくよう食品の「おいしさ」を引き出す商品開発を行っております。②家庭用及び業務用のマーガリンや業務用のショートニング、粉末油脂の開発においては、油脂加工技術を活用して、一般消費者やプロの需要家の皆様のニーズにお応えしております。③スターチの開発においては、当社独自の加工技術で、スナック菓子や麺、パン、水練り製品、畜肉製品、低糖質食品など幅広い食品に利用でき、更に好ましい食感も付与できる機能性澱粉の商品開発を行っております。④ファイン製品の開発においては、主に大豆を中心とした天然素材に含まれる生理活性物質や機能性素材を、抽出・精製・加工し、機能性を付与した高付加価値型の素材商品として提供しております。㈱J-ケミカルでは、「循環型社会構築へ向けたバイオマス(植物資源)活用拡大への貢献」を目指し、主要事業である木材用接着剤、塗料では合板・木質ボードなどの高機能化を図る開発を行い、国産材の利用促進に貢献しております。また、リグニンなどの林産資源や油脂などの農産資源を接着剤ほか化学品用途へ展開する開発に取り組んでおります。その他、健康関連分野では水溶性銀系抗菌・抗ウイルス剤の用途開発や、研究用試薬・診断薬原料向けの蛋白質レクチンの技術開発に取り組んでおります。なお、研究開発費の総額は、1,577百万円であります。セグメント別の研究開発活動は、次のとおりであります。(油脂事業)家庭用油脂分野では、調理から食卓まで様々な使用シーンの広がりを踏まえ、健康でおいしい食事を摂って頂くためのオイル開発を目指し、メニューを選ばずオリーブオイルを気軽に揚げ物や和食にも使っていただけるよう、軽くてあっさりしたクセのない風味の「AJINOMOTO 軽くて あっさりしたオリーブオイル」910gを発売いたしました。また、健康意識の高いお客様から高い支持を頂いているオメガ3(n-3脂肪酸)豊富なオイルである「AJINOMOTO えごま油」「AJINOMOTO アマニ油」100g、さらに、好評を頂いているこめ油をたっぷりお使い頂ける「AJINOMOTO こめ油」1000gを発売いたしました。家庭の多様な食シーンを豊かにするという価値の提供を目指し、食卓を楽しく明るくする商品の開発を進めております。業務用油脂分野では、調理現場の課題解決を応援する調味油領域のブランド「J-OILPRO®」シリーズに新商品としてフレッシュなガーリックの香りと程よい旨み、甘みを感じられる「J-OILPRO®フレッシュに香るガーリックオイル」1000gエコボトルを発売し、また炊飯油領域では、焚き増え、釜離れによる歩留まりを改善しコストダウンが可能な「ごはんのための米油(炊飯用)」1350gエコボトルを発売いたしました。さらに、新鮮な状態が長く続く独自製法「TEEUP®製法PLUS+」を活用した「長調得徳®」シリーズに、衣への吸油率を下げ、油っぽさを抑える独自の「ヘルシー&ライトテイスト製法」を加えた「長調得徳®ヘルシータイプ」を発売いたしました。なお、当事業の研究開発費の金額は、757百万円であります。(油脂加工品事業)加工油脂分野では、こめ油を30%使用(原料油脂中)した「ラーマソフト こめ油入り」を発売いたしました。また、業務用の製菓・製パン分野においては、お客様の商品開発へのお役立ち提案として、アプリケーションをセットにしたマーガリン・ショートニング製品を紹介しました。さらに、業務・資本提携を結んだマレーシア油脂加工品会社Premium Fats Sdn BhdならびにPremium Vegetable Oils Sdn Bhdにおけるマーガリン・ショートニング新製品製造支援および現地のニーズに合った製品アプリケーション開発に邁進しました。粉末油脂分野では、安定生産へのサポートを継続しながら、生産部門との連携を通して噴霧乾燥工程の生産効率の向上に努めております。なお、当事業の研究開発費の金額は、397百万円であります。(食品・ファイン事業)食品素材スターチ分野では、食品の食感改良でおいしさを向上するテクスチャーソリューションに注力いたしました。「ネオトラスト®」シリーズのアプリケーション開発を推し進め、水と油双方を保持する効果による畜肉商品におけるジューシー感向上や、さまざまな食品の離水防止機能によるおいしさ長持ち、製菓スポンジ生地における口溶けの良さ向上など、その用途に広がりを見せています。食品素材ファイン分野では、海外での販売が好調な大豆シート食品の生産効率化による増産に取り組みました。なお、当事業の研究開発費の金額は、422百万円であります。
FY2019|2,405 文字
5 【研究開発活動】当社グループの研究開発活動は、当社および㈱J-ケミカルで行っております。当社では、「おいしさデザイン」による付加価値創造を目指して、「技術戦略センター」と「フードデザインセンター」を設置し、研究開発活動を進めております。技術戦略センターは、技術開発組織全体の、企画管理、中長期戦略、次世代の新素材と新技術の開発を行っております。油脂の酸化に関する基礎から応用に関わる研究を行い、これまで見出されていなかった油脂の活用手法および新技術開発を提供することに貢献したいと考え、幅広く活動を行っております。フードデザインセンターは、顧客対応領域を軸として、市場開発・商品開発・基盤研究を一貫させ、当社事業領域での製品開発機能を担っております。「おいしさデザイン」による付加価値創造を目指すための活動拠点として、プレゼンテーション及びアプリケーション開発機能を併せ持つ「おいしさデザイン工房」を開設し、お客様や市場との接点として、当社の持つ素材や技術の掛け算により、揚げ物料理や調理、健康、調味といったさまざまな付加価値機能を追求し、新たなおいしさの発信及びソリューション提案に努めております。①家庭用及び業務用の油脂商品の開発においては、一般消費者やプロの需要家の皆様をより意識し、顧客の課題解決に結びつくよう食品の「おいしさ」を引き出す商品開発を行っております。②家庭用及び業務用のマーガリンや業務用のショートニング、粉末油脂の開発においては、油脂加工技術を活用して、一般消費者やプロの需要家の皆様のニーズにお応えしております。③スターチの開発においては、当社独自の加工技術で、スナック菓子や麺、パン、水練り製品、畜肉製品、低糖質食品など幅広い食品に利用でき、更に好ましい食感も付与できる機能性澱粉の商品開発を行っております。④ファイン製品の開発においては、主に大豆を中心とした天然素材に含まれる生理活性物質や機能性素材を、抽出・精製・加工し、機能性を付与した高付加価値型の素材商品として提供しております。㈱J-ケミカルでは、国産材に適した木材用接着剤や補修用パテ、型枠用塗料の開発を進め、循環型社会の構築へ向けた国産材の利用促進に貢献しております。無機建材用バインダー、紙・包装用ホットメルト接着剤等、多岐にわたる接着剤の技術開発を進めております。また、健康関連分野に向け、独自開発の水溶性銀系抗菌剤の用途開拓に向けた更なる技術改良や、研究用試薬・診断薬原料向けのレクチンの技術開発にも取り組んでおります。なお、研究開発費の総額は、1,511百万円であります。 セグメント別の研究開発活動を示すと、次のとおりであります。(油脂事業)家庭用油脂分野では、食卓で“かける・あえる”という使い方に加えて、“おいしく・健康”な食生活の提供を目指し、香り豊かなごま油にオメガ3(n-3系脂肪酸)豊富なアマニ油・えごま油をブレンドすることで、おいしくオメガ3を摂れる「AJINOMOTO アマニ油入りごま油」「AJINOMOTO えごま油入りごま油」の150g鮮度キープボトルを発売いたしました。また、中華系メニューを本格的に仕上げる油として「AJINOMOTO 香り立つパラっと炒飯油」70g瓶、「AJINOMOTO 香り立つ花椒油(ホワジャオユ)」100g鮮度キープボトルを発売いたしました。更に、「AJINOMOTO から揚げの日の油」400gフレッシュキープパウチを発売し、ちょっとした特別な日にから揚げをおいしく調理することを提案しております。家庭の多様な食シーンを豊かにする価値の提供を目指し、調理をおいしく、楽しくする商品の開発を進めております。業務用油脂分野では、調理現場の課題解決を応援する香味食用油領域のブランド「J-OILPRO®」シリーズに新商品として、ミルクのような贅沢な香りとより濃厚なコクをもった「J-OILPRO®プレミアバターフレーバーオイル」1350gエコボトルを発売いたしました。また、リニューアルして長持ち機能をパワーアップした「『TEEUP®製法PLUS+』長調得徳®」を中心に販売支援活動を展開しており、お客様のご要望に応えるべくさらに機能を強化するための研究活動を進めております。なお、当事業の研究開発費の金額は、782百万円であります。(油脂加工品事業)加工油脂分野では、健康、安心安全、効率化といった今後拡大する市場を見据え、栄養バランスがよく食物繊維を豊富に含む「コーンミックス」、穀物がまるごと配合されイースト・ラクトース不使用の栄養バランスに優れた「ベジパン」などの製品を導入しております。また、「グランマスター®プリメランパレッツ」の風味バリエーション商品として、業務用マーガリン類「メープルパレッツLT2.5」を発売いたしました。粉末油脂分野では、安定生産へのサポートを継続しながら、生産部門との連携を通して噴霧乾燥工程の生産効率の向上を図りました。なお、当事業の研究開発費の金額は、356百万円であります。(食品・ファイン事業)食品素材スターチ分野では、食品の食感を改善することによりおいしさを向上する、テクスチャーソリューションに注力いたしました。コーンスターチを当社独自の技術で粒状に加工した「ネオトラスト®シリーズ」のアプリケーション用途を広げ、その保水・保油効果により畜肉商品におけるジューシー感向上や、様々な食品の離水防止において高い効果を発揮することが認知されております。食品素材ファイン分野では、ビタミンK2が骨へのカルシウムの供給を助けることにより骨粗鬆症防止効果を持つ健康機能について、カルシウムやビタミンDとの併用効果を中心に紹介し、その認知度向上に努めております。なお、当事業の研究開発費の金額は、373百万円であります。
FY2018|2,397 文字
5 【研究開発活動】当社グループの研究開発活動は、当社および㈱J-ケミカルで行っております。当社では、各関連事業に関係する基盤研究を行う「基盤研究所」、事業全領域の商品開発を行う「商品開発研究所」、中食・外食領域やベーカリー領域に対しての市場開発を行う「ソリューション・センター」と「テクニカル・アドバイザリー・センター」を設置し、相互に連携をしながら「おいしさデザイン」による付加価値創造を目指して研究開発活動を進めております。基盤研究所は、当社各関連事業領域の中長期の基盤技術開発および今後取り組むべき新領域において、新規素材の機能探索や用途開発、新技術の開発を行っております。さらに、健康機能研究、おいしさ評価技術、構造解析・分析技術の高度化により、商品開発力の向上も目指しております。商品開発研究所は、油脂商品、マーガリン・ショートニング・粉末油脂、ミール、飼料、スターチ、蛋白食品、ファイン製品などの当社事業全領域での商品開発を担っております。①家庭用及び業務用の油脂商品の開発においては、一般消費者やプロの需要家の皆様のニーズにお応えできる調理機能と環境に配慮して、食品の「おいしさ」を引き出す商品開発を行っております。②家庭用及び業務用のマーガリンや業務用のショートニング、粉末油脂の開発においては、油脂加工技術を活用して、一般消費者やプロの需要家の皆様のニーズにお応えしております。③ミールの開発においては、搾油処理により得られるミールの高度利用に関する研究開発を行っております。良質な蛋白源や脂質源として、配合飼料や蛋白食品、醸造原料、発酵原料など、幅広い分野の皆様にご利用いただけるよう開発に取組んでおります。④スターチの開発においては、当社独自の加工技術で、スナック菓子や麺、パン、水練り製品、畜肉製品、低糖質食品など幅広い食品に利用でき、更においしさも付与できる機能性澱粉の商品開発を中心に行っております。⑤ファイン製品の開発においては、主に大豆を中心とした天然素材に含まれる生理活性物質や機能性素材を、抽出・精製・加工し、機能性を付与した高付加価値型の素材商品として提供しております。㈱J-ケミカルは、住宅建材用を中心とする合成樹脂接着剤の技術改良および新規機能性樹脂、抗菌剤、レクチンの研究開発を行っております。なお、研究開発費の総額は、13億25百万円であります。 セグメント別の研究開発活動を示すと、次のとおりであります。(製油事業)家庭用油脂分野では、食卓で“かける・あえる”といった使い方に向けた新商品として、さわやかなオリーブとレモンの香りをお楽しみ頂ける「AJINOMOTO オリーブ&レモンフレーバーオイル」、バターの風味を活かして、オムレツなどの卵料理をはじめ、様々な料理をおいしく仕上げることができる「AJINOMOTO バターフレーバーオイル」を発売いたしました。お客様の声に耳を傾けながら皆様に喜んで頂ける商品を開発しております。業務用油脂分野では、香味食用油領域において、新ブランド「J-OILPRO®プロのための調味油」シリーズを立ち上げ、さわやかな香りとしびれる刺激が特長の「『J-OILPRO®』花椒油」、自然な香ばしさと肉の旨味を増強する「『J-OILPRO®』グリルオイル」を発売いたしました。またフライ油領域では、長年ご愛顧頂いている「長調得徳®」の長持ち機能をパワーアップした『TEE UP®製法PLUS+』によるリニューアルを実施し、軽くて持ちやすい「長調得徳®白絞油」と「長調得徳®サラダ油」の8kgバッグインボックスを発売いたしました。人手不足、高齢化、環境負荷低減など様々な社会課題に応える商品を開発しております。加工油脂分野では、家庭用マーガリン「ラーマ®ひまわり」、「ラーマ®お菓子作りのためのマーガリン」、「ラーマ®オリーブ&バターの風味」を発売いたしました。業務用マーガリンでは、スイス産バターを配合したパレッツ(ペンシル形状のマーガリン)「グランマスター®プリメランパレッツ」を発売いたしました。粉末油脂分野では、安定生産のための条件整備を行い、製品歩留りが向上いたしました。油糧蛋白分野では、業務用大豆粉商品は食の多様化と健康イメージから低糖質素材としての利用を拡大し、技術サポートに努めました。また、飼料用途においては前期から引き続き研究を進め、大豆、菜種のレシチンが牛の胃中での有機酸産生能を高めることを見出した成果を北海道畜産草地学会、日本農芸化学会で発表いたしました。なお、当事業の研究開発費の金額は、9億30百万円であります。 (その他)食品素材スターチ分野では、畜肉商品における肉感やソフト感、揚げ物惣菜には衣のサクサク感、ベーカリー商品にはふんわり感やしっとり感、スープには煮込み感など、食品の食感を改善することでおいしさをデザインできる機能、またレジスタントスターチによる健康機能などを活かし、お客様の様々な課題に対してより丁寧にお応えできるよう、素材開発と用途開発に注力し幅広い採用に繋げました。食品素材ファイン分野では、ビタミンK2が骨へのカルシウムの供給を助けることにより骨粗鬆症防止効果を持つ健康機能について、カルシウムやビタミンDとの併用効果を中心に紹介しその認知度向上に努めました。ケミカル分野では、木材用接着剤や木材表面処理剤、針葉樹塗装型枠合板用塗料等、木質材料用合成樹脂の他、無機建材用バインダー、紙・包装用ホットメルト接着剤等、多岐にわたる合成樹脂の技術開発を進めています。また、独自に開発した水溶性銀系抗菌剤の新規用途開拓に向けた更なる技術改良、研究用試薬・診断薬原料向けのレクチンの技術開発に取り組みました。なお、当事業の研究開発費の金額は、3億94百万円であります。
FY2017|2,762 文字
6 【研究開発活動】当社グループの研究開発活動は、当社および㈱J-ケミカルで行っております。当社では、各関連事業に関係する基盤研究を行う「基盤研究所」、事業全領域の商品開発を行う「商品開発研究所」、中食・外食領域やベーカリー領域に対しての市場開発を行う「ソリューション・センター」と「テクニカル・アドバイザリー・センター」を設置し、相互に連携をしながら研究開発活動を進めております。基盤研究所は、当社各関連事業領域の中長期の基盤技術開発および今後取り組むべき新領域において、新規素材の機能探索や用途開発、新技術の開発を行っております。さらに、健康機能研究、おいしさ評価技術、構造解析・分析技術の高度化により、商品開発力の向上も目指しております。商品開発研究所は、油脂商品、マーガリン・ショートニング・粉末油脂、油糧(ミール)、飼料、蛋白食品、スターチ、ファイン製品、レクチンを活用した診断薬などの当社事業全領域での商品開発を担っております。①家庭用及び業務用の油脂商品の開発においては、一般消費者やプロの需要家の皆様のニーズにお応えできる調理機能と環境に配慮して、食品の「おいしい♪」を引き出す商品開発を行っております。②家庭用及び業務用のマーガリンや業務用のショートニング、粉末油脂の開発においては、油脂加工技術を活用して、一般消費者やプロの需要家の皆様のニーズにお応えしております。③油糧(ミール)の開発においては、搾油処理により得られるミールの高度利用に関する研究開発を行っております。良質な蛋白源や脂質源として、配合飼料や蛋白食品、醸造原料、発酵原料など、幅広い分野の皆様にご利用いただけるよう開発に取組んでおります。④スターチの開発においては、当社独自の加工技術で、スナック菓子や麺、パン、水練り製品、畜肉製品など幅広い食品に利用される機能性澱粉の商品開発を行っております。⑤ファイン製品の開発においては、天然素材に微量に含まれる生理活性物質や機能性素材を、食品に利用しやすいよう精製・加工し、機能性を付与した高付加価値型の素材商品として開発、提供しております。⑥新しい事業領域として、がんを始めとする様々な疾病によって変化する「糖鎖」に特異的に結合する「レクチン」を活用し、疾病に関する基礎研究や診断法開発等に応用していただけるような技術や商品の開発を行っております。㈱J-ケミカルは、住宅建材用を中心とする合成樹脂接着剤の技術改良、および新規機能性樹脂の研究開発を行っております。なお、研究開発費の総額は、14億47百万円であります。 セグメント別の研究開発活動を示すと、次のとおりであります。 (製油事業)家庭用油脂分野では、「AJINOMOTO オリーブオイル エクストラバージン」の上位品として、更に鮮度と風味にこだわった新商品「AJINOMOTO オリーブオイル エクストラバージン FRUTIA®PREMIUM(フルーティア プレミアム)」を開発し新発売いたしました。オリーブ油の素晴らしさを生活者にお伝えすると共に品質向上にも努め、研究開発を通じて市場の活性化にも貢献して参ります。また、プロの料理人に長年親しまれてきた大豆油を100%使用し家庭用商品として「AJINOMOTO コクとうまみの大豆の油」600gUDエコペットと1,000gエコボトルを新発売いたしました。更に既存商品の育成として、「AJINOMOTO 健康 アマニブレンド油」600gUDエコペットについては、生活者ベネフィットとして上位にある“加熱調理にも安心して使える”という特徴をより明確にお伝えするため、パッケージデザインを変更し商品リニューアルを致しました。生活者における油の価値を拡大し、豊かな食生活に貢献できるように研究開発を進めてまいります。業務用油脂分野では、家庭用でご愛顧頂いている「AJINOMOTO オリーブオイル エクストラバージン」「AJINOMOTO オリーブオイル」の2品を業務用向けに展開し、鮮度にこだわった「フレッシュキープ」技術によって生活者に慣れ親しんだ風味をそのまま変わらずにお届けできる生産体制の確立に向けてのサポートを行いました。また、フライ油を始め幅広い商品群を取り揃えており、基礎検討から生産に至るまでの検討を行い、お客様のご期待に応えるべく商品改良・開発に取り組みました。加工油脂分野では、家庭用ファットスプレッド「ラーマ®ベーシック」を発売いたしました。業務用マーガリンは、スイス産バターを配合した乳等を主原料とする商品「グランマスター®アルフィーユ®」を発売いたしました。粉末油脂分野では、安定生産へのサポートを通じて、その条件整備を更に進展させ、品質向上に伴う製品歩留りを格段に向上させることで収益に貢献いたしました。油糧蛋白分野では、業務用大豆粉商品の用途として、グルテンフリーや低糖質食品の素材化に向けた技術サポートに努めました。また、飼料用途として牛の胃で牧草などの繊維を分解して有機酸を産生する効果を高めることに大豆、菜種のレシチンが有効であることを見出し、その成果を畜産学会で発表いたしました。なお、当事業の研究開発費の金額は、9億73百万円であります。 (その他)食品素材スターチ分野では、お客様の様々な課題解決に対してより丁寧にお応えできるよう、バッター用途で結着性に優れた「油脂加工でん粉シリーズ」、畜肉ピックル用途の「ハイトラスト®シリーズ」、コーンスターチを弊社独自の方法で粒状に加工した「ネオトラスト®シリーズ」等について、食感改善及び素材代替視点での用途開発に注力し幅広い採用に繋げました。食品素材ファイン分野では、骨粗鬆症防止効果で知られるビタミンK2の健康機能について、カルシウムやビタミンDとの併用効果を中心に、様々な学会や食品展示会での紹介活動を通じてその認知度向上に努めました。生化学分野では、レクチンを活用した膵臓がん診断薬の製造販売承認に向けて対応しましたが、承認取得には更なる検討を要し当初の想定を超える開発期間が必要との認識に至り、製造販売承認申請を取下げました。今後は国内外の診断薬メーカーとの共同開発に基づく当社独自の診断薬原料販売への事業方針に基づき開発対応して参ります。ケミカル分野では、木材用接着剤や木材表面処理剤、針葉樹塗装型枠合板用塗料等、木質材料用合成樹脂の他、無機建材用バインダー、紙・包装用ホットメルト接着剤等、多岐にわたる合成樹脂の技術開発を進めています。また、独自に開発した水溶性銀系抗菌剤は、新規用途開拓に向けて更なる技術改良に取組んでいます。なお、当事業の研究開発費の金額は、4億73百万円であります。
FY2016|2,921 文字
6 【研究開発活動】当社グループの研究開発活動は、当社および㈱J-ケミカルで行っております。当社では、事業横断的に基礎研究・基盤研究を行う「基盤研究所」、事業全領域の商品開発を行う「商品開発研究所」、また、中食・外食領域やベーカリー領域に対しての市場開発を行う「テクニカル・ソリューション・センター」と「テクニカル・アドバイザリー・センター」を設置し、相互に連携を行いながら研究開発活動を進めております。基盤研究所は、当社事業全領域の中長期の基盤技術開発および今後取り組むべき新領域において、新規素材の機能探索や用途開発、新技術の開発を行っております。さらに、健康機能研究、おいしさ評価技術、構造解析・分析技術の高度化により商品開発力の向上も目指しております。商品開発研究所は、油脂商品、マーガリン・ショートニング・粉末油脂、油糧(ミール)、加工澱粉、ファイン製品、レクチンを活用した診断薬などの当社事業全領域での商品開発を担っております。①家庭用及び業務用の油脂商品の開発においては、一般消費者やプロの需要家の皆様のニーズにお応えできる調理機能と環境に配慮して、食品の「おいしい♪」を引き出す商品開発を行っております。②家庭用及び業務用のマーガリンや業務用のショートニング、粉末油脂の開発においては、油脂加工技術を活用して、一般消費者やプロの需要家の皆様のニーズにお応えしております。③油糧(ミール)の開発においては、搾油処理により得られるミールの高度利用に関する研究開発を行っております。良質な蛋白源や脂質源として、配合飼料や蛋白食品、醸造原料、発酵原料など、幅広い分野の皆様にご利用いただけるよう開発に取組んでおります。④スターチの開発においては、当社独自の加工技術で、スナック菓子や麺、パン、水練り製品、畜肉製品など幅広い食品に利用される機能性澱粉の商品開発を行っております。⑤ファイン製品の開発においては、天然素材に微量に含まれる生理活性物質や機能性素材を、食品に利用しやすいよう精製・加工し、機能性を付与した高付加価値型の素材商品として開発、提供しております。⑥新しい事業領域として、がんを始めとする様々な疾病によって変化する「糖鎖」に特異的に結合する「レクチン」を活用し、疾病に関する基礎研究や診断法開発等に応用していただけるような技術や商品の開発を行っております。㈱J-ケミカルは、住宅建材用を中心とする合成樹脂接着剤の技術改良、および新規機能性樹脂の研究開発を行っております。なお、研究開発費の総額は、14億28百万円であります。 セグメント別の研究開発活動を示すと、次のとおりであります。 (製油事業)家庭用油脂分野では、当社としての“健康価値”を明確にし“よりおいしく”をキーワードに、オメガ3脂肪酸を含む栄養機能食品として新商品「AJINOMOTO さらさら®キャノーラ油ライトプラス®」910gエコペットと「AJINOMOTO Eurolive®」(ユーロリーブ)910gエコペットのリニューアル品を秋季に発売いたしました。ユーロリーブは、春季にトライアルサイズとして600g品を発売し、数年来伸張し続けているオリーブオイル市場の更なる拡大を図っております。 また、健康ニーズが高まる中、オメガ3脂肪酸を多く含むアマニ油を手軽においしく摂れる「AJINOMOTO 健康 アマニブレンド油」600gUDエコペットを春季に発売し、健康油市場の活性化を図りました。加えて、『毎日の食事から効率的においしく不足しがちな脂溶性栄養素を摂取できる』という新たな健康習慣を定着させる商品「AJINOMOTO 毎日®栄養オイル ビタミンK2 & ビタミンD」250g瓶(栄養機能食品 ビタミンD)、「AJINOMOTO 毎日®栄養オイル DHA & EPA」250g瓶の2品種を発売し、新市場の創造、育成も図りました。業務用油脂分野では、発売から大変好評を頂いている「長調得徳®」シリーズが、“TEEUP®(Toughness Ecology Economy UP)”技術によってコスト、環境配慮の両面で認められ国内業務用市場に広く受け入れられています。今年度は、インドへの展開を拡大し、この“TEEUP®”技術を導入した「FRYMORE」のバラエティ品を上市いたしました。 また、基盤領域であるフライ油に対する研究、検討を精力的に進め、日本油化学会年会にて研究成果発表を行いました。フライ油の技術を更に高め、多くのお客様にご愛顧頂ける様、技術の改良に取り組んでおります。加工油脂分野では、家庭用マーガリンはバターミルクパウダー配合でミルク感をアップした「ラーマ®バター好きのためのマーガリン」をリニューアル商品として発売いたしました。業務用マーガリンは2016年度の新商品上市に向け開発を進めました。また、2014年度に発売いたしましたバターコンパウンドマーガリン「グランマスター®」シリーズの技術サポートに努めました。粉末油脂分野では、安定生産への条件整備や体制づくりを継続して行い、更なる品質向上に努めました。油糧蛋白分野では、油糧種子を食品・飼料等に有効に活用していただくために、その加工技術により飼料の消化吸収性や栄養価を向上させ、お客様の最終商品のおいしさに貢献する商品開発を行いました。また、ホームページにて新たに業務用大豆粉商品の紹介を始めております。なお、当事業の研究開発費の金額は、8億74百万円であります。 (その他)食品素材スターチ分野では、高騰した卵白の代替機能を持つ「ハイトラスト®H-10」が畜肉練り込み用途に幅広く採用されました。更にバッター用途で結着性に優れた「食品用加工澱粉 HB-5000」を発売いたしました。また、コーンスターチを弊社独自の製法で粒状加工した「ネオトラスト®」は、食感改善及び素材代替機能を更に幅広く利用していただけるよう粒度を調整した「W-120」を上市し、商品群の充実を図りました。食品素材ファイン分野では、骨粗鬆症防止効果で知られるビタミンK2の栄養機能について、アジア栄養学会や臨床栄養学会、栄養改善学会の他、食品展示会での紹介活動を通じて精力的にビタミンK2の認知度向上に努めました。生化学分野では、レクチンを活用して膵臓がん診断薬と肝臓がん診断薬用の臨床試験を実施しております。膵臓がん診断薬は、2016年3月に独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に製造申請し、受理されました。今後は認可取得、保険適応に向けて取り組み早期の販売開始を目指します。㈱J-ケミカルでは、国産針葉樹活用に資する木質建材用接着剤や木材表面処理剤、針葉樹塗装型枠合板用塗料の技術改良に注力しています。木材用途以外にも、紙・包装用ホットメルト接着剤や無機建材用バインダー等、幅広い接着技術の開発を進めています。また、抗菌性に優れた安定・安全性の高い水溶性銀系抗菌剤を開発し、その新たな用途展開に向けた研究に取組んでいます。なお、当事業の研究開発費の金額は、5億54百万円であります。