ウェルネオシュガー(2117)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 499 | 27 | 26 | 43 | 5.1 | 115.7 | — | 86.1 |
| FY2017 | 488 | 21 | 19 | 18 | 3.7 | 84.9 | 70.0 | 84.8 |
| FY2018 | 488 | 32 | 23 | 6 | 4.6 | 105.8 | 70.0 | 82.3 |
| FY2019 | 478 | 29 | 22 | 18 | 4.5 | 98.4 | 70.0 | 79.0 |
| FY2020 | 438 | 22 | 11 | 28 | 2.3 | 51.3 | 66.0 | 79.2 |
| FY2021 | 461 | 22 | 17 | 15 | 3.5 | 77.6 | 66.0 | 80.0 |
| FY2022 | 583 | 16 | 11 | 30 | 1.6 | 43.3 | 67.0 | 73.0 |
| FY2023 | 922 | 58 | 55 | 58 | 7.8 | 168.6 | 70.0 | 74.1 |
| FY2024 | 971 | 80 | 56 | -1 | 7.5 | 170.1 | 102.0 | 66.1 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 102.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
ウェルネオシュガーは、特定のブランド力や特許に依存しているわけではない。砂糖という汎用品を扱っており、無形資産による競争優位性は限定的である。一部、独自の製法や品質管理がある可能性はあるが、顕著なものではない。
顧客(主に食品メーカーや一般消費者)にとって、砂糖の切り替えコストは低い。品質や価格に大きな差がなければ、他社製品への乗り換えは容易である。ただし、長年の取引関係や特定の用途に合わせたカスタマイズがあれば、わずかなスイッチングコストが発生する可能性はある。
ネットワーク効果が働く事業ではない。製品の価値は、個々の利用者の増加によって高まるものではない。BtoB取引が中心であり、プラットフォーム型ビジネスのようなネットワーク効果は期待できない。
原料調達(サトウキビ、てん菜)における規模の経済や、効率的な生産・物流プロセスによるコスト優位性の可能性はある。しかし、農産物価格の変動リスクや、競合他社も同様の効率化を進めている可能性があり、持続的なコスト優位性は限定的。
国内の製糖メーカーとして一定の規模を持つ。原料調達、生産、販売網において規模の経済が働き、コスト競争力に寄与している可能性がある。特に国内市場においては、大手としての地位が一定の優位性をもたらす。
競合との比較優位
同社も国内大手製糖メーカーであり、規模の経済や原料調達力で競合する。事業領域は製糖以外にも広がり、多角化が進んでいる点が異なる。ウェルネオシュガーは製糖事業に特化している傾向がある。
伊藤忠グループの傘下にあり、商社のネットワークや資金力を背景とした競争力を持つ。原料調達や販売チャネルにおいて、ウェルネオシュガーとは異なる強みを持つ可能性がある。
強気シナリオ
国内製糖市場における安定した需要と、大手としてのシェア維持。
原料調達コストの安定化や効率化による収益性の改善。
健康志向の高まりを受けた、機能性糖類など高付加価値製品の開発・販売成功。
弱気シナリオ(モート侵食)
原料価格(特に海外産)の急激な高騰による収益圧迫。
低価格の輸入砂糖や代替甘味料との競争激化。
国内人口減少や健康志向による砂糖消費量の長期的な低迷。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
原料価格の急騰、代替甘味料の普及、健康志向による砂糖消費の低迷が同時に進行し、収益性が著しく悪化するシナリオ。特に、価格転嫁が困難な状況が続くと、利益率が大幅に低下し、財務体質が悪化する。
5年後のモート予測
国内市場での安定したシェアを維持しつつ、高付加価値製品の展開やコスト効率化により、緩やかな増収増益を達成。ROEは5%前後を維持。
現状維持。原料価格の変動や競合の影響を受けつつも、一定の規模と国内基盤を活かし、横ばいの業績推移。ROEは4%台で推移。
原料価格の高騰や代替甘味料の台頭により、収益が悪化。売上は微減、利益率は低下し、ROEは3%を下回る可能性。財務体質が悪化するリスク。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 885億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 66.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 29.9% | |
| 6. 適度なPER | PER 15.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.21倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準