DM三井製糖(2109)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 1,014 | 55 | 76 | 29 | 9.8 | 56.8 | — | 58.9 |
| FY2016 | 1,032 | 52 | 75 | 55 | 8.9 | 280.2 | — | 63.1 |
| FY2017 | 1,053 | 64 | 83 | 106 | 9.3 | 311.3 | — | 62.3 |
| FY2018 | 1,053 | 37 | 69 | -86 | 7.2 | 257.0 | 110.0 | 61.1 |
| FY2019 | 1,139 | 48 | 24 | 40 | 2.6 | 93.3 | 110.0 | 58.4 |
| FY2020 | 1,089 | 36 | 28 | 71 | 3.0 | 107.6 | 50.0 | 58.1 |
| FY2021 | 1,479 | 36 | 37 | 67 | 3.3 | 112.9 | 50.0 | 53.4 |
| FY2022 | 1,633 | 11 | 79 | -153 | 7.0 | 245.2 | 60.0 | 54.6 |
| FY2023 | 1,708 | 43 | 84 | 61 | 7.2 | 261.7 | 120.0 | 58.6 |
| FY2024 | 1,788 | 138 | 63 | 170 | 5.3 | 195.1 | 130.0 | 56.7 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
DM三井製糖は、長年培ってきた製糖技術とブランド力を持つが、食品業界全体として代替可能な商品が多く、強力な無形資産による差別化は限定的。特許や商標による独占的な優位性は低い。
業務用顧客にとっては、品質や供給安定性が重視されるため、一定のスイッチングコストが存在する。しかし、家庭用製品においては、価格やブランドによる代替が容易であり、顧客の乗り換え障壁は高くない。
製糖業は、ネットワーク効果が働きにくい産業である。製品の利用が増えることで、その製品の価値が向上するような、プラットフォーム型ビジネスとは異なり、ネットワーク効果は期待できない。
大規模な生産設備への投資は必要だが、原料調達や製造プロセスにおけるコスト優位性は、競合他社との差別化要因としては限定的。規模の経済によるコスト削減効果は存在するものの、圧倒的ではない。
日本国内における製糖事業では、一定の規模を持つ企業であり、原料調達や物流において規模の経済が働く可能性がある。しかし、グローバルな競争環境においては、さらなる規模の拡大が求められる。
競合との比較優位
甜菜糖を主軸とし、てん菜由来の機能性素材も展開。DM三井製糖とは異なる原料基盤を持つが、国内製糖市場における競合関係。規模や収益性では類似点も多い。
原料調達力に強みを持つ商社系。DM三井製糖と同様に、粗糖を原料とした精製糖を製造。価格競争力や調達力において競合する可能性がある。
強気シナリオ
高付加価値製品(機能性糖など)の開発・販売による利益率向上
M&Aや事業提携による事業規模の拡大とシナジー効果の発揮
原料調達力の強化やサプライチェーンの効率化によるコスト競争力の向上
弱気シナリオ(モート侵食)
原料(砂糖)価格の変動による収益の不安定化
健康志向の高まりによる砂糖消費量の長期的な減少
新規参入や既存競合による価格競争の激化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
原料価格の高騰が継続し、価格転嫁が困難な状況が続けば、利益率が著しく悪化する。また、健康志向の高まりにより、主要製品である砂糖の需要が予想以上に早く減少した場合、事業基盤が揺らぐ可能性がある。
5年後のモート予測
機能性糖や健康志向製品へのシフトが成功し、高付加価値化が進むことで、売上・利益ともに着実な成長が見込まれる。M&Aによる事業拡大も期待できる。
現状の事業構造を維持しつつ、緩やかな成長を目指す。原料価格の変動や国内市場の成熟により、大きな成長は見込みにくいが、安定した収益基盤は維持されるだろう。
原料価格の高騰や健康志向による需要減退が深刻化し、価格競争も激化。収益性が悪化し、事業再編を余儀なくされるリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,062億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 56.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 9年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 20.0% | |
| 6. 適度なPER | PER 16.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.93倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準