東京エネシス(1945)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 736 | 58 | 41 | -8 | 7.2 | 120.6 | — | 71.2 |
| FY2017 | 687 | 42 | 29 | 120 | 5.0 | 86.1 | 25.0 | 70.3 |
| FY2018 | 686 | 48 | 35 | -8 | 5.7 | 103.6 | 25.0 | 71.7 |
| FY2019 | 665 | 39 | 24 | -8 | 3.8 | 69.9 | 25.0 | 73.4 |
| FY2020 | 595 | 41 | 27 | -54 | 4.2 | 80.5 | 27.0 | 72.4 |
| FY2021 | 726 | 32 | 12 | -61 | 1.9 | 35.9 | 28.5 | 62.8 |
| FY2022 | 791 | 35 | 21 | 50 | 3.2 | 61.9 | 30.0 | 61.1 |
| FY2023 | 885 | 40 | 30 | 34 | 4.3 | 86.7 | 40.0 | 63.8 |
| FY2024 | 677 | 27 | 29 | -153 | 4.2 | 86.7 | 45.0 | 63.3 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 52.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
東京エネシスは建設業であり、特許やブランド力といった無形資産による競争優位性は限定的。一部の専門技術やノウハウは存在するものの、それが他社との明確な差別化要因となっているかは不明。
インフラ関連の建設・保守は、長年の実績や信頼が重視されるため、顧客が他社へ乗り換えるには一定のハードルが存在する。しかし、入札競争などもあり、完全なスイッチングコストとは言えない。
建設業において、ネットワーク効果による競争優位性はほとんど見られない。特定の業界団体への所属はあるものの、それが直接的な収益向上に繋がるほどの強固なネットワークとは言えない。
規模の経済によるコスト優位性は限定的。建設業は個別の案件ごとに仕様や立地が異なるため、標準化による大幅なコスト削減は難しい。資材調達力などが一部影響する可能性はある。
一定の事業規模は有しているが、建設業界全体で見ると大手企業も多く、圧倒的な規模の経済による優位性は確立されていない。地域密着型の事業展開が中心である可能性も。
競合との比較優位
売上高、利益ともに東京エネシスを大きく上回る総合建設大手。技術力、ブランド力、資金力において圧倒的な差があり、モートの質・量ともに優位性が高い。
こちらも東京エネシスを凌駕する総合建設大手。グローバルな事業展開や大規模プロジェクトの実績が豊富で、東京エネシスとは事業規模、競争優位性の点で一線を画す。
強気シナリオ
インフラ老朽化対策や更新需要の高まりにより、安定的な受注が継続する。
長年の実績と信頼を基盤とした顧客基盤が維持され、高い契約継続率を誇る。
新規事業や高付加価値サービスへの展開が成功し、収益性が向上する。
弱気シナリオ(モート侵食)
建設資材価格の高騰や人件費上昇が利益を圧迫する。
競争激化による受注単価の下落や、新規参入企業によるシェア低下。
大型案件の受注失敗や、予期せぬコスト増により業績が悪化する。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
インフラ投資の縮小、建設業界全体の競争激化による価格破壊、主力事業における大規模な技術的陳腐化や事故発生により、長期的な収益性の低下と株主価値の毀損が発生する。
5年後のモート予測
インフラ更新需要の拡大や、再生可能エネルギー関連の建設需要を取り込み、売上・利益ともに年率5%以上の成長を達成。ROEも5%台を維持し、株主還元も強化される。
現状のインフラ関連事業を中心に安定的な収益を確保。売上は微増程度に留まり、利益率は横ばい。ROEは4-5%程度で推移し、配当も安定的に維持される。
建設資材高騰や競争激化の影響を受け、売上は横ばいか微減。利益率は低下し、ROEは3%台に落ち込む。株主還元は抑制され、株価は低迷する可能性。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 772億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 63.3% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 34.2% | |
| 6. 適度なPER | PER 26.6倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.12倍 |
合格数:4/7 部分的合格