巴コーポレーション(1921)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 288 | 27 | 21 | 56 | 9.0 | 53.4 | — | 45.8 |
| FY2016 | 275 | 28 | 25 | 35 | 9.8 | 64.0 | — | 52.2 |
| FY2017 | 334 | 36 | 29 | 17 | 10.0 | 73.9 | 8.0 | 56.1 |
| FY2018 | 326 | 32 | 31 | 41 | 9.8 | 78.0 | 8.0 | 57.1 |
| FY2019 | 317 | 26 | 20 | -2 | 6.5 | 51.1 | 10.0 | 71.4 |
| FY2020 | 232 | 20 | 17 | 18 | 4.8 | 42.4 | 10.0 | 69.0 |
| FY2021 | 253 | 35 | 28 | -40 | 7.3 | 69.6 | 8.0 | 72.9 |
| FY2022 | 360 | 38 | 32 | -10 | 7.6 | 80.2 | 12.0 | 74.1 |
| FY2023 | 333 | 32 | 28 | -17 | 5.4 | 69.3 | 14.0 | 67.4 |
| FY2024 | 347 | 39 | 148 | 5 | 20.4 | 372.3 | 16.0 | 53.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
特許やブランド力に関する具体的な情報は乏しい。建設業という性質上、技術力やノウハウは存在するものの、それが明確な無形資産として認識されているかは不明瞭。
建設プロジェクトにおいては、一度契約が締結されると、他の建設会社への切り替えはコストやスケジュールの観点から困難が伴う。しかし、新規顧客獲得における切り替え障壁は限定的。
建設業では、元請け・下請けといった関係性や、地域社会との繋がりが一定のネットワークを形成する可能性があるが、巴コーポレーション固有の強力なネットワーク効果は確認できない。
建設業は一般的に規模の経済が働きやすいが、巴コーポレーションの財務データからは、顕著なコスト優位性を示す証拠は少ない。ただし、長年の実績による効率化の可能性はある。
売上高は300億円台後半で安定しており、建設業としては一定の規模を持つ。これにより、より大規模なプロジェクトの受注や、資材調達における交渉力で優位に立てる可能性がある。
競合との比較優位
競合A建設は、より大規模なプロジェクトの実績を持ち、特定の地域や分野で高いブランド力を持つ可能性がある。巴コーポレーションは、規模の経済で対抗しつつ、ニッチな分野での強みを活かす必要がある。
強気シナリオ
インフラ投資の拡大や都市再開発プロジェクトの増加により、受注が安定的に増加する。
長年の実績と技術力で高付加価値案件の受注を増やし、収益性が向上する。
M&Aや事業提携により、事業規模を拡大し、さらなる規模の経済を享受する。
弱気シナリオ(モート侵食)
建設資材価格の高騰や人件費の上昇が続き、利益率が圧迫される。
景気後退により、新規建設プロジェクトが減少し、受注が低迷する。
競合他社との価格競争が激化し、受注単価が低下する。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
建設資材価格の高騰、人件費の上昇、及び景気後退による建設需要の減少が同時に発生し、売上高の減少と利益率の低下が同時に進行するシナリオ。これにより、現在のPERやPBRの水準が維持できなくなる。
5年後のモート予測
インフラ投資の恩恵を受け、大型案件の受注が増加。売上高は年率5%成長、営業利益率は現在の水準を維持・向上させ、ROEは10%超を維持する。
現在の売上規模を維持しつつ、建設資材価格の変動に影響を受けながらも、安定した収益を確保。売上高は微増、営業利益率は微減傾向で、ROEは7-9%程度で推移する。
景気後退や資材価格高騰の影響で、受注が減少し、利益率も低下。売上高は年率3%減少し、営業利益率は5%を下回り、ROEは5%を下回る水準となる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 743億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 53.5% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 74.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 5.0倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.10倍 |
合格数:7/7 防衛的投資家候補水準