9064

ヤマトホールディングス(9064)に経済的な堀はあるか

陸運業 運輸・物流

株価

現在株価
1,968
2026-09-01
時価総額
5,496 億円

主要指標

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株価推移

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▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2016 14,669 349 181 -7 3.3 45.4 48.4
FY2017 15,388 357 182 106 3.3 46.2 27.0 49.3
FY2018 16,253 583 257 632 4.5 65.1 27.0 50.4
FY2019 16,301 447 223 245 4.0 56.8 28.0 50.4
FY2020 16,959 921 567 1,680 9.7 151.6 41.0 52.9
FY2021 17,936 772 560 -69 9.4 151.0 46.0 54.3
FY2022 18,007 601 459 405 7.5 126.6 46.0 55.1
FY2023 17,586 401 376 419 6.4 107.2 46.0 51.6
FY2024 17,627 142 379 34 6.3 111.9 46.0 46.5
FY2025 18,657 283 137 649 2.4 43.1 46.0 44.6

バフェット流モート診断

無形資産
●●○○○
2/5
スイッチング
●●●○○
3/5
ネットワーク
●○○○○
1/5
コスト優位
●●●○○
3/5
効率規模
●●●●●
5/5

総合スコア:14/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中

無形資産2/5

「宅急便」ブランドは高い認知度と信頼性を誇るが、特許や独占的IPによる保護は限定的。長年の事業継続で培われたノウハウは無形資産と言えるが、模倣可能性も存在する。

スイッチングコスト3/5

法人顧客は、荷物の量、頻度、サービス内容、料金体系などを総合的に評価し、最適な配送業者を選定する。一度契約すると、システム連携や業務フローの変更に手間がかかるため、安易な乗り換えは発生しにくい。

ネットワーク効果1/5

荷物の集荷・配達網は規模が大きいほど効率的になる側面はあるが、直接的なネットワーク効果(ユーザーが増えるほどサービス価値が向上する)は限定的。競合も同様のインフラを構築可能。

コスト優位3/5

長年の事業運営で培われた集荷・配達網の効率化、共同配送の推進、IT投資による最適化などで、一定のコスト優位性を確立している。しかし、人件費の上昇圧力は常に存在する。

規模の経済5/5

国内の宅配便市場において、ヤマト運輸は圧倒的なシェア(約4割)を誇り、広範な集荷・配達網を構築している。この規模は新規参入や競合他社にとって容易に模倣できない参入障壁となっている。

競合との比較優位

強気シナリオ

国内宅配便市場における圧倒的なシェアとブランド力による安定した収益基盤

BtoB向け物流サービスや国際物流など、新規事業領域での成長可能性

DX推進によるオペレーション効率化とコスト削減の進展

弱気シナリオ(モート侵食)

人件費の高騰とドライバー不足による収益圧迫

EC市場の成長鈍化や競合他社の価格攻勢によるシェア低下リスク

燃料費やインフラ投資コストの増加

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

ヤマトホールディングスの投資が失敗するには、まず国内の宅配便市場における「宅急便」ブランドの信頼性と、長年かけて築き上げてきた広範かつ効率的な集荷・配達網という規模の経済性が、予想以上に早く陳腐化するか、あるいは競合他社がそれを凌駕するほどの革新的なサービスやコスト構造を短期間で実現する必要がある。具体的には、大手ECプラットフォーマーが自社配送網を急速に拡大し、ヤマトのシェアを奪う、あるいは、新たなテクノロジー(ドローン配送など)が普及し、既存のインフラ投資が巨額の負債となるシナリオが考えられる。さらに、労働組合との交渉が決裂し、大幅な人件費増を吸収できない状況に陥ることも、この投資の前提を覆す要因となりうる。

5年後のモート予測

強気

DXによる効率化と新規事業の成長が奏功し、増収増益を達成。宅配事業の安定性を維持しつつ、新たな収益源を確立する。

中立

宅配事業は競争激化により成長鈍化も、コスト削減努力とBtoB事業の堅調さで緩やかな増収増益を維持する。

弱気

人件費高騰とEC市場の低迷により、宅配事業の収益性が悪化。新規事業も期待したほどの成長が見られず、減収減益となる。

グレアム防衛的投資家 7基準

1. 適切な企業規模 時価総額 5,496億
2. 健全な財務 自己資本比率 44.6%
3. 利益の安定性 10年連続黒字
4. 配当の継続性 ?年連続配当
5. 利益成長 EPS 3年成長 -30.2%
6. 適度なPER PER 40.2倍
7. 適度なPBR PBR 0.96倍

合格数:2/7 部分的合格

直近の適時開示

同業他社

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