東海旅客鉄道(9022)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 17,570 | 6,196 | 3,929 | -13,290 | 14.4 | 1,996.5 | — | 38.2 |
| FY2017 | 18,220 | 6,620 | 3,955 | -10,669 | 12.8 | 2,015.5 | 135.0 | 34.3 |
| FY2018 | 18,781 | 7,098 | 4,387 | 28 | 12.5 | 2,239.0 | 140.0 | 37.3 |
| FY2019 | 18,446 | 6,562 | 3,979 | 427 | 10.3 | 2,027.9 | 145.0 | 39.9 |
| FY2020 | 8,235 | -1,848 | -2,016 | -3,041 | -5.5 | -1,025.5 | 150.0 | 37.9 |
| FY2021 | 9,351 | 17 | -519 | -813 | -1.4 | -263.9 | 130.0 | 37.7 |
| FY2022 | 14,003 | 3,745 | 2,194 | 3,117 | 5.8 | 1,114.9 | 130.0 | 39.5 |
| FY2023 | 17,104 | 6,074 | 3,844 | 2,363 | 9.1 | 390.7 | 135.0 | 41.9 |
| FY2024 | 18,318 | 7,028 | 4,584 | -3,315 | 9.8 | 465.9 | 140.0 | 44.6 |
| FY2025 | 20,062 | 8,302 | 5,529 | 1,267 | 10.8 | 570.8 | 31.0 | 46.6 |
バフェット流モート診断
総合スコア:12/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
JR東海は東海道新幹線という、他に代替手段が極めて少ないインフラを独占的に運営している。これは強力な無形資産だが、法規制や将来的な競合(リニア中央新幹線開業後の在来線活用など)の可能性も考慮すると、スコアは限定的。
東海道新幹線は、東京-新大阪間のビジネス・観光移動において、圧倒的な速さと利便性を提供しており、代替手段への乗り換えは時間的・コスト的損失が大きい。特にビジネス利用者のロイヤルティは高い。
鉄道事業自体に直接的なネットワーク効果は限定的。乗客が増えることで運行効率が劇的に向上するわけではない。
鉄道インフラの維持・管理・更新には莫大なコストがかかる。新規参入は極めて困難だが、既存インフラの維持コストは常に存在する。規模の経済による効率化はある程度見込める。
東海道新幹線という、日本経済の生命線とも言えるドル箱路線を独占的に運営しており、その規模と収益性は圧倒的。競合が参入しにくい構造であり、効率的な寡占状態を維持している。
競合との比較優位
強気シナリオ
リニア中央新幹線の開業による新たな収益源の確立と、既存東海道新幹線とのシナジー効果。
インバウンド需要の回復・拡大による新幹線利用者の増加。
不動産開発事業(品川駅周辺など)の成長による収益源の多角化。
弱気シナリオ(モート侵食)
リニア中央新幹線建設の遅延・コスト超過リスク。
自然災害(地震など)によるインフラへの甚大な被害と復旧コスト。
将来的な航空輸送や高速道路網の進化による新幹線利用者の減少。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
JR東海への投資が失敗するには、リニア中央新幹線計画が根本的に頓挫し、莫大な投資が無駄になるか、あるいは東海道新幹線が想定外の自然災害や技術的陳腐化により、その圧倒的な優位性を失う必要がある。また、政府による鉄道事業への規制強化や、新たな公共交通手段(例えば、超高速鉄道網の別ルート開発や、既存インフラの民営化・分割など)の出現により、現在の独占的・寡占的地位が揺らぐシナリオも考えられる。さらに、長引く低金利環境下での巨額の設備投資負担が、収益性を著しく悪化させる可能性も否定できない。
5年後のモート予測
リニア開業に向けた投資が進む一方、インバウンド回復や不動産開発が収益を下支え。東海道新幹線の安定収益と新事業への期待で株価は堅調に推移。
リニア開業は順調に進むが、初期投資負担は大きい。既存事業は安定しているものの、大きな成長は見込めず、株価はレンジ相場となる可能性。
リニア開業が大幅に遅延または中止となり、巨額の投資負担が重石となる。自然災害リスクや競合の台頭により、既存事業の収益性も悪化し、株価は低迷。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 35,196億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 46.6% | |
| 3. 利益の安定性 | 8年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -20.0% | |
| 6. 適度なPER | PER 6.4倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.68倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-07-15 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-06-26 臨時報告書
- 2026-06-15 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-05-15 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)