岩手銀行(8345)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 465 | — | 71 | 1,018 | 3.7 | 400.3 | — | 5.4 |
| FY2016 | 459 | — | 102 | 858 | 5.1 | 568.0 | — | 5.5 |
| FY2017 | 472 | — | 55 | -165 | 2.7 | 308.7 | 70.0 | 5.7 |
| FY2018 | 485 | — | 42 | -24 | 2.1 | 233.7 | 70.0 | 5.7 |
| FY2019 | 452 | — | 38 | -210 | 2.0 | 212.5 | 70.0 | 5.3 |
| FY2020 | 453 | — | 29 | 2,677 | 1.4 | 164.6 | 70.0 | 5.2 |
| FY2021 | 443 | — | 41 | 658 | 2.1 | 235.9 | 60.0 | 4.9 |
| FY2022 | 476 | — | 54 | -528 | 2.9 | 310.4 | 80.0 | 4.8 |
| FY2023 | 439 | — | 42 | -810 | 2.1 | 246.0 | 90.0 | 5.0 |
| FY2024 | 492 | — | 70 | -2,432 | 3.8 | 406.9 | 80.0 | 4.8 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
地域密着型銀行としての長年の信頼とブランド力は一定の無形資産となる。特に地元企業や個人からの信用は、新規参入障壁となりうる。しかし、具体的な特許や強力なブランド力は限定的。
預金や融資といったコア業務では、顧客が他の金融機関へ乗り換える際の事務手続きや関係性の再構築に一定の手間がかかる。特に中小企業との長年の取引関係は、スイッチング・コストを生む可能性がある。
銀行業は本質的にネットワーク効果を持たない。顧客が増えても、個々の顧客にとってのサービスの価値が直接的に向上するわけではない。
地域金融機関として、全国規模の銀行と比較してコスト構造で明確な優位性を持つとは言えない。IT投資や人材確保において、規模の経済が働きにくい。
岩手県という特定の地域に基盤を置くため、その地域内での一定のシェアは確保している。しかし、全国的な銀行と比較すると規模は小さく、効率規模の優位性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
地域経済の回復と連動した貸出金利息の増加
デジタル化推進による業務効率化とコスト削減
M&Aや他業種連携による新たな収益源の確保
弱気シナリオ(モート侵食)
低金利環境の長期化による利ざやの縮小
人口減少・高齢化による地域経済の縮小と貸倒引当金の増加
フィンテック企業の台頭による既存ビジネスモデルの陳腐化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、岩手銀行が地域経済の衰退を乗り越えられず、貸倒引当金の増加や収益性の悪化に歯止めをかけられない状況が真実でなければならない。具体的には、地域企業の倒産増加、人口流出の加速、そしてデジタル化への対応遅れが複合的に発生し、収益基盤が蝕まれるシナリオが考えられる。さらに、金利上昇局面においても、リスク管理の甘さから不良債権が増加し、資本効率が悪化する可能性も否定できない。競合他社、特にメガバンクやネット銀行が、地域特化型のサービスや低コストオペレーションで岩手銀行の顧客基盤を侵食し、収益機会を奪う展開も、この投資の失敗要因となりうる。
5年後のモート予測
地域経済の活性化とデジタル戦略の成功により、貸出金利息の増加と業務効率化が進み、緩やかな増収増益が見込まれる。
低金利環境と人口減少の影響を受けつつも、地域密着戦略とコスト管理で一定の収益を維持する。
地域経済の停滞と競争激化により、貸倒引当金が増加し、収益性が悪化するリスクが高い。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 322億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 4.8% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 19.9% | |
| 6. 適度なPER | PER 4.6倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.17倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-29 臨時報告書