大分銀行(8392)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 590 | — | 75 | 409 | 4.0 | 48.0 | — | 5.9 |
| FY2017 | 610 | — | 60 | 71 | 3.0 | 379.9 | 7.0 | 6.1 |
| FY2018 | 617 | — | 58 | 51 | 2.9 | 366.1 | 7.0 | 6.1 |
| FY2019 | 608 | — | 51 | 1,138 | 2.7 | 322.9 | 80.0 | 5.5 |
| FY2020 | 577 | — | 36 | 1,759 | 1.8 | 229.6 | 80.0 | 5.3 |
| FY2021 | 558 | — | 54 | 4,361 | 2.7 | 341.0 | 80.0 | 4.6 |
| FY2022 | 729 | — | 54 | -2,160 | 2.9 | 342.8 | 80.0 | 4.3 |
| FY2023 | 732 | — | 65 | 1,481 | 3.0 | 413.8 | 90.0 | 4.8 |
| FY2024 | 779 | — | 76 | -885 | 3.6 | 485.6 | 95.0 | 4.6 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 110.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
地域における長年の信頼とブランド認知度は一定の無形資産となり得る。特に大分県内での「地元に根差した金融機関」としての地位は、新規参入障壁の一部となる可能性がある。しかし、具体的な特許や独占的IPは存在しない。
預金や融資といったコアバンキングサービスは、顧客が他の金融機関へ乗り換える際の事務手続きや、新たな関係構築の手間から、一定のスイッチング・コストが発生する。特に中小企業融資においては、長年の取引関係が乗り換えを抑制する要因となる。
銀行業は基本的にネットワーク効果を持たない。顧客が増えても、個々の顧客にとってのサービスの価値が直接的に向上するわけではない。
地域金融機関として、特定の地域に特化することで、営業網の効率化や地域ニーズへの対応コストを抑えられる可能性はある。しかし、メガバンクやネット銀行と比較した場合、構造的なコスト優位性は限定的である。
大分県内においては一定のシェアを持つが、全国規模で見るとその規模は限定的である。地域経済の規模に対しては最適化されている可能性があるが、業界全体に対する効率規模の優位性は低い。
競合との比較優位
強気シナリオ
地域経済の回復と連動した貸出金利息の増加
デジタル化推進による業務効率化とコスト削減
M&Aや異業種連携による新たな収益源の確保
弱気シナリオ(モート侵食)
低金利環境の長期化による利ざや縮小
人口減少・高齢化による地域経済の縮小と貸出需要の低下
フィンテック企業の台頭による競争激化と収益機会の喪失
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
大分銀行への投資が失敗するには、地域経済の持続的な衰退が予想以上に深刻化し、貸出需要が構造的に枯渇することが真実でなければならない。また、デジタル化への対応が遅れ、メガバンクやフィンテック企業との競争において、顧客基盤の維持すら困難になる状況が想定される。特に、地域内での競合銀行や信用金庫が、より迅速かつ低コストで顧客ニーズに応えるサービスを提供し、大分銀行の既存顧客を奪い尽くすような事態が発生すれば、スイッチング・コストの優位性は失われ、収益性の悪化は避けられないだろう。さらに、金利上昇局面においても、リスク管理の甘さから不良債権が増加し、資本基盤が揺らぐようなシナリオも考えられる。
5年後のモート予測
地域経済の活性化とデジタル化による業務効率化が進み、貸出金利息の増加と手数料収入の拡大により、緩やかな増収増益を達成する。
低金利環境が継続し、人口減少の影響も受けるが、地域密着型のサービスと一定のコスト管理により、現状維持に近い収益水準を保つ。
地域経済の衰退が加速し、貸出需要が減少。デジタル化の遅れや競争激化により、収益性が悪化し、厳しい経営環境に直面する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 344億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 4.6% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 12.5% | |
| 6. 適度なPER | PER 4.6倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.16倍 |
合格数:3/7 部分的合格