武蔵精密工業(7220)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 1,805 | 112 | 63 | -218 | 7.2 | 202.5 | — | 28.8 |
| FY2017 | 2,379 | 158 | 104 | 125 | 10.3 | 331.7 | 52.0 | 33.4 |
| FY2018 | 2,559 | 141 | 99 | 69 | 9.1 | 155.6 | 66.0 | 37.4 |
| FY2019 | 2,364 | 73 | -69 | 77 | -8.4 | -106.0 | 84.0 | 34.5 |
| FY2020 | 2,047 | 75 | 74 | 61 | 7.7 | 113.1 | 31.5 | 37.7 |
| FY2021 | 2,419 | 84 | 54 | -143 | 4.8 | 83.2 | 35.0 | 38.7 |
| FY2022 | 3,015 | 77 | 24 | 15 | 2.1 | 37.3 | 45.0 | 38.2 |
| FY2023 | 3,499 | 184 | 79 | 156 | 6.3 | 121.2 | 30.0 | 39.9 |
| FY2024 | 3,472 | 197 | 78 | 158 | 6.3 | 118.8 | 40.0 | 40.2 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 50.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
武蔵精密工業は、長年培ってきた精密加工技術と、自動車部品業界における一定のブランド認知度を持つ。特に、デファレンシャルアセンブリなどのコア部品における技術力は、新規参入障壁となりうるが、特許による独占性は限定的。
自動車メーカーとの長年の取引関係と、部品の仕様適合性から、一定のスイッチング・コストは存在する。しかし、プラットフォーム共通化やサプライヤー多様化の動きもあり、乗り換えリスクはゼロではない。
同社の事業モデルは、直接的なネットワーク効果を生み出すものではない。製品の普及がユーザー数の増加に直結するようなプラットフォームビジネスではない。
長年の生産ノウハウと、グローバルな生産拠点網による効率化努力は存在する。しかし、原材料価格の変動や、競合他社も同様の効率化を進めているため、構造的なコスト優位性は限定的。
デファレンシャルアセンブリなどの特定部品においては、グローバルで高いシェアを誇る。この規模の経済性は、生産効率や調達力において一定の競争優位性をもたらしている。
競合との比較優位
強気シナリオ
EVシフトに対応した新製品開発の成功
グローバル生産体制のさらなる効率化
主要顧客との長期契約の維持・拡大
弱気シナリオ(モート侵食)
EVシフトへの対応遅れによるシェア低下
原材料価格の高騰による収益圧迫
主要顧客の生産台数減少
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
武蔵精密工業の競争優位性が失われるシナリオは、まず自動車業界全体の構造変化、特にEVシフトへの対応の遅れが挙げられる。同社が得意とするパワートレイン部品が、EV化によって陳腐化するリスクである。また、主要顧客である自動車メーカーが、部品の内製化を進めたり、より安価な代替部品サプライヤーへ切り替えたりする動きが加速した場合、同社の規模の経済性やスイッチング・コストの優位性は大きく損なわれる。さらに、グローバルな生産拠点の維持コストが、需要の変動に対して過大となり、収益性を圧迫する状況も考えられる。技術革新のスピードが速まり、同社の既存技術が通用しなくなる事態も、競争優位性を揺るがす要因となるだろう。
5年後のモート予測
EV向け部品へのシフトが順調に進み、グローバル生産体制の効率化も奏功すれば、売上・利益ともに堅調に成長。新規顧客獲得も進む。
EVシフトへの対応は進むものの、既存事業の縮小とのバランスを取りながら、緩やかな成長に留まる。コスト削減努力が収益を支える。
EVシフトへの対応が遅れ、既存事業の縮小が顕著になる。競争激化により価格圧力が強まり、収益性は悪化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 3,563億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 40.2% | |
| 3. 利益の安定性 | 8年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 12.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 45.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 3.11倍 |
合格数:2/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-29 臨時報告書