NOK(7240)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 7,461 | 483 | 301 | 228 | 6.9 | 174.0 | — | 56.7 |
| FY2016 | 7,131 | 398 | 273 | 60 | 6.0 | 158.4 | — | 55.7 |
| FY2017 | 7,293 | 449 | 353 | 108 | 7.1 | 204.2 | 50.0 | 57.8 |
| FY2018 | 6,695 | 231 | 34 | -154 | 0.7 | 19.8 | 50.0 | 56.6 |
| FY2019 | 6,268 | 120 | -22 | 209 | -0.5 | -12.8 | 50.0 | 55.9 |
| FY2020 | 5,964 | 145 | -14 | 271 | -0.3 | -7.9 | 37.5 | 57.0 |
| FY2021 | 6,825 | 313 | 258 | 170 | 4.7 | 149.4 | 25.0 | 58.6 |
| FY2022 | 7,100 | 154 | 133 | 109 | 2.3 | 77.6 | 60.0 | 60.6 |
| FY2023 | 7,505 | 229 | 316 | 594 | 5.0 | 188.3 | 75.0 | 61.5 |
| FY2024 | 7,669 | 373 | 303 | 484 | 4.9 | 184.8 | 87.5 | 64.4 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
NOKは、オイルシールや工業用ゴム製品の分野で長年の実績と一定のブランド認知を持つ。特に自動車部品としての信頼性は、長年の供給実績に裏打ちされているが、特許や独自技術による強力な参入障壁は限定的。
自動車メーカーとの長年の取引関係と、認証・品質基準のクリアには時間とコストがかかるため、サプライヤー変更には一定のスイッチング・コストが発生する。特に、基幹部品であるオイルシールは、設計変更を伴うため乗り換えは容易ではない。
NOKの事業には、ユーザー数の増加が製品・サービスの価値を直接高めるネットワーク効果は基本的に見られない。
長年の生産ノウハウによる効率化や、一部原材料の調達力はあると考えられるが、グローバルな価格競争に晒されており、圧倒的なコスト優位性を確立しているとは言えない。特に新興国メーカーとの競争は激化している。
オイルシールや工業用ゴム製品市場において、NOKはグローバルでも上位のシェアを持つ。一定の生産規模による効率化は図られているが、業界全体が成熟しており、さらなる規模の拡大による圧倒的な優位性獲得は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
EV化や自動運転化に伴う新たな部品需要への対応力強化
高機能・高付加価値製品へのシフトによる収益性向上
グローバルサプライチェーンにおける地位の維持・強化
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による低価格攻勢とシェア低下
新技術への対応遅れによる陳腐化
主要顧客である自動車メーカーの業績悪化の影響
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
NOKの投資が失敗するには、自動車業界全体が急激に縮小し、同社が主要取引先を失うシナリオが考えられる。また、オイルシールに代わる全く新しい技術が登場し、既存のサプライチェーンが不要になる、あるいはNOKがその新技術への対応に失敗し、競合他社に市場シェアを奪われることも考えられる。さらに、長年の取引関係に基づくスイッチング・コストが、技術革新や価格競争力の前に無力化されるほど、顧客の乗り換えインセンティブが高まる状況もリスクとなる。グローバルな価格競争において、NOKの生産効率やコスト構造が、新興国メーカーに対して劣位に立たされ続けることも、持続的な収益性の低下を招く要因となり得る。
5年後のモート予測
EVシフトや新技術への対応が進み、高付加価値製品の売上比率が上昇。グローバルでのシェアを維持・拡大し、安定的な収益成長を達成する。
既存事業の安定性を維持しつつ、EV関連部品など新規分野への緩やかなシフトを進める。市場環境の変化に対応しながら、緩やかな成長を続ける。
自動車業界の低迷や激しい価格競争により、既存事業の収益性が悪化。新技術への対応も遅れ、市場シェアを徐々に失っていく。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 4,798億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 64.4% | |
| 3. 利益の安定性 | 8年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 7.4% | |
| 6. 適度なPER | PER 15.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.82倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-29 臨時報告書