三菱自動車工業(7211)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 22,678 | 1,384 | 726 | 2,149 | 10.6 | 73.8 | — | 46.8 |
| FY2016 | 19,066 | 51 | -1,985 | -1,189 | -28.2 | -164.1 | — | 46.5 |
| FY2017 | 21,924 | 982 | 1,076 | 225 | 13.5 | 72.2 | 10.0 | 47.2 |
| FY2018 | 25,146 | 1,118 | 1,329 | 11 | 15.1 | 89.3 | 17.0 | 43.4 |
| FY2019 | 22,703 | 128 | -258 | -869 | -3.3 | -17.3 | 20.0 | 39.9 |
| FY2020 | 14,555 | -953 | -3,123 | -1,429 | -59.5 | -209.9 | 10.0 | 27.4 |
| FY2021 | 20,389 | 873 | 740 | 490 | 11.8 | 49.8 | 0.0 | 31.5 |
| FY2022 | 24,581 | 1,905 | 1,687 | 1,204 | 20.3 | 113.4 | 0.0 | 36.4 |
| FY2023 | 27,896 | 1,910 | 1,547 | 19 | 14.8 | 104.0 | 5.0 | 41.2 |
| FY2024 | 27,882 | 1,388 | 410 | 600 | 4.2 | 28.7 | 10.0 | 41.6 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
三菱ブランドは一定の知名度を持つが、過去の品質問題等でブランド価値は低下傾向。特許やIPは自動車業界全体で重要だが、同社特有の強力な無形資産は限定的。
自動車購入は高額なため、乗り換えには心理的・経済的コストがかかる。しかし、車種選択の自由度や競合他社の魅力的な製品により、スイッチング・コストは限定的。
自動車製造・販売業において、ネットワーク効果は直接的には見られない。プラットフォーム共有等で間接的な効果はあり得るが、主要な競争優位とはなりにくい。
グローバルな生産・調達網を持つが、他社も同様の体制を構築。規模の経済によるコスト優位性は存在するものの、構造的な圧倒的コスト優位性は限定的。
世界有数の自動車メーカーであり、生産・販売規模は大きい。特にSUVやピックアップトラック分野での一定の地位を確立。ルノー・日産・三菱アライアンスによる規模の経済は大きい。
競合との比較優位
トヨタは圧倒的な規模、ハイブリッド技術、グローバルなブランド力、サプライチェーン管理において三菱自工を凌駕する。スイッチング・コストもより高いと見られる。
日産は三菱自工と同じアライアンス内であり、プラットフォーム共有や技術開発で連携する一方、EV(リーフ等)や先進運転支援技術(プロパイロット)で先行する側面がある。ブランド力も一般的に高い。
ホンダは二輪事業での強固なブランドと技術力、四輪では信頼性の高いエンジン技術や独自のプラットフォームを持つ。グローバルな販売網も三菱自工より広範。
強気シナリオ
アライアンスによるシナジー効果の拡大とコスト削減
電動化・自動運転技術への積極的な投資と競争力強化
新興国市場での販売網強化とシェア拡大
弱気シナリオ(モート侵食)
電動化シフトへの対応遅れによる競争力低下
アライアンス内の連携悪化やガバナンス問題の再燃
主要市場での販売不振やブランドイメージの回復遅延
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
三菱自動車工業の投資が失敗するには、アライアンスの連携がさらに弱まり、単独での開発・生産コストが上昇し、競争力が著しく低下する必要がある。また、電動化技術への投資が実を結ばず、競合他社に大きく水をあけられるシナリオも考えられる。特に、中国市場での競争激化や、欧米での規制強化に対応できず、販売台数が大幅に減少する事態は、同社の持続可能性を脅かすだろう。ブランドイメージの回復が進まず、新規顧客の獲得が困難になることも、長期的な成長を阻害する要因となる。
5年後のモート予測
アライアンスのシナジーを最大限に活用し、電動化・コネクテッド技術で競争力を高め、新興国市場での成長を取り込み、収益性を改善させる。
アライアンスの基盤を活用しつつ、既存事業の効率化を進め、緩やかな成長を目指す。電動化への移行は段階的に進む。
電動化への対応が遅れ、アライアンスの連携も不安定化。主要市場での競争力低下が続き、収益性の悪化に苦しむ。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 4,646億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 38.0% | |
| 3. 利益の安定性 | 8年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -59.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 46.4倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.51倍 |
合格数:1/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-22 臨時報告書