名村造船所(7014)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 1,472 | 66 | 73 | 61 | 6.7 | 106.0 | — | 50.7 |
| FY2016 | 1,372 | -93 | -113 | -59 | -11.5 | -163.9 | — | 46.8 |
| FY2017 | 1,349 | -194 | -206 | -211 | -26.9 | -297.9 | 15.0 | 38.8 |
| FY2018 | 1,246 | -41 | 6 | -100 | 0.8 | 9.0 | 10.0 | 42.6 |
| FY2019 | 1,119 | -160 | -180 | -186 | -32.2 | -261.1 | 10.0 | 40.2 |
| FY2020 | 984 | -105 | -188 | -307 | -46.5 | -271.8 | 8.0 | 35.9 |
| FY2021 | 834 | -95 | -84 | 144 | -22.7 | -121.9 | 0.0 | 29.8 |
| FY2022 | 1,241 | 96 | 112 | 77 | 22.4 | 161.9 | 0.0 | 39.8 |
| FY2023 | 1,350 | 165 | 200 | 255 | 25.0 | 287.9 | 5.0 | 45.4 |
| FY2024 | 1,592 | 295 | 262 | 325 | 25.0 | 378.4 | 20.0 | 50.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
名村造船所は、特定のブランド力や特許、規制ライセンスによる独占的な優位性は見られない。造船業は一般的に技術の標準化が進んでおり、個別の企業が長期的な無形資産で差別化することは難しい。
造船プロジェクトは長期にわたり、顧客(海運会社など)は仕様変更やサプライヤー変更に多大なコストと時間を要する。一度契約した造船所との関係は、プロジェクト遂行上の慣性から一定のスイッチング・コストを生む可能性がある。
造船業において、プラットフォーム型のネットワーク効果は存在しない。顧客と造船所の間の直接的な取引であり、ユーザー数の増加がサービスの価値を高めるような構造ではない。
名村造船所は、長年の操業で培われた生産ノウハウやサプライヤーとの関係を通じて、一定のコスト競争力を維持している可能性がある。特に、特定の船種や技術に特化することで、効率的な生産体制を構築している場合、コスト優位性が生まれる。
造船業界は、設備投資が巨額であり、参入障壁が高い。名村造船所は、業界内で一定の規模を持つプレイヤーであり、大規模なプロジェクトに対応できる生産能力と、グローバルな調達網を活かした効率規模の経済を享受していると考えられる。上位数社で市場を寡占する構造。
競合との比較優位
強気シナリオ
世界的な海運需要の回復と老朽化船の代替需要増加
環境規制強化に伴うLNG燃料船や代替燃料船への需要シフトへの対応
円安による国際競争力の向上と受注単価の上昇
弱気シナリオ(モート侵食)
世界景気後退による海運需要の低迷
原材料価格(鉄鋼など)の高騰と為替の変動リスク
新興国造船メーカーの台頭による価格競争の激化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、名村造船所が規模の経済を維持できなくなることが真でなければならない。具体的には、主要な顧客層である海運会社の需要が構造的に縮小し、代替需要も期待できない状況が長期化すること。また、競合他社がより効率的な生産技術やサプライチェーンを確立し、名村造船所のコスト優位性を覆すこと。さらに、環境規制への対応が遅れ、高付加価値船の受注機会を失うことも考えられる。グローバルな造船市場における寡占構造が崩壊し、価格競争が激化することも、規模の経済による優位性を損なう要因となるだろう。
5年後のモート予測
海運需要の回復と環境対応船へのシフトにより、高付加価値案件の受注が増加。円安効果も追い風となり、収益性が大きく改善する。
緩やかな需要回復と価格上昇が見込まれるが、原材料価格の変動や競争激化の影響も受ける。安定的な受注を維持し、緩やかな成長を続ける。
世界景気後退や地政学リスクにより海運需要が低迷。価格競争が激化し、受注が減少。収益性が悪化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 3,035億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 50.0% | |
| 3. 利益の安定性 | 5年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 11.6倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 2.91倍 |
合格数:2/7 部分的合格