6954

ファナック(6954)に経済的な堀はあるか

電気機器 電機・精密

株価

現在株価
5,989
2026-09-01
時価総額
76,781 億円

主要指標

各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)

株価推移

チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。

▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2016 5,369 1,532 1,277 332 9.3 658.6 87.1
FY2017 7,266 2,296 1,820 457 12.4 938.7 395.2 84.5
FY2018 6,356 1,633 1,542 544 10.7 795.3 563.2 88.5
FY2019 5,083 884 734 606 5.4 381.9 1,003.1 89.6
FY2020 5,513 1,125 940 1,012 6.6 490.1 300.0 87.7
FY2021 7,330 1,832 1,553 717 10.0 809.5 294.1 86.1
FY2022 8,520 1,914 1,706 215 10.5 178.6 485.7 86.2
FY2023 7,953 1,419 1,332 1,582 7.8 140.2 535.7 88.6
FY2024 7,971 1,588 1,476 1,212 8.5 157.3 84.1 89.0
FY2025 8,578 1,838 1,665 1,945 8.8 178.5 94.4 89.2

バフェット流モート診断

無形資産
●○○○○
1/5
スイッチング
●●●●○
4/5
ネットワーク
○○○○○
0/5
コスト優位
●●○○○
2/5
効率規模
●●●●○
4/5

総合スコア:11/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中

無形資産1/5

ファナックは産業用ロボット分野で高い技術力を持つが、特許やブランドによる明確な独占的優位性は限定的。競合他社も技術開発を進めており、無形資産によるモートは現時点では弱い。

スイッチングコスト4/5

ファナックのロボットシステムは、高度な自動化ラインに組み込まれており、顧客は導入・保守に多大な投資をしている。システム変更には生産ラインの再構築が必要となり、スイッチング・コストは非常に高い。

ネットワーク効果0/5

ファナックの製品は個別の機械装置であり、ユーザーが増えることで製品自体の価値が向上するネットワーク効果は基本的に働かない。

コスト優位2/5

長年の生産ノウハウや規模の経済により一定のコスト競争力はあるが、競合他社も同様の効率化を進めており、圧倒的なコスト優位性とは言えない。特に中国メーカーの台頭はコスト圧力を高める可能性がある。

規模の経済4/5

産業用ロボット市場において、ファナックは世界トップクラスのシェアと生産能力を持つ。この規模は、研究開発投資やサプライチェーン管理において有利に働き、効率的な事業運営を可能にしている。

競合との比較優位

強気シナリオ

産業用ロボットの需要拡大が継続する

自動化・省人化ニーズの高まりがファナックのシステム導入を促進する

高付加価値製品へのシフトにより、単価・利益率が向上する

弱気シナリオ(モート侵食)

中国経済の減速が産業用ロボット需要を抑制する

競合他社の技術革新や低価格攻勢によりシェアが低下する

地政学リスクやサプライチェーンの混乱が事業運営を阻害する

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

ファナックへの投資が失敗するには、産業用ロボット市場の成長性が鈍化し、自動化・省人化のトレンドが予想以上に停滞する必要がある。また、競合他社がファナックの既存顧客基盤を脅かすほどの技術的ブレークスルーや、圧倒的なコスト競争力を実現し、スイッチング・コストの壁を乗り越えて市場シェアを奪うシナリオも考えられる。特に、中国市場における現地メーカーの急速な技術向上と価格競争力が、ファナックの優位性を侵食する可能性は無視できない。さらに、ファナックが自社の強みであるハードウェア中心から、ソフトウェアやサービスによる付加価値創出への転換に失敗し、顧客のニーズ変化に対応できなくなることも、モートの崩壊につながるだろう。

5年後のモート予測

強気

自動化・省人化需要の拡大と高付加価値製品へのシフトにより、売上・利益ともに堅調に成長。ロボット以外の分野でも新規事業が軌道に乗り、収益源が多様化する。

中立

産業用ロボット市場は緩やかな成長を続け、ファナックは既存顧客基盤と技術力を活かして安定した収益を確保。一部の新規事業は成長するものの、全体への貢献は限定的。

弱気

中国経済の減速や競合激化により、ロボット事業の成長が鈍化。新規事業も期待通りの成果を上げられず、収益性が悪化。株価は低迷する。

グレアム防衛的投資家 7基準

1. 適切な企業規模 時価総額 76,781億
2. 健全な財務 自己資本比率 89.2%
3. 利益の安定性 10年連続黒字
4. 配当の継続性 ?年連続配当
5. 利益成長 EPS 3年成長 -0.0%
6. 適度なPER PER 46.1倍
7. 適度なPBR PBR 4.12倍

合格数:3/7 部分的合格

直近の適時開示

同業他社

もっと深く分析したい?

モート先生 AI が ファナック の事業を 4 賢人の理論で詳しく解説します

モート先生に聞く →