日本信号(6741)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 821 | 43 | 35 | -6 | 4.4 | 51.6 | — | 63.8 |
| FY2017 | 838 | 21 | 21 | -45 | 2.6 | 31.4 | 23.0 | 61.2 |
| FY2018 | 999 | 70 | 53 | 9 | 6.5 | 81.3 | 24.0 | 59.7 |
| FY2019 | 1,117 | 89 | 66 | 46 | 8.3 | 103.3 | 25.0 | 57.7 |
| FY2020 | 928 | 57 | 49 | -8 | 5.8 | 78.8 | 26.0 | 59.9 |
| FY2021 | 850 | 54 | 45 | -2 | 5.2 | 72.2 | 27.0 | 64.7 |
| FY2022 | 855 | 51 | 41 | -19 | 4.6 | 65.3 | 27.0 | 61.2 |
| FY2023 | 985 | 68 | 53 | 38 | 5.5 | 85.7 | 27.0 | 58.6 |
| FY2024 | 1,069 | 99 | 85 | 13 | 8.3 | 136.3 | 31.0 | 61.7 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 43.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:11/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
長年の実績と信頼に基づくブランド力、交通インフラ分野での特許技術、および官公庁との強固な関係性が無形資産として機能。特に信号機や鉄道信号システムにおける技術的ノウハウは参入障壁となる。過去の納入実績が新規受注に繋がる。
交通インフラは、一度導入されると更新・交換に莫大なコストと時間がかかる。信号機や鉄道制御システムは、安全性・信頼性が最優先されるため、既存システムからの切り替えは極めて困難。ライフサイクルも長く、保守・運用を含めたトータルコストを考慮すると、顧客(国、自治体、鉄道会社)のスイッチングコストは非常に高い。
ネットワーク効果は限定的。個々のインフラは独立しており、ユーザー数の増加が直接的なサービス価値向上に繋がる構造ではない。
規模の経済によるコスト優位性は限定的。公共事業中心であり、価格競争よりも仕様や信頼性が重視される傾向。ただし、長年の生産ノウハウによる効率化は存在する。
交通インフラ分野、特に信号機や鉄道信号システムにおいて、国内では限られたプレイヤーしか存在しない寡占市場。大手プレイヤーとして一定のシェアを確保しており、規模の経済による効率性は一定程度存在する。
競合との比較優位
強気シナリオ
インフラ老朽化に伴う更新需要の増加
IoT技術を活用したスマートシティ関連事業の拡大
海外インフラ市場への展開加速
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による低価格攻勢
技術革新への対応遅れ
公共事業予算の削減や入札制度の変更
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、日本信号が持つスイッチング・コストの優位性が失われる必要がある。具体的には、①信号機や鉄道制御システムにおいて、既存システムとの互換性を容易に保ちつつ、低コストで導入可能な革新的な代替技術が登場し、顧客(国、自治体、鉄道会社)が容易に乗り換えられるようになるケース。②安全性や信頼性よりも、初期導入コストの低減が最優先されるような市場環境への劇的な変化。③官公庁や鉄道会社との長年の関係性が、技術的な陳腐化や不祥事などにより失われ、新規参入企業に市場を奪われるケースなどが考えられる。また、海外競合が国内市場に強力な技術力と価格競争力を持って参入し、既存の寡占構造を破壊するシナリオも想定される。
5年後のモート予測
インフラ更新需要とスマートシティ関連の新規需要が堅調に推移し、売上・利益ともに安定的な成長を続ける。海外事業も拡大し、収益基盤を強化する。
国内インフラ需要は安定的に推移するが、成長は緩やか。スマートシティ関連事業は徐々に浸透するものの、大きなブレークスルーは見られない。収益性は維持される。
公共事業の削減や技術革新への対応遅れにより、国内事業が停滞。海外展開も苦戦し、売上・利益ともに減少傾向となる。競争環境の激化で収益性も悪化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 984億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 61.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 23.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 11.6倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.96倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準
直近の適時開示
- 2026-06-23 臨時報告書