EIZO(6737)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 783 | 70 | 57 | 64 | 6.6 | 265.5 | — | 74.1 |
| FY2017 | 841 | 86 | 71 | -17 | 7.8 | 334.8 | 80.0 | 75.5 |
| FY2018 | 729 | 54 | 43 | -34 | 4.5 | 202.1 | 90.0 | 78.2 |
| FY2019 | 765 | 64 | 47 | 44 | 4.9 | 219.1 | 100.0 | 76.6 |
| FY2020 | 766 | 79 | 62 | 33 | 5.4 | 288.7 | 110.0 | 76.3 |
| FY2021 | 868 | 113 | 78 | 60 | 6.6 | 365.6 | 115.0 | 76.3 |
| FY2022 | 808 | 50 | 59 | -67 | 4.9 | 281.0 | 120.0 | 77.3 |
| FY2023 | 805 | 39 | 55 | 69 | 4.2 | 265.1 | 125.0 | 78.5 |
| FY2024 | 805 | 37 | 41 | 94 | 3.3 | 100.8 | 200.0 | 78.8 |
| FY2026 | — | — | — | — | — | — | 110.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
EIZOは高精細モニター市場で「EIZO」ブランドを確立しており、特に医療用(放射線診断、病理診断)やクリエイティブ分野(グラフィックス、映像編集)で高い評価と信頼を得ている。これらの分野では、色再現性、精度、信頼性に対する要求が極めて高く、長年の技術開発と実績に裏打ちされたブランド力が競争優位の源泉となっている。特許やノウハウも蓄積されていると考えられる。
医療用モニターなど、一度導入されると、その精度や信頼性から他のモニターへの切り替えには、再認証プロセスやオペレーターの慣れといったコストが発生する。特に医療分野では、診断の正確性に直結するため、安易な切り替えはリスクが高い。クリエイティブ分野でも、ワークフローへの適合性や、長年培った色調整のノウハウを失うことを避けるため、乗り換えは容易ではない。
EIZOのモニター事業は、個々のユーザーの利用が他のユーザーの価値を直接高めるようなネットワーク効果は基本的に見られない。製品の品質や機能が直接的な競争優位の源泉である。
高付加価値製品に特化しており、汎用品モニターのような規模の経済や徹底したコスト削減による優位性は限定的。むしろ、高品質を維持するための研究開発費や製造コストは高いと考えられる。特定のニッチ市場での技術力による価格決定力はあるが、コストリーダーシップではない。
高精細モニター市場、特に医療やクリエイティブ分野においては一定のシェアを確保しているが、グローバルなディスプレイ市場全体で見ると、サムスン電子やLGディスプレイのような巨大企業と比較して規模の経済性は小さい。しかし、特定分野においては、その専門性から効率的な事業運営を行っている可能性がある。
競合との比較優位
強気シナリオ
医療分野における高精細モニター需要の継続的な拡大
クリエイティブ分野での高画質・高精度モニターへの根強い需要
継続的な技術開発による製品競争力の維持・向上
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による高性能・低価格モニターの投入
医療機器メーカーの自社モニター開発や、他社との連携強化
デジタル化の進展による、従来のモニター中心のワークフローからの変化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
EIZOの投資が失敗するには、まず「EIZO」ブランドが持つ、医療やクリエイティブ分野における「信頼性」と「精度」への絶対的な評価が失われる必要がある。これは、競合他社がEIZOと同等以上の精度と信頼性を、より低価格で、あるいはより使いやすいインターフェースと共に提供し始めた場合に起こりうる。特に、AIを活用した画像診断支援システムなどが進化し、モニターの役割が単なる表示装置から、より高度な情報処理・解析機能の一部へと変化した場合、EIZOが培ってきたハードウェア中心の競争優位性が陳腐化するリスクがある。また、医療機器の規制当局が、特定のモニターメーカーへの依存度を下げるような方針転換を行った場合も、スイッチングコストの優位性が低下し、価格競争に巻き込まれる可能性も考えられる。
5年後のモート予測
医療・クリエイティブ分野でのブランド力と技術力を背景に、高付加価値モニター市場での地位を維持・強化。安定した収益成長と利益率の維持が期待される。
市場の成熟化や競合の台頭により、緩やかな成長にとどまる可能性。技術革新への対応や新規市場開拓が成長の鍵となる。
競合の低価格攻勢や代替技術の登場により、市場シェアが低下。価格競争の激化や収益性の悪化が進むリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 978億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 78.8% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -34.9% | |
| 6. 適度なPER | PER 23.6倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.79倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-07-10 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-06-24 臨時報告書
- 2026-06-12 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)