キッツ(6498)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 1,141 | 89 | 54 | 108 | 7.2 | 51.4 | — | 61.9 |
| FY2017 | 1,246 | 101 | 65 | -1 | 8.4 | 65.5 | 13.0 | 56.8 |
| FY2018 | 1,366 | 117 | 56 | 8 | 7.3 | 58.5 | 17.0 | 57.4 |
| FY2019 | 1,271 | 70 | 49 | 53 | 6.4 | 53.1 | 20.0 | 56.0 |
| FY2020 | 842 | 38 | 21 | 76 | 2.8 | 23.4 | 9.0 | 52.8 |
| FY2021 | 1,358 | 90 | 50 | 50 | 6.1 | 55.3 | 20.0 | 56.0 |
| FY2022 | 1,599 | 111 | 85 | 11 | 9.4 | 95.4 | 33.0 | 59.0 |
| FY2023 | 1,669 | 137 | 106 | 86 | 10.4 | 118.1 | 41.0 | 60.5 |
| FY2024 | 1,720 | 142 | 118 | 107 | 10.8 | 132.6 | 46.0 | 62.9 |
| FY2025 | 1,767 | 155 | 115 | 33 | 9.6 | 131.9 | 53.0 | 64.1 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
キッツはバルブ業界において長年の歴史と一定のブランド認知度を持つが、特許や独占的IPによる明確な優位性は限定的。特定の技術やデザインに関する特許は存在するものの、それが競合他社に対する圧倒的な障壁となっているとは言えない。
産業用バルブは、一度導入すると交換やメンテナンスにコストや手間がかかるため、顧客は容易に乗り換えない傾向がある。特に大規模プラントやインフラ設備では、信頼性と実績が重視され、既存サプライヤーからの切り替えは慎重に行われる。
バルブの利用において、ユーザーが増えることで製品やサービスの価値が向上するようなネットワーク効果は存在しない。個々の製品の性能や供給体制が重視されるビジネスモデルである。
キッツは一定の生産効率を追求しているが、グローバルな価格競争力において、特にアジアの新興メーカーに対して圧倒的なコスト優位性を持っているとは断言しにくい。規模の経済によるコスト削減効果はある程度期待できる。
キッツは日本のバルブメーカーとして、国内市場においては一定のシェアと規模を持つ。特に水・環境、建築設備分野では、国内の主要プレイヤーの一つとして、その規模が競争優位に寄与していると考えられる。
競合との比較優位
強気シナリオ
国内インフラ老朽化に伴う更新需要の取り込み
海外市場、特に成長地域でのシェア拡大
高付加価値製品(特殊バルブ等)へのシフトによる収益性向上
弱気シナリオ(モート侵食)
新興国メーカーによる低価格攻勢の激化
主要顧客産業(建設、インフラ)の景気低迷
技術革新への対応遅れによる陳腐化リスク
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
キッツの投資が失敗するには、国内市場におけるインフラ更新需要が予想を下回り、かつ海外市場での競争が激化し、特に価格競争力で劣る新興メーカーにシェアを奪われるシナリオが考えられる。また、同社が注力する高付加価値製品分野においても、競合他社がより優れた技術やコスト効率で製品を投入し、キッツの優位性が失われる可能性もある。さらに、為替レートの変動が輸出採算を悪化させ、収益性を圧迫することもリスク要因となる。これらの要因が複合的に作用することで、キッツの持続的な成長と収益性が損なわれる可能性がある。
5年後のモート予測
国内インフラ更新需要と海外市場でのシェア拡大が順調に進み、高付加価値製品の販売が伸長することで、売上・利益ともに堅調な成長を遂げる。
国内需要は安定的に推移し、海外市場での緩やかな成長が見込まれる。競争環境は厳しいものの、既存顧客基盤と一定のブランド力で市場シェアを維持する。
海外での価格競争の激化や国内需要の伸び悩みにより、売上・利益ともに低迷する。新興メーカーの台頭により、市場シェアの低下も懸念される。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,911億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 64.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 11.4% | |
| 6. 適度なPER | PER 16.7倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.62倍 |
合格数:4/7 部分的合格