NTN(6472)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 7,170 | 478 | 150 | 125 | 6.1 | 28.3 | — | 29.2 |
| FY2016 | 6,833 | 356 | 28 | 212 | 1.2 | 5.3 | — | 28.7 |
| FY2017 | 7,444 | 396 | 204 | 134 | 7.6 | 38.4 | 10.0 | 30.2 |
| FY2018 | 7,336 | 269 | -70 | -224 | -2.8 | -13.1 | 15.0 | 27.4 |
| FY2019 | 6,515 | 71 | -440 | -181 | -26.1 | -82.8 | 15.0 | 20.6 |
| FY2020 | 5,628 | -31 | -116 | 185 | -6.3 | -21.9 | 5.0 | 20.4 |
| FY2021 | 6,420 | 69 | 73 | 115 | 3.4 | 13.8 | 0.0 | 23.1 |
| FY2022 | 7,740 | 171 | 104 | 204 | 4.4 | 19.5 | 0.0 | 25.4 |
| FY2023 | 8,363 | 281 | 106 | 401 | 3.8 | 19.9 | 5.0 | 29.0 |
| FY2024 | 8,256 | 230 | -238 | 197 | -9.6 | -44.9 | 10.0 | 27.2 |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
NTNはベアリング業界で一定のブランド認知度を持つが、SKFやNSKのような圧倒的なブランド力や、特許による明確な技術的優位性は限定的。特定のニッチ分野での技術力は存在するものの、広範な無形資産としての競争優位性はまだ弱い。
自動車や産業機械分野では、ベアリングの品質や信頼性が重要視されるため、一度採用されたサプライヤーからの切り替えには、性能評価、再認証、設計変更などのコストとリスクが伴う。特にOEM(相手先ブランド製造)においては、サプライヤー変更は容易ではない。
ベアリング事業には、ユーザーが増えるほど製品価値が増すといったネットワーク効果は基本的に存在しない。プラットフォーム型ビジネスではないため、このモートは適用されない。
NTNはグローバルな生産体制を持ち、規模の経済を活かしたコスト削減努力を行っている。しかし、競合他社も同様の努力をしており、構造的な圧倒的コスト優位性を確立しているとは言えない。為替変動の影響も受ける。
NTNは世界有数のベアリングメーカーであり、自動車、産業機械、航空宇宙など多岐にわたる分野で事業を展開している。業界全体で見ると、主要プレイヤーは少数であり、NTNはその中で一定のシェアを確保し、規模の経済による効率性を享受している。
競合との比較優位
強気シナリオ
EV化や自動化の進展による高機能ベアリング需要の増加
グローバルサプライチェーンにおける安定供給能力の評価向上
M&Aや事業再編による収益性改善とシェア拡大
弱気シナリオ(モート侵食)
新興国メーカーの低価格攻勢による価格競争の激化
主要顧客である自動車業界の構造変化への対応遅れ
原材料価格の高騰や地政学リスクによるコスト増と供給制約
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
NTNの競争優位性が失われるシナリオは、まず主要な顧客層である自動車産業が、ベアリングを必要としない、あるいは極めてシンプルな構造の代替部品に移行した場合である。例えば、インホイールモーター技術が普及し、ハブベアリングの重要性が低下する、あるいは磁気浮上技術などが実用化され、従来の機械式ベアリングが不要になるような技術革新が起これば、NTNの既存の規模の経済やスイッチング・コストの優位性は大きく損なわれる。また、中国などの新興国メーカーが、技術的キャッチアップだけでなく、圧倒的な低コスト構造と迅速なサプライチェーンを構築し、NTNの主要市場でシェアを急速に奪っていくことも考えられる。さらに、グローバルなサプライチェーンの分断や保護主義の台頭により、NTNが強みとするグローバル生産・販売網の維持が困難になり、コスト競争力や供給能力が低下することも、その優位性を揺るがす要因となりうる。
5年後のモート予測
EV・自動化関連需要の取り込み、高付加価値製品へのシフト、グローバル供給網の最適化により、売上・利益ともに堅調な成長を遂げる。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな市場成長とコスト削減努力により、収益性を維持・微増させる。
価格競争の激化、自動車産業の変革への対応遅れ、原材料高騰などにより、売上・利益ともに低迷する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 2,180億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 29.0% | |
| 3. 利益の安定性 | 6年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 20.6倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.83倍 |
合格数:2/7 部分的合格