グローリー(6457)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 2,270 | 206 | 88 | 204 | 4.5 | 134.4 | — | 60.6 |
| FY2016 | 2,226 | 204 | 104 | 235 | 5.4 | 160.4 | — | 60.1 |
| FY2017 | 2,274 | 196 | 99 | 60 | 5.2 | 156.0 | 60.0 | 62.0 |
| FY2018 | 2,358 | 206 | 123 | 129 | 6.3 | 198.7 | 82.0 | 59.5 |
| FY2019 | 2,242 | 179 | 90 | 120 | 4.8 | 148.3 | 64.0 | 60.0 |
| FY2020 | 2,174 | 142 | 57 | 68 | 2.9 | 94.4 | 66.0 | 58.4 |
| FY2021 | 2,266 | 103 | 65 | -155 | 3.1 | 107.7 | 66.0 | 56.6 |
| FY2022 | 2,559 | 5 | -95 | -259 | -4.9 | -167.0 | 68.0 | 50.7 |
| FY2023 | 3,725 | 513 | 297 | 83 | 13.0 | 533.6 | 68.0 | 48.8 |
| FY2024 | 3,690 | 352 | 161 | 378 | 6.8 | 287.8 | 106.0 | 53.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
グローリーは現金処理機分野で長年の実績と一定のブランド認知を持つが、特許や独占的IPによる明確な優位性は限定的。技術革新は進むものの、参入障壁を築くほどの無形資産は現時点では弱い。
金融機関や流通業など、現金管理の重要性が高い顧客基盤を持つ。導入済みの現金処理機システムは、運用・保守を含めると顧客の業務プロセスに深く組み込まれており、他社製品への切り替えには相応のコストとリスクが伴う。
現金処理機は個々の顧客の利用が中心であり、ユーザー数の増加が直接的に製品やサービスの価値を高めるネットワーク効果は発生しない。
長年の製造ノウハウによる一定の生産効率は存在するが、競合他社と比較して構造的に大幅なコスト優位性を持つとは言えない。グローバルな価格競争力は限定的。
現金処理機、両替機、硬貨計数機などの分野で、国内市場において高いシェアを誇る。特に金融機関向け市場では寡占的な地位を確立しており、規模の経済による効率的な事業運営が可能。
競合との比較優位
強気シナリオ
キャッシュレス化が進む中でも、現金需要は依然として根強く、特にアジア新興国などでの需要拡大。
技術革新による高付加価値製品(高度な識別・不正検知機能など)の開発・販売強化。
M&Aやアライアンスによる事業領域の拡大とグローバル展開の加速。
弱気シナリオ(モート侵食)
急速なキャッシュレス化の進展による現金処理機需要の構造的な縮小。
新興国市場における現地企業との価格競争の激化。
サイバーセキュリティリスクやシステム障害による信頼性の低下。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
グローリーの投資が失敗するには、まずキャッシュレス化が予想を遥かに超えるスピードで進展し、現金処理機の需要が構造的に、かつ不可逆的に縮小する必要がある。さらに、同社が強みとするアジア新興国市場において、現地の有力企業が技術力と価格競争力を兼ね備えて台頭し、グローバルな価格破壊を引き起こすことが求められる。また、同社が長年培ってきた顧客との信頼関係が、技術的な陳腐化やセキュリティインシデントによって急速に失われ、スイッチングコストを乗り越えて競合に顧客が流出するシナリオも考えられる。これらの要因が複合的に作用することで、同社の持続的な競争優位性は失われ、投資は失敗に終わるだろう。
5年後のモート予測
アジア新興国での需要拡大と高付加価値製品へのシフトにより、売上・利益ともに堅調に成長。キャッシュレス化の影響を最小限に抑え、安定的な収益基盤を維持する。
国内市場は成熟しつつも、アジア市場の成長と保守サービス収入により、緩やかな成長を維持。キャッシュレス化の影響は限定的だが、大きな飛躍は見込めない。
キャッシュレス化の加速と新興国での価格競争激化により、売上・利益ともに減少。既存顧客からの切り替えや新規需要の低迷が続く。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 2,459億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 53.3% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 38.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 15.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.05倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-08-05 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-07-03 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-06-30 臨時報告書
- 2026-06-03 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)