太平製作所(6342)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 65 | 4 | 2 | -19 | 6.5 | 16.6 | — | 49.4 |
| FY2016 | 63 | 7 | 5 | 2 | 13.0 | 37.5 | — | 52.1 |
| FY2017 | 72 | 8 | 5 | 14 | 12.5 | 406.1 | 5.0 | 56.6 |
| FY2018 | 77 | 10 | 8 | -6 | 15.4 | 577.8 | 50.0 | 55.0 |
| FY2019 | 67 | 7 | 2 | 12 | 4.4 | 165.0 | 80.0 | 60.5 |
| FY2020 | 35 | -1 | 0 | 4 | 0.1 | 2.8 | 80.0 | 61.8 |
| FY2021 | 49 | 2 | 2 | -4 | 4.3 | 161.1 | 50.0 | 61.1 |
| FY2022 | 64 | 7 | 7 | 7 | 11.7 | 490.1 | 60.0 | 58.9 |
| FY2023 | 88 | 14 | 11 | 5 | 15.5 | 762.7 | 80.0 | 57.0 |
| FY2024 | 79 | 9 | 6 | 4 | 8.4 | 412.7 | 130.0 | 66.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:4/25 主要モート:none 持続性:判定中
太平製作所に関する公開情報からは、強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPといった無形資産の存在を示す具体的な証拠は見当たりません。技術力は存在するものの、それが特許等で保護され、競合優位性を確立しているかは不明瞭です。
油圧ショベル用アタッチメントは、特定の用途に特化しており、既存の設備との互換性やオペレーターの習熟度から、一定のスイッチングコストが存在する可能性があります。しかし、製品ラインナップの幅広さや代替技術の存在から、そのコストは限定的と考えられます。
太平製作所の事業モデルは、ユーザー数の増加が製品価値を直接的に高めるネットワーク効果を生み出す構造ではありません。製品の普及が市場全体の利便性を向上させる間接的な効果は考えられますが、企業固有の競争優位性とは言えません。
長年の製造業としての経験や効率化努力により、一定のコスト管理能力は有していると考えられます。しかし、競合他社と比較して構造的に大幅なコスト優位性を確立しているという情報は確認できません。規模の経済によるコスト削減効果も限定的と推測されます。
油圧ショベル用アタッチメント市場において、太平製作所は一定のシェアを有していると考えられます。しかし、業界全体を代表するような寡占的な地位を確立しているとは言えず、規模の経済による明確な優位性は限定的であると推測されます。
競合との比較優位
強気シナリオ
建設・インフラ投資の拡大による油圧ショベル需要の増加
新興国市場における建設機械アタッチメントの需要拡大
技術革新による高付加価値製品の開発・販売成功
弱気シナリオ(モート侵食)
主要顧客である建設機械メーカーの業績悪化
競合他社による低価格攻勢や技術的優位性の確立
原材料価格の高騰による収益性の悪化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
太平製作所への投資が失敗するシナリオは、まず、主要な顧客である建設機械メーカーが、太平製作所の製品に代替可能な、あるいはより安価で高性能なアタッチメントを自社開発するか、あるいは競合他社から調達するようになる場合である。これにより、太平製作所の価格決定力や販売量が著しく低下する。次に、グローバルな建設機械市場全体が長期的な低迷期に入り、特に太平製作所が注力する地域やセグメントでの需要が構造的に縮小する場合も考えられる。さらに、技術革新の波に乗り遅れ、環境規制強化や自動化といった新たなニーズに対応できない製品ラインナップしか持たない場合、その競争力は急速に失われるだろう。これらの要因が複合的に作用することで、太平製作所の持続的な成長と収益性は脅かされる。
5年後のモート予測
建設・インフラ投資の活発化と新興国需要の取り込みにより、売上・利益ともに堅調に成長。高付加価値製品の投入で収益性も改善し、安定的な株主還元が可能となる。
緩やかな市場成長と一定の競争環境下で、売上・利益は微増傾向。コスト管理を徹底し、安定的な収益基盤を維持するが、大幅な成長は見込みにくい。
建設市場の低迷や激化する競争により、売上・利益ともに減少。価格競争の激化やコスト増により、収益性は悪化し、配当の維持も困難になる可能性。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 39億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 66.3% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 36.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 6.7倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.52倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準
直近の適時開示
- 2026-06-25 臨時報告書