メディアドゥ(3678)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 155 | 7 | 4 | -11 | 15.0 | 41.7 | — | 31.3 |
| FY2017 | 372 | 9 | 4 | -65 | 8.5 | 32.6 | 8.8 | 15.3 |
| FY2018 | 506 | 15 | -12 | 20 | -27.9 | -106.0 | 10.5 | 14.1 |
| FY2019 | 659 | 19 | 9 | 19 | 15.1 | 64.6 | 10.5 | 17.0 |
| FY2020 | 835 | 27 | 15 | 13 | 12.5 | 104.5 | 13.0 | 28.0 |
| FY2021 | 1,047 | 28 | 16 | -32 | 9.3 | 99.8 | 21.0 | 32.0 |
| FY2022 | 1,017 | 24 | 11 | -12 | 6.3 | 68.4 | 21.0 | 32.8 |
| FY2023 | 940 | 21 | -3 | 25 | -2.0 | -21.1 | 0.0 | 31.4 |
| FY2024 | 1,019 | 25 | 14 | 41 | 7.7 | 90.1 | 22.0 | 33.1 |
| FY2025 | 1,085 | 25 | 18 | 20 | 9.5 | 119.9 | 36.0 | 33.4 |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
同社は電子書籍プラットフォーム「コミックシーモア」を運営し、長年の実績と顧客基盤を持つ。また、電子書籍の取次事業においても、出版社との強固な関係性と長年のノウハウが参入障壁となっている。IPホルダーとの独占契約や、独自のコンテンツ制作能力も無形資産となり得る。
コミックシーモアの利用者は、購入履歴や読書進捗、ポイントなどを引き継ぐために、他社プラットフォームへの乗り換えに抵抗を感じる可能性がある。特に、長年利用しているユーザーほど乗り換えコストは高まる。しかし、電子書籍市場全体としてはプラットフォーム間の互換性も進んでおり、乗り換えのハードルが低下する可能性もある。
電子書籍プラットフォームとしてのネットワーク効果は限定的。ユーザーが増えても、プラットフォーム自体の価値が直接的に向上するわけではない。ただし、ユーザーのレビューやランキング機能などが活性化すれば、間接的なネットワーク効果が生まれる可能性はある。
同社に構造的なコスト優位性を示す具体的な情報は現時点では見当たらない。電子書籍の取次や販売においては、プラットフォーム運営コストやコンテンツ仕入コストなどが主要な費用となる。
電子書籍の取次・販売市場において、同社は主要プレイヤーの一つであり、一定の規模の経済を享受していると考えられる。特に、多くの出版社と取引し、多数のコンテンツを扱うことで、効率的なプラットフォーム運営が可能となっている。しかし、市場全体としてはまだ競争が激しく、絶対的な寡占状態ではない。
競合との比較優位
強気シナリオ
電子書籍市場の継続的な成長と、同社プラットフォームのシェア拡大
新規IPの獲得やオリジナルコンテンツの成功によるブランド力強化
M&Aによる事業領域の拡大とシナジー創出
弱気シナリオ(モート侵食)
大手プラットフォーマー(Amazon、Appleなど)との競争激化
電子書籍市場の成長鈍化または縮小
主要IPホルダーとの契約更新における条件悪化や独占契約の喪失
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、電子書籍市場の成長性が期待外れに終わるか、あるいは同社が競争優位性を維持できなくなるシナリオが考えられる。具体的には、Amazon KindleやApple Booksといったグローバルプラットフォーマーが、より魅力的な価格設定や品揃えで日本市場でのシェアを急速に拡大し、コミックシーモアの顧客を奪うケースである。また、主要な出版社が自社プラットフォームを強化したり、より有利な条件を求めて競合プラットフォームとの取引を優先したりすることで、同社の取次事業の収益性が悪化する可能性もある。さらに、電子書籍以外のエンターテイメント(動画配信、ゲームなど)への顧客の可処分所得のシフトが想定以上に進み、電子書籍市場全体のパイが縮小することも、同社の成長を阻害する要因となり得る。
5年後のモート予測
電子書籍市場の拡大とコミックシーモアのブランド力強化により、売上・利益ともに堅調に成長。新規事業やM&Aも成功し、収益基盤がさらに強化される。
電子書籍市場の緩やかな成長を背景に、既存事業の安定的な収益を維持。競争環境は厳しいものの、ブランド力と顧客基盤を活かして一定のシェアを確保する。
大手プラットフォーマーの攻勢や市場全体の成長鈍化により、シェアが低下。収益性も悪化し、成長が停滞するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 183億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 33.4% | |
| 3. 利益の安定性 | 8年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 3年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 20.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 10.1倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.96倍 |
合格数:3/7 部分的合格