2810

ハウス食品グループ本社(2810)に経済的な堀はあるか

食料品 食品

株価

現在株価
4,002
2026-09-01
時価総額
3,109 億円

主要指標

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株価推移

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▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2015 2,419 108 226 42 8.7 220.5 65.5
FY2016 2,838 123 87 191 3.3 84.5 66.5
FY2017 2,919 163 94 99 3.3 91.0 32.0 66.3
FY2018 2,967 176 138 199 4.9 134.3 38.0 66.6
FY2019 2,937 190 115 179 4.1 113.7 44.0 67.7
FY2020 2,838 194 87 146 3.0 86.7 46.0 69.9
FY2021 2,534 192 140 57 4.7 139.8 46.0 70.4
FY2022 2,751 166 137 -20 4.6 140.0 46.0 68.6
FY2023 2,996 195 176 233 5.5 180.5 46.0 67.7
FY2024 3,154 200 125 143 3.9 131.9 47.0 67.3

バフェット流モート診断

無形資産
●●●○○
3/5
スイッチング
●●○○○
2/5
ネットワーク
○○○○○
0/5
コスト優位
●○○○○
1/5
効率規模
●●●○○
3/5

総合スコア:9/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中

無形資産3/5

ハウス食品グループ本社は「ハウス」ブランドで長年培われた高い認知度と信頼性を有する。特に「バーモントカレー」「ジャワカレー」などの主力商品は、家庭用カレールウ市場で圧倒的なシェアを誇り、長年のブランドロイヤルティが競争優位の源泉となっている。また、特定調味料や健康食品分野でも独自のブランドイメージを構築している。

スイッチングコスト2/5

家庭用カレーや調味料は、消費者の嗜好や価格への感応度が高く、ブランドへのスイッチングコストは限定的である。ただし、長年の愛用者は他社製品への乗り換えに抵抗を感じる場合もあり、一定のスイッチングコストが存在する。

ネットワーク効果0/5

同社の事業モデルは、直接的なネットワーク効果を生み出す性質のものではない。製品の利用者が増えることで、製品自体の価値が向上するような構造は見られない。

コスト優位1/5

食料品業界は規模の経済が働きやすいが、同社が突出したコスト優位性を持つという明確な証拠はない。原材料調達や製造プロセスにおける効率化は図られていると推測されるが、競合他社とのコスト構造に大きな差はないと考えられる。

規模の経済3/5

家庭用食品、特にカレールウやシチューミックス、香辛料などの分野で、国内トップクラスの販売網と生産能力を有している。この規模は、新規参入者にとって大きな障壁となり得る。また、海外事業も展開しており、グローバルなサプライチェーンと販売網の構築を進めている。

競合との比較優位

強気シナリオ

「ハウス」ブランドの強固なロイヤルティ維持・向上

健康志向や簡便調理ニーズに対応した新商品開発の成功

海外市場での更なる事業拡大と収益貢献

弱気シナリオ(モート侵食)

消費者の健康志向や食の多様化への対応遅れ

競合他社による価格攻勢や革新的な商品投入

原材料価格の高騰や円安による収益性の悪化

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

この投資が失敗するには、ハウス食品グループ本社が長年築き上げてきた「ハウス」ブランドの価値が、消費者の嗜好の変化や競合の台頭によって急速に失われる必要がある。具体的には、健康志向への対応の遅れや、より革新的で魅力的な代替製品の登場により、主力製品であるカレールウなどの市場シェアが低下し、ブランドイメージが陳腐化するシナリオが考えられる。また、グローバル展開が計画通りに進まず、海外事業が収益の足を引っ張る、あるいは原材料価格の高騰や為替変動といった外部要因が、同社の価格設定力やコスト管理能力を上回り、利益率を著しく圧迫し続ける状況も、投資の失敗につながるだろう。さらに、M&A戦略の失敗や、既存事業の非効率化が進み、規模の経済や効率性を活かせなくなることも、競争優位の崩壊を招く可能性がある。

5年後のモート予測

強気

主力ブランドの強固な地位を維持しつつ、健康・簡便ニーズ対応の新商品がヒット。海外事業も順調に拡大し、売上・利益ともに安定的な成長を続ける。

中立

既存事業は安定推移するものの、市場の成熟化や競争激化により、成長率は緩やかなものにとどまる。海外事業は堅調だが、大きなブレークスルーは見られない。

弱気

消費者の嗜好変化への対応が遅れ、主力製品のシェアが低下。原材料高騰や競争激化で利益率が悪化し、業績は低迷する。

グレアム防衛的投資家 7基準

1. 適切な企業規模 時価総額 3,109億
2. 健全な財務 自己資本比率 67.0%
3. 利益の安定性 11年連続黒字
4. 配当の継続性 10年連続配当
5. 利益成長 EPS 3年成長 -17.1%
6. 適度なPER PER 42.3倍
7. 適度なPBR PBR 1.04倍

合格数:4/7 部分的合格

直近の適時開示

同業他社

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