寿スピリッツ(2222)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 266 | 33 | 23 | 9 | 21.4 | 74.1 | — | 60.1 |
| FY2016 | 325 | 38 | 26 | 21 | 20.2 | 82.7 | — | 65.3 |
| FY2017 | 374 | 50 | 35 | 23 | 22.8 | 113.6 | 25.0 | 69.5 |
| FY2018 | 408 | 60 | 40 | 23 | 21.7 | 127.6 | 35.0 | 70.5 |
| FY2019 | 452 | 65 | 41 | 41 | 19.4 | 131.8 | 40.0 | 78.9 |
| FY2020 | 232 | -29 | -6 | -5 | -2.9 | -18.3 | 40.0 | 77.2 |
| FY2021 | 322 | 14 | 19 | 38 | 9.4 | 61.6 | 30.0 | 74.1 |
| FY2022 | 502 | 100 | 70 | 75 | 26.5 | 225.5 | 30.0 | 71.8 |
| FY2023 | 640 | 158 | 108 | 88 | 30.8 | 69.6 | 70.0 | 75.7 |
| FY2024 | 723 | 176 | 121 | 98 | 30.2 | 78.0 | 14.0 | 77.1 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
「おみやげ」というニッチ市場における強力なブランド力と、全国に広がる販売網が強み。特に「ご当地」ブランドの菓子類は、地域性を活かした独自性が高い。JR東日本グループとの連携による駅構内での優位性も無形資産と言える。
贈答品としての側面が強く、一度購入したブランドや商品をリピートする傾向はあるものの、他社製品への乗り換え障壁はそれほど高くない。価格やデザイン、話題性で競合に流れる可能性はある。
ネットワーク効果を直接的に生み出すビジネスモデルではない。顧客が増えることで商品の価値が上がる、といった構造は見られない。
製造委託が中心であり、自社工場による大規模なコスト削減余地は限定的。ただし、効率的なサプライチェーン管理や仕入れ交渉力で一定のコスト優位性は保っている可能性がある。
「おみやげ」というニッチ市場においては、全国的な販売網と品揃えで一定の規模の経済を享受している。主要プレイヤーとして、小規模な競合他社に対して優位性を保っている。
競合との比較優位
強気シナリオ
インバウンド需要の回復による「おみやげ」需要の拡大
新規顧客層(例:旅行者以外への販路拡大)の開拓
高付加価値商品の開発とブランド力強化による客単価向上
弱気シナリオ(モート侵食)
国内旅行需要の低迷や消費者の嗜好変化
競合他社による類似商品の投入や価格競争の激化
インバウンド需要の回復遅延や構造的な変化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、寿スピリッツが「おみやげ」というニッチ市場におけるブランド力と販売網の優位性を失う必要がある。具体的には、消費者の「おみやげ」に対する価値観が根本的に変化し、贈答品としての重要性が低下するシナリオが考えられる。また、競合他社が、寿スピリッツの持つ地域性や独自性を模倣しつつ、より低価格で、あるいはより現代的なデザインで消費者の心を掴むことに成功した場合、ブランドロイヤリティが低下する。さらに、主要な販売チャネル(駅、空港、観光地など)における競争が激化し、出店スペースの確保や優位な場所の確保が困難になる、あるいはオンライン販売での競争力が低下することも、寿スピリッツの優位性を蝕む要因となり得る。これらの要因が複合的に作用することで、現在の「おみやげ」市場における同社の地位が揺らぐ可能性がある。
5年後のモート予測
インバウンド需要の本格回復と国内旅行の活況を背景に、主力商品群の販売が拡大。新規販路開拓や高付加価値商品の投入により、売上・利益ともに堅調に成長する。
インバウンド需要は緩やかに回復するものの、国内消費の伸びは限定的。既存事業の維持・拡大に注力し、安定的な収益基盤を維持する。
国内旅行需要の低迷や消費者の嗜好変化が継続。競合との競争激化により、価格圧力が上昇し、収益性が悪化するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 3,297億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 77.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 8.2% | |
| 6. 適度なPER | PER 27.2倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 8.17倍 |
合格数:4/7 部分的合格