不二製油(2607)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 2,925 | 197 | 121 | 28 | 7.8 | 140.8 | — | 55.4 |
| FY2017 | 3,076 | 205 | 137 | 137 | 8.3 | 159.9 | 44.0 | 58.9 |
| FY2018 | 3,008 | 185 | 116 | -565 | 7.3 | 134.8 | 48.0 | 40.8 |
| FY2019 | 4,147 | 236 | 164 | 188 | 10.4 | 190.5 | 50.0 | 42.3 |
| FY2020 | 3,648 | 179 | 110 | 208 | 6.8 | 128.1 | 56.0 | 44.6 |
| FY2021 | 4,338 | 150 | 115 | -153 | 6.1 | 133.8 | 52.0 | 44.7 |
| FY2022 | 5,574 | 109 | 61 | -89 | 2.9 | 71.3 | 52.0 | 43.3 |
| FY2023 | 5,641 | 182 | 65 | 570 | 2.7 | 75.9 | 52.0 | 49.4 |
| FY2024 | 6,712 | 99 | 22 | -724 | 1.0 | 26.0 | 52.0 | 35.3 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 52.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:null/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
不二製油は、大豆を主原料とする油脂製品、チョコレート用油脂、大豆たん白、イヌリンなどの機能性素材において、長年の研究開発で培われた独自の製造技術とノウハウを持つ。特に、特殊な油脂加工技術や大豆たん白の機能性向上技術は、競合他社が容易に模倣できない強みとなっている。これらの技術は、食品メーカーからの高い信頼を得ており、製品開発における差別化要因となっている。
不二製油の製品は、食品メーカーの最終製品の品質や風味、機能性に直接影響を与えるため、一度採用されると切り替えにはリスクが伴う。特に、長年の配合実績や品質安定性が求められる分野では、サプライヤーの変更は製品の再開発や品質保証プロセスの見直しが必要となり、多大なコストと時間を要する。そのため、顧客企業は不二製油の製品を継続的に採用する傾向が強い。
該当なし
大豆という汎用的な原料を主に使用している点はコスト面で有利に働く可能性がある。また、長年の生産経験による効率化も進んでいると考えられる。しかし、特殊な加工技術や高付加価値製品へのシフトは、必ずしも絶対的なコスト優位性には繋がりにくい側面もある。原料価格の変動リスクも存在する。
競合との比較優位
強気シナリオ
健康志向の高まりによる機能性素材(イヌリン等)の需要拡大
プラントベースフード市場の成長に伴う大豆たん白製品の需要増
海外市場での更なるシェア拡大と高付加価値製品の浸透
弱気シナリオ(モート侵食)
主要原料(大豆)の価格高騰や供給不安
競合他社による代替技術の開発や低価格攻勢
食品メーカーにおける内製化の動きやサプライヤー分散化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、不二製油が長年培ってきた独自の製造技術やノウハウが、競合他社によって容易に模倣されるか、あるいは陳腐化することが真実でなければならない。具体的には、代替となる新規素材や加工技術が急速に普及し、不二製油の製品が価格競争力や機能性で劣後する状況が考えられる。また、顧客である食品メーカーが、サプライヤーの多様化やコスト削減を最優先し、不二製油との取引を縮小・解消する動きが広がることも、モートの崩壊に繋がるだろう。さらに、グローバルなサプライチェーンの混乱や、主要原料である大豆の供給が不安定化し、生産コストが大幅に上昇することも、競争優位性を損なう要因となり得る。
5年後のモート予測
健康・プラントベース需要を捉え、機能性素材と大豆たん白事業が成長を牽引。海外展開も奏功し、売上・利益ともに堅調に伸長する。
既存事業の安定性を維持しつつ、新製品開発や海外市場での緩やかな成長が見込まれる。原料価格の変動リスクを管理しながら、収益性を確保する。
原料価格の高騰や競争激化により、収益性が圧迫される。新規事業の立ち上がりが遅れ、既存事業も代替品にシェアを奪われ、成長が鈍化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 3,029億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 35.3% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -42.1% | |
| 6. 適度なPER | PER 135.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.44倍 |
合格数:2/7 部分的合格