日鉄ソリューションズ(2327)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 2,325 | 215 | 140 | 71 | 11.1 | 149.5 | — | 60.3 |
| FY2017 | 2,442 | 227 | 149 | 70 | 10.6 | 157.7 | 45.0 | 60.8 |
| FY2018 | 2,551 | 254 | 167 | 181 | 11.5 | 178.4 | 50.0 | 60.3 |
| FY2019 | 2,748 | 284 | 186 | 164 | 11.9 | 202.8 | 55.0 | 62.2 |
| FY2020 | 2,520 | 245 | 170 | 280 | 9.1 | 185.6 | 65.0 | 66.1 |
| FY2021 | 2,703 | 298 | 200 | 238 | 9.8 | 218.3 | 52.5 | 66.3 |
| FY2022 | 2,917 | 317 | 220 | 204 | 10.6 | 240.5 | 66.0 | 62.7 |
| FY2023 | 3,106 | 350 | 242 | 176 | 9.9 | 265.0 | 75.0 | 63.2 |
| FY2024 | 3,383 | 385 | 270 | 1,075 | 10.0 | 147.8 | 85.0 | 62.0 |
| FY2025 | 3,813 | 442 | 308 | -628 | 10.7 | 168.5 | 74.0 | 66.9 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
特定の技術やソリューションに関するノウハウは蓄積されていると考えられるが、汎用的な特許や強力なブランド力は限定的。顧客との長期的な関係構築が中心。
基幹システムや業務システムを導入・運用している場合、システム更改や他社への移行には多大なコストと時間がかかる。特にERPやSCMなどの領域でスイッチング・コストは高い。
特定のプラットフォームやサービスでネットワーク効果が働く可能性は低い。事業モデルは主に個別受託開発やシステムインテグレーションが中心。
大規模な開発・運用体制を持つことで一定の効率は期待できるが、競合他社も同様の体制を持つため、構造的なコスト優位性は見出しにくい。
国内有数のSIerとして、大規模プロジェクトの遂行能力や多様な業界への対応力を持つ。業界内での一定の地位を確立しており、規模の経済は働きやすい。
競合との比較優位
強気シナリオ
DX推進によるシステム刷新需要の継続
クラウド移行やデータ活用ソリューションの拡大
特定業界向けソリューションの深化と展開
弱気シナリオ(モート侵食)
技術革新への対応遅れによる陳腐化
価格競争の激化と収益性の低下
優秀な人材の流出と採用難
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
日鉄ソリューションズの投資が失敗するには、まずDX推進という大きな潮流が失速し、企業がIT投資を抑制するようになる必要がある。また、同社が強みとするエンタープライズ領域において、競合他社がより革新的な技術や低コストなサービスを迅速に提供できるようになり、顧客のスイッチング・コストを上回るメリットを提示し始めた場合もリスクとなる。特に、クラウドネイティブな新興企業が、既存の大規模システムを迅速かつ安価に代替できるソリューションを開発・提供し、日鉄ソリューションズの顧客基盤を侵食していくシナリオが考えられる。さらに、同社が長年培ってきたプロジェクトマネジメント能力や技術力が、急速な技術変化に対応できず、時代遅れとなる可能性も否定できない。
5年後のモート予測
DX需要の拡大とクラウド・データ活用分野での成長により、売上・利益ともに堅調に伸長。高付加価値サービスへのシフトが進み、収益性が向上する。
DX需要は継続するものの、競争激化により成長率は鈍化。クラウド移行や保守運用が収益の柱となり、安定的な成長を維持する。
技術革新への対応遅れや価格競争の激化により、成長が鈍化。収益性も低下し、市場シェアを徐々に失っていくリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 6,360億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 66.9% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -11.2% | |
| 6. 適度なPER | PER 20.6倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 2.28倍 |
合格数:4/7 部分的合格