BIPROGY(8056)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 2,822 | 143 | 103 | 140 | 11.3 | 96.5 | — | 46.7 |
| FY2017 | 2,870 | 163 | 119 | 137 | 11.4 | 119.1 | 35.0 | 51.9 |
| FY2018 | 2,990 | 206 | 142 | 169 | 12.2 | 141.9 | 40.0 | 54.2 |
| FY2019 | 3,116 | 261 | 182 | 143 | 14.8 | 181.2 | 55.0 | 56.0 |
| FY2020 | 3,097 | 267 | 171 | 207 | 12.5 | 170.1 | 70.0 | 58.0 |
| FY2021 | 3,176 | 274 | 205 | 185 | 15.7 | 204.0 | 70.0 | 48.0 |
| FY2022 | 3,399 | 297 | 202 | 129 | 14.3 | 201.1 | 85.0 | 49.9 |
| FY2023 | 3,701 | 333 | 252 | 331 | 15.0 | 251.2 | 80.0 | 53.0 |
| FY2024 | 4,040 | 391 | 270 | 360 | 15.7 | 272.7 | 100.0 | 51.1 |
| FY2025 | 4,337 | 426 | 312 | -164 | 17.2 | 320.6 | 110.0 | 47.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
BIPROGYはNTTデータグループの一員であり、NTTデータという強力なブランド力と長年の実績を持つ親会社からの信頼を享受している。しかし、個別の特許やIPによる明確な競争優位性は限定的であり、グループ全体のブランド力に依存する側面が大きい。
NTTデータグループとして、基幹システムや大規模ITインフラの構築・運用に強みを持つ。これらのシステムは顧客企業の事業運営に不可欠であり、更改には多大なコストとリスクが伴うため、顧客は容易に他社へ乗り換えられない。特に金融、官公庁分野での実績がスイッチング・コストを高めている。
特定のプラットフォームやサービスにおいて、ユーザー数が増えることで価値が増大するようなネットワーク効果は、現時点ではBIPROGYの主要なビジネスモデルには見られない。
大規模プロジェクトにおける調達力や、NTTデータグループとしてのリソース活用による効率化の可能性はあるが、競合他社も同様の効率化を進めており、構造的なコスト優位性は確立されていない。
NTTデータグループ全体として、国内ITサービス市場においてトップクラスの売上規模と多様な顧客基盤を持つ。この規模は、大規模案件の受注能力、人材確保、技術開発への投資余力において、競合他社に対する優位性を与えている。特にシステムインテグレーション分野での寡占的な地位を築いている。
競合との比較優位
強気シナリオ
NTTデータグループの強力なブランド力とリソースを活用した大型案件の継続的な受注。
DX推進の流れの中で、既存顧客との関係性を維持・強化し、高付加価値サービスへの移行を進める。
M&Aやアライアンスを通じて、新たな技術領域やサービスを獲得し、事業ポートフォリオを拡充する。
弱気シナリオ(モート侵食)
IT業界における価格競争の激化と、収益性の低下。
クラウドネイティブ技術やSaaSへの対応遅れによる、既存事業の陳腐化。
NTTデータグループからの独立性低下や、グループ内でのリソース配分の変化による事業への影響。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
BIPROGYの投資が失敗するには、まずITサービス市場全体の成長が鈍化し、特に大規模インフラ構築案件の需要が減少することが必要である。また、競合他社がより革新的な技術やビジネスモデルを導入し、BIPROGYの既存の強みである大規模システム構築や運用保守の優位性を凌駕することが求められる。さらに、顧客がクラウドサービスへの移行を加速させ、オンプレミス中心のBIPROGYのビジネスモデルが時代遅れとなる、あるいは、BIPROGYがクラウドシフトにうまく対応できず、顧客離れが加速するシナリオも考えられる。NTTデータグループという強力な後ろ盾が、逆にBIPROGYの自律的な変革を阻害し、意思決定の遅延やイノベーションの停滞を招く可能性も否定できない。
5年後のモート予測
DX需要の拡大とNTTデータグループのブランド力を背景に、高収益案件の獲得を続け、売上・利益ともに堅調に成長する。
IT市場の競争激化やクラウドシフトの影響を受けつつも、既存顧客基盤とNTTデータグループのリソースを活かし、緩やかな成長を維持する。
価格競争の激化やクラウドシフトへの対応遅れにより、収益性が悪化し、売上・利益ともに減少基調となる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 4,462億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 47.0% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 16.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 14.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 2.47倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準