スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 2,141 | 260 | 199 | 154 | 11.8 | 163.0 | — | 72.2 |
| FY2016 | 2,568 | 313 | 200 | 184 | 11.0 | 164.2 | — | 74.4 |
| FY2017 | 2,504 | 382 | 258 | 224 | 13.4 | 215.3 | 50.0 | 74.2 |
| FY2018 | 2,710 | 245 | 185 | -7 | 9.1 | 154.9 | 65.0 | 72.9 |
| FY2019 | 2,605 | 328 | 213 | 80 | 9.6 | 179.0 | 47.0 | 73.1 |
| FY2020 | 3,325 | 472 | 269 | 283 | 11.1 | 225.8 | 54.0 | 72.1 |
| FY2021 | 3,653 | 593 | 510 | 194 | 17.9 | 426.8 | 78.0 | 74.4 |
| FY2022 | 3,433 | 443 | 493 | 398 | 15.5 | 411.6 | 129.0 | 79.1 |
| FY2023 | 3,563 | 326 | 149 | 390 | 4.7 | 124.4 | 124.0 | 77.0 |
| FY2024 | 3,245 | 406 | 244 | 277 | 7.3 | 203.4 | 38.0 | 80.7 |
バフェット流モート診断
総合スコア:11/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」といった世界的に有名なIPを複数保有。これらのIPは長年にわたりファンベースを形成し、新作発売時の高い期待感と売上を生み出す源泉となっている。IPの新規開発・獲得には莫大なコストと時間がかかるため、既存IPの価値は高い。
一部のコアファンは特定のシリーズやゲームに強い愛着を持つが、ゲームプラットフォームの多様化や他社ゲームへの関心により、スイッチングコストは限定的。特にモバイルゲーム市場では、無料プレイやガチャによる継続が中心で、他社タイトルへの移行は比較的容易。
MMORPG(例: ファイナルファンタジーXIV)ではプレイヤー数が増えるほどゲーム体験が向上する側面があるが、全体としてはネットワーク効果は限定的。IPの強さが先行し、プラットフォームとしてのネットワーク効果は薄い。
ゲーム開発には多額の開発費と人件費がかかる。特にAAAタイトルでは開発期間も長期化し、固定費負担が大きい。他社とのコスト競争力で明確な優位性を示す要因は少ない。
大手ゲームメーカーとして、開発・販売・マーケティングにおいて一定の規模の経済を享受している。特にグローバル展開においては、規模の大きさが有利に働く場面がある。しかし、業界全体で見ると、より巨大なプラットフォーマーや開発力を持つ競合も存在する。
競合との比較優位
強気シナリオ
主力IPの新作が市場の期待を上回るヒットを記録する。
IPを活用した新規事業(アニメ、映画、テーマパーク等)が成功し、収益源が多様化する。
メタバースやWeb3といった新たな技術領域で、既存IPを活用した革新的なサービスを展開する。
弱気シナリオ(モート侵食)
主力IPの新作が市場の期待を下回り、ファン離れが進む。
ゲーム開発における巨額投資が回収できず、収益性が悪化する。
競合他社がより魅力的なIP創出や、革新的なゲーム体験を提供し、市場シェアを奪われる。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、同社が保有する強力なIPの価値が急速に失われることが真実でなければならない。具体的には、主要IPの新作が市場の期待を大きく裏切り、ファン層の高齢化や新規ファン獲得の失敗により、IPのブランド力が低下するシナリオが考えられる。また、ゲーム開発における巨額の投資が度重なる失敗に終わり、財務体質が悪化し、新たなIP創出や既存IPの維持・発展に必要なリソースを確保できなくなる可能性もある。さらに、競合他社がより革新的なゲーム体験や、新しいエンターテイメントコンテンツを次々と生み出し、消費者の可処分時間やエンゲージメントを奪い、同社のIPの相対的な魅力を低下させることも考えられる。これらの要因が複合的に作用することで、同社の競争優位性が崩壊する。
5年後のモート予測
主力IPの継続的な成功と、IP展開の多角化により、売上・利益ともに安定的な成長を続ける。特に海外市場でのIPブランド力がさらに向上し、グローバルでの収益基盤が強化される。
主力IPの新作リリースサイクルに連動した業績変動はあるものの、IPのブランド力に支えられ、緩やかな成長を維持する。モバイルゲーム事業の収益性改善が鍵となる。
主力IPのヒットが鈍化し、新規IP創出も苦戦。開発費の高騰も重なり、収益性が悪化。競合の台頭により、市場シェアを徐々に失っていく。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 3,186億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 80.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -21.9% | |
| 6. 適度なPER | PER 13.1倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.95倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準