KADOKAWA(9468)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 2,009 | 91 | 68 | 21 | 6.6 | 99.1 | — | 51.4 |
| FY2016 | 2,057 | 84 | 58 | 16 | 5.2 | 85.0 | — | 44.5 |
| FY2017 | 2,068 | 31 | 10 | -172 | 1.0 | 15.5 | 20.0 | 44.1 |
| FY2018 | 2,086 | 27 | -41 | -72 | -4.0 | -63.9 | 20.0 | 42.2 |
| FY2019 | 2,047 | 81 | 81 | -134 | 7.5 | 130.1 | 20.0 | 43.3 |
| FY2020 | 2,099 | 136 | 96 | 97 | 7.4 | 154.8 | 30.0 | 47.2 |
| FY2021 | 2,212 | 185 | 141 | 138 | 8.0 | 106.0 | 50.0 | 52.8 |
| FY2022 | 2,554 | 259 | 127 | 13 | 5.7 | 90.9 | 30.0 | 52.9 |
| FY2023 | 2,581 | 185 | 114 | 118 | 5.4 | 83.4 | 30.0 | 56.0 |
| FY2024 | 2,779 | 167 | 74 | 54 | 2.7 | 53.9 | 30.0 | 60.9 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
KADOKAWAは「角川文庫」「角川スニーカー文庫」などの強力なブランド力を持つ出版レーベルを複数有しており、長年にわたり築き上げたIP(知的財産)資産が強み。アニメ、ゲーム、映像、Webサービスなど多角的なメディア展開を通じて、これらのIPの価値を最大化している。
電子書籍ストアやサブスクリプションサービスを利用する読者・視聴者は、プラットフォーム間の乗り換えコストは低い。ただし、特定の作品やシリーズへの愛着は乗り換えを抑制する要因となりうる。
Web小説サイト「カクヨム」や、アニメ・ゲームのファンコミュニティ形成は、ユーザー参加によるコンテンツ生成や交流を促進する可能性がある。しかし、現時点では強力なネットワーク効果が確立されているとは言えない。
出版・映像制作業界は競争が激しく、コンテンツ制作コストやマーケティング費用は高騰する傾向にある。KADOKAWAが構造的に他社より低コストで生産・提供できる優位性は限定的である。
出版、映像、ゲーム、Webサービスなど多岐にわたる事業を展開しており、各分野で一定の規模を持つ。特に出版においては国内有数の規模であり、メディアミックス展開によるシナジー効果を追求できる。
競合との比較優位
強気シナリオ
強力なIP創出・活用能力による継続的なヒットコンテンツの創出
グローバル市場でのアニメ・ゲーム事業の成長拡大
デジタルプラットフォームの強化による収益源の多様化
弱気シナリオ(モート侵食)
ヒットコンテンツ創出の不確実性と、競争激化による収益性の低下
海外市場での文化的な壁や競争環境の変化
デジタル化の進展による従来の出版事業の収益圧迫
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
KADOKAWAの投資が失敗するには、同社が長年培ってきたIP創出力が枯渇し、新たなヒットコンテンツを生み出せなくなることが必要である。また、アニメ、ゲーム、出版といった各事業分野で、競合他社がより魅力的なコンテンツを、より低コストで、より迅速に市場に投入できるようになることも考えられる。特に、グローバルなプラットフォーム企業が強力なIPを自社で囲い込み、KADOKAWAのIP展開を阻害するような事態になれば、同社の競争優位性は大きく損なわれるだろう。さらに、デジタルシフトの波に乗り切れず、読者や視聴者の嗜好の変化に対応できなければ、既存の顧客基盤も失いかねない。
5年後のモート予測
強力IPの継続的な創出とグローバル展開の加速により、コンテンツ事業全体の売上・利益が大幅に伸長。デジタル関連事業も成長し、収益基盤が強化される。
既存IPの活用と新規IP創出のバランスを取りながら、安定的な成長を維持。デジタル化への対応を進め、収益の安定化を図る。
ヒットコンテンツの創出が停滞し、競争激化により収益性が悪化。デジタル事業の成長も鈍化し、全体として低成長に陥る。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 4,469億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 60.9% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -20.2% | |
| 6. 適度なPER | PER 60.5倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.91倍 |
合格数:2/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-25 臨時報告書