9468

KADOKAWA(9468)に経済的な堀はあるか

情報・通信業 情報通信・サービスその他

株価

現在株価
3,756
2026-09-01
時価総額
4,469 億円

主要指標

各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)

株価推移

チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。

▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2015 2,009 91 68 21 6.6 99.1 51.4
FY2016 2,057 84 58 16 5.2 85.0 44.5
FY2017 2,068 31 10 -172 1.0 15.5 20.0 44.1
FY2018 2,086 27 -41 -72 -4.0 -63.9 20.0 42.2
FY2019 2,047 81 81 -134 7.5 130.1 20.0 43.3
FY2020 2,099 136 96 97 7.4 154.8 30.0 47.2
FY2021 2,212 185 141 138 8.0 106.0 50.0 52.8
FY2022 2,554 259 127 13 5.7 90.9 30.0 52.9
FY2023 2,581 185 114 118 5.4 83.4 30.0 56.0
FY2024 2,779 167 74 54 2.7 53.9 30.0 60.9

バフェット流モート診断

無形資産
●●●○○
3/5
スイッチング
●○○○○
1/5
ネットワーク
●●○○○
2/5
コスト優位
○○○○○
0/5
効率規模
●●●○○
3/5

総合スコア:9/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中

無形資産3/5

KADOKAWAは「角川文庫」「角川スニーカー文庫」などの強力なブランド力を持つ出版レーベルを複数有しており、長年にわたり築き上げたIP(知的財産)資産が強み。アニメ、ゲーム、映像、Webサービスなど多角的なメディア展開を通じて、これらのIPの価値を最大化している。

スイッチングコスト1/5

電子書籍ストアやサブスクリプションサービスを利用する読者・視聴者は、プラットフォーム間の乗り換えコストは低い。ただし、特定の作品やシリーズへの愛着は乗り換えを抑制する要因となりうる。

ネットワーク効果2/5

Web小説サイト「カクヨム」や、アニメ・ゲームのファンコミュニティ形成は、ユーザー参加によるコンテンツ生成や交流を促進する可能性がある。しかし、現時点では強力なネットワーク効果が確立されているとは言えない。

コスト優位0/5

出版・映像制作業界は競争が激しく、コンテンツ制作コストやマーケティング費用は高騰する傾向にある。KADOKAWAが構造的に他社より低コストで生産・提供できる優位性は限定的である。

規模の経済3/5

出版、映像、ゲーム、Webサービスなど多岐にわたる事業を展開しており、各分野で一定の規模を持つ。特に出版においては国内有数の規模であり、メディアミックス展開によるシナジー効果を追求できる。

競合との比較優位

強気シナリオ

強力なIP創出・活用能力による継続的なヒットコンテンツの創出

グローバル市場でのアニメ・ゲーム事業の成長拡大

デジタルプラットフォームの強化による収益源の多様化

弱気シナリオ(モート侵食)

ヒットコンテンツ創出の不確実性と、競争激化による収益性の低下

海外市場での文化的な壁や競争環境の変化

デジタル化の進展による従来の出版事業の収益圧迫

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

KADOKAWAの投資が失敗するには、同社が長年培ってきたIP創出力が枯渇し、新たなヒットコンテンツを生み出せなくなることが必要である。また、アニメ、ゲーム、出版といった各事業分野で、競合他社がより魅力的なコンテンツを、より低コストで、より迅速に市場に投入できるようになることも考えられる。特に、グローバルなプラットフォーム企業が強力なIPを自社で囲い込み、KADOKAWAのIP展開を阻害するような事態になれば、同社の競争優位性は大きく損なわれるだろう。さらに、デジタルシフトの波に乗り切れず、読者や視聴者の嗜好の変化に対応できなければ、既存の顧客基盤も失いかねない。

5年後のモート予測

強気

強力IPの継続的な創出とグローバル展開の加速により、コンテンツ事業全体の売上・利益が大幅に伸長。デジタル関連事業も成長し、収益基盤が強化される。

中立

既存IPの活用と新規IP創出のバランスを取りながら、安定的な成長を維持。デジタル化への対応を進め、収益の安定化を図る。

弱気

ヒットコンテンツの創出が停滞し、競争激化により収益性が悪化。デジタル事業の成長も鈍化し、全体として低成長に陥る。

グレアム防衛的投資家 7基準

1. 適切な企業規模 時価総額 4,469億
2. 健全な財務 自己資本比率 60.9%
3. 利益の安定性 9年連続黒字
4. 配当の継続性 ?年連続配当
5. 利益成長 EPS 3年成長 -20.2%
6. 適度なPER PER 60.5倍
7. 適度なPBR PBR 1.91倍

合格数:2/7 部分的合格

直近の適時開示

同業他社

もっと深く分析したい?

モート先生 AI が KADOKAWA の事業を 4 賢人の理論で詳しく解説します

モート先生に聞く →