コーエーテクモホールディングス(3635)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 383 | 111 | 109 | 48 | 11.0 | 103.3 | — | 88.8 |
| FY2016 | 370 | 88 | 116 | 60 | 10.9 | 110.5 | — | 89.0 |
| FY2017 | 389 | 117 | 130 | 4 | 11.2 | 123.2 | 56.0 | 89.6 |
| FY2018 | 390 | 121 | 137 | 81 | 11.5 | 108.0 | 62.0 | 92.0 |
| FY2019 | 426 | 141 | 153 | -7 | 12.5 | 120.9 | 55.0 | 82.5 |
| FY2020 | 604 | 244 | 296 | 174 | 17.9 | 178.7 | 61.0 | 86.4 |
| FY2021 | 728 | 345 | 354 | 117 | 25.6 | 214.6 | 117.0 | 62.6 |
| FY2022 | 784 | 391 | 309 | 83 | 21.7 | 98.2 | 108.0 | 67.4 |
| FY2023 | 846 | 285 | 338 | 117 | 19.3 | 107.1 | 50.0 | 71.1 |
| FY2024 | 832 | 321 | 376 | 753 | 19.9 | 119.1 | 54.0 | 89.9 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
「信長の野望」「三國志」「DOA」など、長年にわたり蓄積された強力なIP(知的財産)を複数保有。これらのIPは新規タイトルの開発や既存IPの展開(アニメ、映画化等)の基盤となり、他社が容易に模倣できないブランド価値を生み出している。特に歴史・シミュレーションゲーム分野でのブランド力は高い。
一部のコアファンは特定のシリーズタイトルに強い愛着を持つが、ゲームプラットフォームの普及や他社による類似ジャンルのゲーム開発により、スイッチング・コストは限定的。新規ユーザー獲得には、ゲームの面白さやプロモーションが重要となる。
オンラインマルチプレイ機能を持つゲームもあるが、プラットフォーム全体としてのネットワーク効果は限定的。ユーザー数の増加が直接的にゲーム体験の価値を向上させる構造ではない。
ゲーム開発には多額の人件費やマーケティング費用がかかるため、構造的なコスト優位性は見られない。開発効率の向上は図られているものの、競合他社も同様の取り組みを行っている。
家庭用ゲーム機向けパッケージ販売、PCゲーム、スマートフォンゲームと多角的なプラットフォーム展開を行っており、一定の規模を持つ。しかし、業界全体で見ると、任天堂やソニーなどのプラットフォーマー、あるいはグローバルな大手パブリッシャーと比較すると、規模の優位性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
既存IPの継続的な活用と新規IP創出による収益源の多様化
海外市場でのIP展開強化による成長
eスポーツやメタバースといった新たなゲーム市場への適応
弱気シナリオ(モート侵食)
ヒット作の創出ペース鈍化によるIP価値の低下
ゲーム市場の競争激化とプラットフォーム依存リスク
開発コストの高騰と収益性の悪化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、同社が長年培ってきた強力なIPのブランド価値が急速に失われることが真実でなければならない。例えば、主要IPの新作が市場の期待に応えられず、ファン離れが加速する、あるいはIPの陳腐化が急速に進み、リメイクやスピンオフも通用しなくなる状況が考えられる。また、競合他社がより革新的なゲーム体験や、同社IPを凌駕するような魅力的な新規IPを次々と生み出し、市場シェアを奪われるシナリオも考えられる。さらに、ゲーム開発における技術革新(例:AIによる自動生成コンテンツ)が急速に進み、同社のようなIPビジネスモデルの優位性が相対的に低下することも、この投資の失敗要因となりうる。
5年後のモート予測
既存IPのグローバル展開と新規IPの成功により、売上・利益ともに安定的な成長を続ける。特に海外市場でのIP活用が奏功し、収益性が向上する。
主要IPの新作リリースと既存IPの継続的な展開により、堅調な業績を維持する。市場環境の変化に対応しつつ、安定的な収益基盤を保つ。
ヒット作の創出が困難になり、IPの魅力が低下。競争激化によりシェアを奪われ、業績が低迷する。開発コストの増加も重石となる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 4,934億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 86.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 11年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 10.3% | |
| 6. 適度なPER | PER 11.5倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.87倍 |
合格数:6/7 防衛的投資家候補水準