E・Jホールディングス(2153)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 225 | 13 | 9 | 3 | 6.2 | 164.5 | 26.0 | 70.8 |
| FY2017 | 230 | 13 | -3 | 12 | -2.0 | -51.2 | 26.0 | 63.0 |
| FY2018 | 258 | 16 | 10 | -10 | 6.1 | 168.5 | 30.0 | 63.4 |
| FY2019 | 262 | 17 | 13 | -2 | 7.0 | 189.4 | 38.0 | 67.9 |
| FY2020 | 304 | 30 | 20 | 28 | 10.0 | 298.3 | 50.0 | 65.2 |
| FY2021 | 343 | 39 | 28 | 26 | 10.9 | 187.5 | 35.0 | 68.0 |
| FY2022 | 367 | 45 | 31 | 5 | 11.3 | 197.5 | 43.0 | 70.2 |
| FY2023 | 375 | 45 | 31 | -1 | 10.2 | 195.8 | 50.0 | 76.2 |
| FY2024 | 372 | 43 | 30 | 30 | 9.3 | 193.6 | 55.0 | 78.7 |
| FY2025 | 427 | 45 | 32 | -38 | 9.4 | 204.1 | 67.0 | 65.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:none 持続性:判定中
開示情報からは、特許、ブランド、規制ライセンス、独占的IPなどの無形資産に関する具体的な情報は確認できませんでした。事業内容が人材派遣・紹介業であるため、一般的に無形資産による競争優位性は限定的と考えられます。
人材派遣・紹介業において、企業側が派遣会社を乗り換える際のコストは限定的ですが、派遣スタッフ側が登録する派遣会社を乗り換える際には、新たな求職活動や手続きが発生するため、一定のスイッチングコストが存在する可能性があります。しかし、これが決定的な優位性となるかは疑問です。
人材派遣・紹介業は、プラットフォーム型ビジネスとは異なり、ユーザー(求職者・企業)の増加が直接的にサービスの価値を向上させるネットワーク効果は働きにくい構造です。個々のマッチングの質が重要であり、規模の経済による効果が主と考えられます。
人材派遣・紹介業は参入障壁が比較的低く、多くの企業が競合しています。同社が構造的に他社より大幅に低いコストでサービスを提供できるという明確な証拠はありません。一部、効率的なオペレーションによるコスト削減の可能性はありますが、持続的な優位性とは言えません。
人材派遣・紹介業は、規模が大きくなるほど、より多くの求職者と求人案件を抱えることができ、マッチングの精度や機会が増加する可能性があります。しかし、業界全体が多数のプレイヤーで構成されており、同社が業界規模に対して最適な少数寡占を形成しているとは言えません。
競合との比較優位
強気シナリオ
景気回復による人材需要の増加
特定分野(IT、医療等)での専門人材紹介の強化
M&Aによる事業規模の拡大とシナジー効果の発揮
弱気シナリオ(モート侵食)
景気後退による人材需要の低迷
競合他社との価格競争の激化
派遣法改正等による規制強化のリスク
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、人材派遣・紹介業界全体の構造的な魅力が失われ、同社が競争優位性を築けない状況が続くことが真実でなければならない。具体的には、求職者と企業双方にとって、同社を利用するメリットが競合他社と比較して見劣りし、乗り換えコストも低いままであること。また、景気変動や規制変更に対して脆弱であり、規模の経済や効率化によるコスト優位も確立できず、結果として収益性が悪化し続けるシナリオである。さらに、同社が新たな成長ドライバーを見出せず、イノベーションを起こせないまま、既存事業の陳腐化が進むことも考えられる。
5年後のモート予測
景気拡大と特定分野への注力により、売上・利益ともに堅調に成長。新規事業やM&Aも成功し、市場シェアを拡大する。
緩やかな景気回復に伴い、既存事業は安定的に推移。一部の専門分野で成長は見られるものの、全体として大きな飛躍はない。
景気後退や規制強化の影響を受け、売上・利益ともに減少。価格競争の激化により、収益性が悪化し、市場シェアを失う。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 260億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 65.5% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 11年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 1.1% | |
| 6. 適度なPER | PER 8.1倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.76倍 |
合格数:4/7 部分的合格